2007.04.06

パリ、ジュテーム

映画『パリ、ジュテーム』を観た。
パリ、ジュテームパリを舞台にパリを愛する世界中の映画監督たちが撮った18編の珠玉の短編集。
ウィットに富んだパリっ子たちの日常を、天使になってパリの上空から覗き見たような作品だった。彼らの様々な歓び、悲しみ、出会い、別れ、愛の瞬間をちょっとだけ切り取ったようで、いつの間にか自分もパリの街角に立っているように思えてきた。決して「I love NY」や「東京、愛してる」では、こうしたニュアンスは出せないに違いない。観終わってからとても幸福な気持ちが溢れてくる、お気に入りの映画になった。

『アメリ』のプロデューサー、クローディー・オサールの呼びかけで集まった監督たちは、バラエティに富んだパリの表情を見事に描いている。それは、街角や家の中そして路上やカフェで過ごす人々の日常の一瞬一瞬にあった。
全てが良かったが、特に気に入ったのが、シルヴァン・ショメ監督の「エッフェル塔」、アルフォンソ・キュアロン監督の「モンソー公園」、フレデリック・オービュタン監督とジェラール・ドパデュー監督の「カルチェラタン」の三作品。

「エッフェル塔」は、マイム・アーティストを描いた、ちょっと『アメリ』を思わせる陽気な作品だ。孤独だったマイム・アーティストの男がふとしたキッカケで生涯の伴侶と出会って、二人の子供が学校に行くのを見送る。
彼らを見ていると世界は幸福しかないと思えてしまう。子供が見せる満面の笑顔が印象的だった。

「モンソー公園」は、ニック・ノルティ演じる初老の男と「スイミング・プール」のリュデュビーヌ・サニエ演じる若い娘のクレアが、謎の男"ギャスパール"の話をしながらモンソー公園まで歩く。ちょっと意味深な会話の意味は・・・。
話しながら歩く二人を、長回しのカメラで納めたほぼ1カットの作品だ。二人の会話のテンポが秀逸。オチに思わず笑みがこぼれてしまう。

「カルチェラタン」は、別居生活の長い初老の夫婦ベンとジーナが正式離婚の手続きのため数年ぶりに学生の街カルチェラタンのレストランで出会う。二人にはそれぞれ付き合っている相手がいるが、まだお互いに気持ちは残っているよう。しかし、ベンと若い愛人には妊娠3ヶ月の子供が出来て正式離婚する必要が出来た。
二人の複雑な気持ちが見え隠れする、大人の会話を楽しませてくれる一編。ジェラール・ドパデュー演じるレストランのオーナーのさり気ない一言がパリっ子の粋を感じさせる。

その他の作品も印象的で、書きだせばキリがない。ただ、一編一編はささやかな作品なので、それだけを観たら大した作品ではないように思えるだろう。そういった意味で、この映画は全編でパリ全体に光を当てて様々な表情を写し撮っていると言うべき作品だ。
それにしても、パリはどうしてこれほど映画になる素敵な街だろう。しかも、全編を見ていると、"パリは大人の男女が暮らす街"なんだと感じさせる。観光で写される街やファッションの街ではなく、東京の下町と同じ親しみ易い風景が至る所にあって、そこではパリっ子達が愛し合い活き活きと暮らしていた。DVDが出たらさり気なく流しておきたい、パリの風景のような映画だった。

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2007.03.25

デジャヴ

トニー・スコット監督の最新作、映画『デジャヴ』を観た。
デジャヴ前半は動きが少ないし説明ばかりでちょっと退屈。後半と言うよりラストの畳み掛けるような展開は、ある程度ストーリーが読めていたけど面白かった。それに何と言ってもトニー・スコットらしい飽きさせないカメラワークやシーンの切り返しは、それだけで観に来て良かったと思わせるものがある。
ただし、デジャブっていうよりタイムパラドックス物って感じは納得できないかな。デジャブって結構ロマンティックな響きがあるけど、本作はそうした作品じゃないのは正直期待はずれだった。

