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2005.09.23

クレールの刺繍

映画『クレールの刺繍』を観た。17歳の少女クレールが妻子ある男性子供を身ごもり、匿名出産することに。しかし、大きくなるお腹を隠しながらスーパーのレジを勤める事は難しく、好きな刺繍で生計を立てようと決意して、交通事故で子供を亡くしたばかりの刺繍職人メリキアン夫人のアトリエへ通うようになる。やがて、二人が心を通うわせる様になり、お互いが励まされクレールも自分で子供を育てることを決意する。
女性のエレオノール・フォーシェ監督の長編デビュー作であり、自ら3年かけて書き上げた脚本は、彼女の半生から得た経験を織り込ませているようだ。これから子供を生む少女と、子供を亡くした女性。年齢や境遇の異なる二人の女性が、次第に心を通わせていく。そして、その境遇を乗り越えて力強く生きていくことを決心するまでを、自然なタッチできめ細かく描いている気持ちのいい映画だった。一篇の詩のような映画と称されるように、非常にナイーブな心の変化を紡ぎ出している感性が瑞々しく感じた。でも、女性ならではの境遇や心理なんて、男である僕には全然理解できてないんだろうなぁ。
クレールの刺繍
オフィシャルサイト

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「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。

TB&コメントありがとうございました。

そうですね。
確かに女性監督でなければ描けないシーンや心情も多くあったと思います。
にもかかわらず、多くの男性の方にも評価されている映画のようで、そこが素晴らしいですね。
私は、特に刺繍の美しさに引き込まれました。

toeさん、コメントありがとうございます。
刺繍の美しさは、この映画の大きな魅力ですね。
男でも、欲しくなりました。(^_^;)

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