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2007.03.24

蟲師

大友克洋監督の映画『蟲師』を観た。
蟲師大友克洋の作品と言うだけで観る人は多いはず。僕もそんな一人だ。しかも、実写作品は『ワールド・アパートメント・ホラー』(1991)以来16年ぶりとなる。今回は、小椋事務所の社長が自主制作映画『じゆうを我等に』を観てオファーを送り続けて実現したと言う。僕も、紀伊国屋ホールで『じゆうを我等に』を観た一人として感慨深いものがある。

100年程前の日本が舞台だが、日本各地のロケで撮られたことがこの作品の大きな魅力だ。日本人の原風景が至る所に取り込まれ、子供の頃見た水木しげるの漫画の世界を思い起こさせた。その世界で、オダギリジョーが演じる蟲師のギンコが日本中を旅している事に妙にリアリティがある。その時代、場所に自分がいるような錯覚に陥るほどで、見たはずのない日本のどこかの風景にシンクロしてしまう。日本をニュージーランドロケで撮った『どろろ』とは対照的だ。思わず日本人に生まれてよかったと思えてしまう。蟲と一緒に失われていく日本の自然を改めて思い出させてくれる、そんなファンタジー映画だった。ただ、ラストはよく意味が判らなかったけど・・・

アニメーション作品では、大友監督の描く完璧な絵コンテを忠実に実現している。本作でも完璧な絵コンテが描かれているそうだが、実写作品なので、ロケ地の状況やその場のタイミング、役者の演技、個性によって違う結果になる。実際にスタッフの意見などを取り入れて、ある程度自由な発想で進めたようだ。そんなファジーな要素が、逆に自然でよい結果に繋がったようだ。アニメーション作品とは違う魅力になっている。

原作漫画は映画を観終わってから読んだが、120分で完結する映画とは違い1話完結の連載作品なので、様々なキャラクタが登場して作り上げる世界観が面白く興味深い。まだ1巻しか読んでないので残りが楽しみ。

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2006.09.03

水の花

映画『水の花』を観た。
水の花 「バーバー吉野」(監督:荻上直子)や「運命じゃない人」(監督:内田けんじ)を輩出した、第15回PFFスカラシップ作品として製作された23歳の木下雄介監督長編デビュー作。姉妹役の寺島咲と新人の小野ひまわりが、存在感のある演技を見せている。特に、妹役の小野ひまわりが自然な演技で可愛らしい。
思春期の少女の気持ちを、丁寧に描いているのは好感が持てる。
但し、脚本や画作りなど作品としての完成度の低さは否めない。特に、随所で見せる長廻しが中途半端で逆効果だったかもしれない。
まだ若い監督なので、今後の活躍に期待したい。

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2006.09.01

花田少年史 幽霊と秘密のトンネル

映画『花田少年史 幽霊と秘密のトンネル』を観た。
花田少年史 幽霊と秘密のトンネル一色まことの人気コミックの実写映画化を、テレビ業界出身の水田伸生が劇場映画デビュー作として監督した作品。主人公 花田一路を子役の須賀健太が演じ、両親役に西村雅彦と篠原涼子、幽霊役に安藤希が出演する。
事故にあって幽霊が見えるようになったわんぱく坊主の花田一路(須賀健太)が、謎の幽霊少女と出会い両親の過去を知り家族の絆を深めていく。昭和ノスタルジックな舞台を背景にした、心温まるファンタジー作品に仕上がっている。
原作コミックやテレビアニメは観たことがなかったが、笑いあり涙ありと想像以上に面白かった。
まゆげ犬「ジロくん」が、ちょっとしか登場しなかいのが残念。

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2006.08.30

王と鳥

映画『王と鳥』を観た。
王と鳥フランスのポール・グリモー監督が脚本家ジャック・プレヴェールと1947年から製作していたが数年立っても完成せず、痺れを切らしたプロデューサが勝手に『やぶにらみの暴君』(1952年)として公開した。これを後年、ポール・グリモー自身が版権を取得して改めて1979年に『王と鳥』として完成させたいわくつきの作品。
高畑勲、宮崎駿など多くのアニメーション作家に影響を与えたことでも知られている。そう言った縁もあり、今回、スタジオジブリの手によりデジタル・リマスター版として劇場公開されることになった。
僕も、学生時代に『やぶにらみの暴君』を観て、『長靴をはいた猫』や『ルパン三世 カリオストロの城』に通じるエピソードに随分驚いた記憶がある。アニメーションの動きの面白さというより、絵から出てくる登場人物や傲慢な王様のキャラクター、様々な仕掛けに満ちた城など、設定の面白さが際立っていた。
正確に『やぶにらみの暴君』を覚えていないので、この『王と鳥』の比較は出来ないが、随分啓蒙的な作品に仕上がっているように思う。数十年を経て、こうした作品を監督のオリジナル作品として再び観ることができるのは大変喜ばしいことだ。

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2006.08.27

スーパーマン リターンズ

映画『スーパーマン リターンズ』を観た。
スーパーマン リターンズ『X-MEN』、『X-MEN2』のブライアン・シンガー監督による、1978~87年に製作されたスーパーマン シリーズの20年ぶりの最新作。
新人ブランドン・ラウスが、21世紀のスーパーマンを、オスカー俳優ケビン・スペイシーが悪役のレックス・ルーサーを演じている。そのほか、映像では1978年の作品でスーパーマンの父親を演じていたマーロン・ブランドが、特撮技術を駆使して再登場している。
ジョン・ウィリアムズのテーマ曲も当時と同じで、原作のアメコミよりも1978年製作の映画『スーパーマン』へのトリビュート作品といっても過言ではない。そういった意味では、当時の作品も楽しんで観ていた僕らの世代はちょっと嬉しくなってしまう。
結構楽しく見ることが出来たが、作品としては中盤ちょっと盛り上がりに欠けていたのが残念。でも、ラストは旧作には負けるがアッと驚く超能力を発揮してくれて、面目躍如だったかな。是非、続編も作って欲しい。

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2006.08.26

ユナイテッド93

映画『ユナイテッド93』を観た。
ユナイテッド93『ボーン・スプレマシー』のポール・グリーングラス監督が、途中墜落したユナイテッド航空93便の機内の出来事を軸に9.11テロ事件を描いた作品。
誰もが知るこの事件の誰も見ることがない現場を、遺族のインタビューなどを基にして丁寧に描き出している。客観的な表現で当日の朝から時系列で淡々と事件を再現して、まるで間近で事件現場を観ているような錯覚に陥る。
ワールド・トレード・センターに旅客機が突っ込むシーンは何度見ても脅威だし、当時見たニュース映像は忘れることが出来ないショッキングな出来事だった。しかし、このユナイテッド航空93便は唯一目的地に到着することなく、ペンシルベニア州に墜落した。その後も事件の内幕は殆ど伝えられることがなく、ユナイテッド航空93便が、何故墜落したかはっきりとは分からなかった。
この映画を観ると、管制官などがぎりぎりの対応を迫られる中、自分達が出来る最大限の対応を行ったことがわかる。93便の乗客たちも、最初は単なるハイジャックの人質でしかなかったが、他の機がワールド・トレード・センターやペンタゴンに突っ込んだことを知ると、自分達の乗っている機もどこかをターゲットに飛んでいることを悟り半に抵抗した結果、目的地に到達することなく墜落した。
彼らは、この事件が前代未聞のテロであることを知り、それに立ち向かった最初の人々だった。「"9.11以後の世界”に生きた最初の人々」、と言われる理由がそこにある。

5年という時間がようやくこの出来事を映画として描くことを許されたのか、映画を観るまで疑問があった。映画を観終わった後では、より生々しく事実を知ったようで、正直、もっと分からなくなってしまった。だが、こうした疑似体験を通して過去の事実を知ることが、今ある世界を自分自身のものとして考える助けになるに違いない。この映画を観ることを体験として、次の世代に伝えていくための最初の一本だ。

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2006.08.15

男はソレを我慢できない

映画『男はソレを我慢できない』を観た。
男はソレを我慢できないミュージシャンのPVを多数手がけた信藤三雄監督の長編デビュー作。出演は竹中直人、鈴木京香、小池栄子、ベンガル、清水ミチコとかなり濃い面子が揃っているが、この映画の本当の主役は多数出演するミュージシャン達。高橋幸広、ワタナベイビー、中村達也、HITOE、野宮真貴、小島麻由美と贅沢なメンバーで、ちょっとしたシーンに登場する脇役も見逃せない。
映画は、自称DJの“DJタイガー”こと服部大河(竹中直人)が、全国放浪から7年ぶりに下北沢に帰ってくるところから始まる。下北沢版"男はつらいよ"って感じの作品で、ストーリーはあってないようなもの。
そんな映画を、それこそDJ感覚のカット割りや、吹き出しなどを使ったグラフィックなど斬新な映像で見せる。この辺りは、さすがPVの大御所だけのことはあると思った。でも、最初は面白かったそのカット割りも、何度か続くと飽きてしまう。しかも、映画としてのテンポを欠いてしまうので、長編映画としてはいただけない。深夜のテレビ番組だったら面白く見れたかも。
観客としてはツマラなかったが、監督本人は結構満足してそうな作品だった。

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2006.08.14

笑う大天使(ミカエル)

映画『笑う大天使(ミカエル)』を観た。
笑う大天使(ミカエル)少女漫画家 川原泉の同名コミックを映画化した青春コメディ。主演は若手女優として僕も注目している『スウィングガールズ』や『亀は意外と速く泳ぐ』の上野樹里、『8月のクリスマス』や『ハチミツとクローバー』に出演し注目される関めぐみに加え、『ハチミツとクローバー』で関めぐみとも共演している若手注目株の伊勢谷友介が出演となかなか豪華なキャスティングだ。
しかも川原泉は好きな漫画家で大きな期待を持っていた。(『空の食欲魔人』や『カレーの王子さま』とか傑作!)原作コミックは発表当時一度読んだだけなのでよく覚えてないけど、"お嬢様"を演じる"関西弁の元貧乏少女"の主人公が、コミックのようなデフォルメなしにどう表現するのかがポイント。少女漫画とギャグ漫画を行ったり来たりする、あの独特な川原泉ワールドをどうやって実写にするのか(出来るのか)、観る前から興味津々だった。
しかし、しかし、しか~し、残念ながらあのコミックの雰囲気を出すのはやっぱり無理だった。
このコミックを実写で映画化するだけでも、チャレンジャーと言える。突飛な話だけにベタなVFXを多用して頑張っていたけど、それが裏目に出て『最終兵器彼女』を上回る悲惨な作品になってしまったように思う。いっそラストは伊勢谷友介がキャッ○ャーンに変身して戦えばいいのに。(ちょっと投げやり...)あと、ダミアン(犬)のCGはあれでいいの?

ハウステンボス/笑う大天使「撮影日誌」 - 川原泉インタビュー
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2006.08.13

トランスアメリカ

映画『トランスアメリカ』を観た。
トランスアメリカ「スカートの下に何があるかよりもっとだいじなこと。」
ダンカン・タッカー監督の長編デビュー作。性不一致に悩む男性という難しい役を演じる女優フェリシティ・ハフマンの好演が光る。また、その息子役のケヴィン・ゼガーズも体当たりで演じていた。
男性であることに違和感を持つブリー(フェリシティ・ハフマン)と彼女(彼)の実の息子トピー(ケヴィン・ゼガーズ)が、ひょんな事でNYからLAへの旅に出ることになる。映画のコピーからも分かるように、性不一致病の男と彼の息子が大陸横断<トランスアメリカ>を通して理解を深めていくロードムービーだ。
最初は何とも珍妙なストーリーだなと思ったが、映画が進むに従ってこれが自分の手で幸せを掴もうとする親子の物語と思えてきた。
それぞれの道を進む二人が、次第に心を通い合わせるラストなかなか感動的だった。

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2006.08.11

ハチミツとクローバー

映画『ハチミツとクローバー』を観た。
ハチミツとクローバーテレビアニメにもなった羽海野チカの同名コミックの映画化した青春ラブストーリー。美大に通う個性的な5人の男女の甘酸っぱい青春を、瑞々しい感性で描いている。主演の5人は「嵐」の櫻井翔、蒼井優、伊勢谷友介、加瀬亮、そして『八月のクリスマス』の関めぐみが演じている。原作コミックを読んだこともテレビアニメを見た事もないが、5人のキャスティングに引かれてしまった。特に、『花とアリス』や『亀は意外と速く泳ぐ』に出ていた蒼井優の存在感と、『八月のクリスマス』で真っ直ぐなキャラクタを演じて見せた関めぐみは注目しているので、共演しているだけでも見応えあり。

主演のはぐみを演じる蒼井優は、役柄のためほとんどセリフがなかったが独特の雰囲気を醸し出していて存在感たっぷり。若いが才能ある芸術家として彼女が絵を描くところは本物と間違えんばかり。時折見せる笑顔がとても印象的。MAYA MAXXが作成したはぐみの作品も彼女の気持ちを描ききっていて、特にラストの"海"は映画を象徴するような素敵な作品だ。
櫻井翔は少々クサかったが役にはハマっていたし、年上の女性に恋心を抱く真山巧役の加瀬亮も個性的で憎めないキャラだった。その真山に恋する不器用な美大生の山田あゆみを演じる関めぐみは、等身大の演技で一番自然だったかも。踵落としは出なかったけど、満面の笑顔がとってもかわいい。特に驚いたのは森田役の伊勢谷友介。本当の芸術家っぽかったが、プロフィールによると東京藝術大学出身の本物だった。他にも、はぐみの親戚で花本教授役の堺雅人や、真山が憧れる原田里香役の西田直美もぴったりで、キャスティングがハマっていた映画だった。

特別なテーマを描いているわけではないが、ある意味理想的な学生生活を描いた作品。恋愛、勉強、寮生活、バイト、甘酸っぱい青春が存分に描かれている。同じような作品として、行定勲監督の『きょうのできごと a day on the planet』を思い出させる。観ている間中、「自分も学生時代にこんな経験が出来たらよかったなぁ」と思ってしまった。でも、本当に同世代だったらどんな気持ちで観ているんだろう。

ハチミツとクローバー後で原作コミックを少しだけ読んだら、随分違っていた。2時間という映画の枠に収めるだけでなく、コミック独特のキャラクタを実写で描くため相当脚色したようだ。個人的には映画を先に観たので違和感はなかったが、コミックファンにはどうな風に映っただろうか。

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2006.08.05

日本沈没

映画『日本沈没』を観た。
日本沈没草彅剛、柴咲コウがダブル主演し、この夏話題の日本映画大作。監督は『ローレライ』の樋口真嗣、他の出演は豊川悦司、大地真央、及川光博など個性的な出演者も多く、21世紀らしい作品に仕上がっている。
日本SF小説の黎明期を代表する小松左京原作で、1973年に映画化された作品のリメイク版。オリジナル版は随分前にテレビでしか観たことはないが、『ノストラダムスの大予言』と共に世紀末と相まって当時大きな話題になっていた。
肝心の本作だが、スペクタクル、人間愛、恋愛、そしてSFとテーマが盛り沢山だった。しかし、草彅剛、柴咲コウには悪いけど恋愛ドラマは必要なかった。もっと、スペクタクル映画として徹底し人間愛溢れる作品にしてくれた方がずっと感動できたのでは。また、特撮シーンとロケシーンがはっきり区別されていて、日本全国で大災害が発生しているように見えなかったのが残念。欲張っていろいろなシーンを盛り込んで、どのテーマも描ききれなかったかな。

特撮は自然災害を表現するのは難しい筈だが、想像以上に自然で迫力もあり良かった。しかも、120カットの特撮を3ヶ月半、9人で仕上げたというのも凄い。技術だけでなく、生産力もハリウッド並になってきたようだ。難を言えば衛星写真のように日本全体を映すシーンの尺度が極端で、火山が強調されてあまりにもミニチュアっぽかった。

実は最初は観に行くつもりはなかったが、テレビの特番でJAMSTEC全面協力で本物の有人潜水調査船「しんかい6500」(映画では「わだつみ6500」)や地球深部探査船「ちきゅう」を使ったり、物理学者による最新の学術論文に基づいた設定などに俄然興味を持ってしまった。

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2006.08.02

ローズ・イン・タイドランド

映画『ローズ・イン・タイドランド』を観た。
ローズ・イン・タイドランドテリー・ギリアム監督の最新作。『ブラザーズ・グリム』とは違いギリアム・テイスト溢れるファンとしては楽しみな作品。
10歳の少女ジェライザ=ローズ(ジョデル・フェルランド)の見る世界を、「不思議の国のアリス」に重ね合わせるようにして描いている。
正直、前半は世界観に入りきれず少し退屈だったが、後半は見事な世界観に次第に呑まれていった。低予算ながら、ギリアム魂を感じる映画でファンとしては満足だった。
主演のジョデル・フェルランドは、『サイレント・ヒル』とは全く違い大人顔負けの存在感溢れる演技でビックリ。主演の少女ジェライザ=ローズのキャラクターが要な作品だけに、彼女がいなければ成立しなかっただろう。ところで彼女、TEIJINのCMに登場する"カトリーヌ"に似てないかな?

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ハイジ

映画『ハイジ』を観た。
ハイジアルプスを舞台にしたヨハンナ・スピリ原作の不朽の名作の映画化。日本ではカルピス劇場のアニメ「アルプスの少女ハイジ」で良く知られている。僕の同世代では、どうしてもあのブランコに乗ったメチャクチャ明るいハイジとアニメのテーマソングが思い浮かぶ。その世界観がどのように実写になるか、期待と不安半々の気持ちで観た。
ハイジ(エマ・ボルジャー)、祖父アルム(マックス・フォン・シドー)、山羊飼いのペーター(サミュエル・フレンド)、クララ(ジェシカ・クラリッジ)そしてロッテンマイヤー夫人(ジェラルディン・チャップリン)などお馴染みのキャラクターがスクリーンに登場する。
エマ・ボルジャーの明るく健やかな笑顔が、アルプスの自然(スイスではなくスロベニアのジュリア・アルプスだが)の景観に心洗われ癒される映画だ。
子供向けの映画なんだろうか、映画は2時間足らずの中であのストーリーがコンパクトに収められているが、それぞれのエピソードが淡々と描かれているだけでちょっと物足りない。アルプスの自然やハイジとクララの友情など、もっとじっくり描いて見せて欲しかったので、ちょっと残念。

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2006.07.30

タイヨウのうた

映画『タイヨウのうた』を観た。
タイヨウのうたシンガーソングライターYUIが主演する、新人の小泉徳宏監督のデビュー作。若いスタッフやキャストによる作品だったが、思った以上に良い映画だった。
太陽の光にあたれない“XP(色素性乾皮症)”という病気の薫(YUI)は、毎朝サーフィンに行く孝治(塚本高史)を窓から見て密かに憧れている。夜路上ライブしていると目の前を孝治が通るのを見かけて思わず告白しそうになる。
設定など良くある恋愛ドラマと紙一重、でも若さが成せる初々しいストレートな表現が心に残った。病気を恐れつつも前向きな薫が、孝治と知り合うことで生き抜こうとする。死に向かって抗うのではなく、「私、生きて生きて生きまくるんだから」そう言い切った時の笑顔が印象的だ。
とにかくこの映画、YUIの存在感に尽きる。映画を観ているうちに主人公の薫とシンガーのYUIが完全に重なって見えてくる。本当に彼女でなければ出来ない役だったに違いない。ひまわりに囲まれて眠る薫=YUIの姿が、あまりにも安らかで本当に悲しくなってしまった。
決して目新しい物はないが、素直な気持ちで観たい素敵な日本映画だった。

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ゲド戦記

映画『ゲド戦記』を観た。
ゲド戦記この夏話題の宮崎吾朗初監督のジブリアニメ。原作はアーシュラ・K・ル=グウィンの「ゲド戦記」シリーズだが、エンドロールには原案として宮崎駿の「シュナの旅」がクレジットされている。原作を読んでないし、「シュナの旅」も昔読んだだけなのでこれらの関係は不明。もしかすると、オリジナル色が強いかも。
ストーリーは省略するが、作品としては想定内だがイマイチだった。39歳の宮崎監督には少し荷が重かったようだ。
アレン、テルーそしてゲドの三人の主人公が、それぞれのドラマを展開する。誰が主役でもなく、群像劇でもないのでテーマとストーリーが噛み合っていない。しかし、「世界の均衡」という難しいテーマだっただけに、監督経験のない(建設コンサルタント、ジブリ美術館館長だったらしい)初監督としてはよく出来ていたと思う。今後に期待したい。
ところで、本作ではスタッフも随分刷新され若返ったようだ。スタジオジブリも1985年の設立以来、数々の優秀なアニメータを輩出してきたが、最近では「GONZO」や「STUDIO 4℃」など優秀なアニメーション・スタジオも増えてきた。スタジオジブリも、これからは若い宮崎監督とともにどのように変わっていくか今後を楽しみにしたい。

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2006.07.28

インサイド・マン

映画『インサイド・マン』を観た。
インサイド・マンデンゼル・ワシントン、クライヴ・オーウェン、ジョディ・フォスターが出演するスパイク・リー監督最新作。よくある銀行強盗物だが、捻りを効かせた物語をキレのあるスパイク・リーの演出で、一味も二味も違う作品に仕上がっている。
この映画は主犯ダルトン・ラッセル(クライヴ・オーウェン)のセリフで始まる。「私はダルトン・ラッセル。二度と繰り返さないからよく聞け。私は銀行を襲う完全犯罪を計画し、そして、実行する――」通常、銀行強盗物はどのように金庫まで潜入かが一つのポイントだが、この映画では銀行に閉じ篭った犯人達が、どうやって脱出するかに絞られている。この事件の交渉人を担当するのが、NY市警のフレイジャー(デンゼル・ワシントン)とミッチェル(キウェテル・イジョフォー)。しかも、襲われた「マンハッタン信託銀行」取締役会長アーサー・ケイス(クリストファー・プラマー)が謎を深めている。会長は自らが貸し金庫に隠す秘密を守るべく、敏腕弁護士マデリーン(ジョディ・フォスター)を雇い交渉のため現場に送る。

主演のデンゼル・ワシントンはいつもの正義感を前面に出した体を張った刑事ではなく、アグレッシブさを抑えた頭脳勝負の交渉人を演じている。クライヴ・オーウェンはあの無表情な顔と目がちょっと苦手だが、過激な知能犯を巧みに演じて中々良かった。ジョディ・フォスターは最近アクション俳優張りの母親役が多かったが、本作で演じる知性溢れる敏腕弁護士役の方が個人的には好きだ。
決して派手さはないが、銀行強盗事件の裏で蠢く謎に何が起こるかわからないストーリーで、最後の最後までワクワクしながら観せるスパイク・リーの演出が冴える一味違う映画で面白かった。

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2006.07.21

カーズ

映画『カーズ』を観た。
カーズピクサー最新作、本作より正式にディズニー映画となった。監督はアカデミー賞も受賞した『ファインディング・ニモ』や『Mr.インクレディブル』のジョン・ラセター。
ユニークで表情豊かな自動車の世界を、リアルなCGで表現しているのが面白い。車好きに言わせると、ライン取りなどが本物らしい。(僕にはそこまで判らないけど)
自動車を擬人化しているので、その世界観が受け入れられるか不安だったがそんな心配は必要なく、最初から最後まで楽しむことが出来た。むしろ、カーレースを観戦する観客が車たちで、飛び交う虫(蚊?)まで車だったのが妙に面白かった。

先日の『ブレイブ ストーリー』とは違うアニメーション映画で、米国と日本のアニメーションと言うより映画に対する考え方の違いを強く感じた。米国は映画=エンターテインメントだが日本は映画=ドラマとして描かれているように思う。どちらが良いかは分からないが、『ブレイブ ストーリー』を見た直後だと、『カーズ』は物語やテーマが単純でちょっと物足りなく感じられた。

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2006.07.16

パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』を観た。
パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェストディズニーランドの名物アトラクション“カリブの海賊”を、ジョニー・デップ主演、若手注目株のオーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ競演で贈る冒険活劇の第二段。前作のスタッフ、キャストが再び集結して、前作以上のスペクタクル活劇に仕上がっている。
デイヴィ・ジョーンズ(ビル・ナイ)が蛸(タコ)の風貌なのは、やっぱり西洋で"デビル・フィッシュ"と呼ばれているからだろうか。蛸のヌメヌメ感がよく出ていてCGと分かっていても気持ち悪い。また、デイヴィ・ジョーンズの部下たちも個性派ばかりで、映画全体を盛り上げてくれる。怪物も迫力たっぷりで、最初から最後までアトラクション感覚で前作以上に楽しんだ。
個人的には、キーラ・ナイトレイのお姫様姿をもう少し見たかったけど、『ベッカムに恋して』の頃からやっぱり活発な役の方が好きなようだ。大半が海賊船やアクションシーンなので仕方ないけどね。そのためか、全般的にシーンがちょっと単調な気がした。
ただ、如何にも"続編あります"って感じのラストシーンで『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』と同じ不完全燃焼な気分になったのが残念。次回作を楽しみに待とう!

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2006.07.15

ブレイブ ストーリー

映画『ブレイブ ストーリー』を観た。
ブレイブ ストーリーミステリー作家宮部みゆきの原作小説をフジテレビ、ワーナー・ブラザーズ映画、アニメーション製作会社GONZOが組んで作り上げたファンタジー物語。
「扉の向こうに行けば運命を変えられる、ひとつだけ願いが叶うんだ」主人公のワタルは両親が離婚し母親が病に倒れ生活が一変してしまう。そんな時、転校生のミツルから“運命を変える扉”のことを聞き、自分の運命を変えようと幻界(ヴィジョン)へと行く。そこでは様々な冒険がワタルを迎えていた。冒険を通して本当の"勇気"と"友情"そして"正義"を掴み取り、"運命"を受け入れる強い少年に成長していく。

子供向けの映画でRPGを思わせる設定とストーリーだったが、ストレートなメッセージに感動してラストでは思わず目頭が熱くなった。大人になっても"運命"を受け入れて乗り越えていくことは難しい。勇気を出して真実に立ち向かうワタルの姿は、そんな今の自分たちへのメッセージと思われた。
声優には数々の有名芸能人を起用しているが、ワタル役の松たか子やキ・キーマ役の大泉洋も思った以上にピッタリ。特にミツル役のウエンツ瑛士は浮いてないか気になっていたが全然そんなことなく、テレビとは違ってクールに演じていた。
映像的にも明るい色調の美術で娯楽作品としても十分楽しめるが、2D、3Dアニメとの合成技術や使い所が見事で、CGとは違うアニメーションの可能性を大いに高めている。日本の高度なアニメーション技術が如何なく発揮され、素晴らしい映像と娯楽性に富んだ感動作に仕上がっている。最近、宮崎アニメばかりが持てはやされるが、改めて日本のアニメーション技術と作品としての完成度の高さ、そして層の厚さを感じさせてくれた。GONZOの次回作が大いに楽しみだ。

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2006.07.09

ウルトラヴァイオレット

映画『ウルトラヴァイオレット』を観た。
ウルトラヴァイオレット『バイオハザード』のミラ・ジョヴォヴィッチ主演のSFアクション。21世紀末を舞台に、驚異的な能力を持つファージ(超人間)と、その撲滅を目指す政府が対決を描く。ミラ・ジョヴォヴィッチ演じるファージ女戦士ヴァイオレットが、政府に立ち向かっていく。
コミックをイメージした作風は、ちょっと前のシャーリーズ・セロン主演『イーオン・フラックス』とかなり被ってたような。でもこっちはアメコミというより日本の漫画(大友克洋ファンじゃないかな)を思わせた。
『バイオハザード』とは違うカンフー系のアクションシーンが満載(韓国系スタッフが多かった)で見ている分には結構楽しめた。彼女の魅力を存分に描くために作られた映画といっても過言ではない。
確かにアクションシーンは見ごたえあるが、ストーリーは設定だけ凝っていて盛り上がらなかった。それからCGがバレバレでちょっと悲しい。特に都市を空撮したようなシーンでは、明らかにCG&合成が判ってしまう。(『サウンド・オブ・サンダー』よりはマシだったけど)多分、かなりの低予算だったんじゃないかな。

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2006.07.08

サイレントヒル

映画『サイレントヒル』を観た。
サイレントヒルコナミの同名ゲームが原作のホラー映画。夢遊病に見舞われた娘のシャロン(ジョデル・フェルランド)が口にする「サイレントヒル」と言う名前の街が実在することを知った母親のローズ(ラダ・ミッチェル)は、娘の病気の原因を探るためにサイレントヒルに向かう...
元々ホラー映画は好きじゃないが、予告編のモノトーン風のシックな映像がイケてたので公開初日にレイトショーで観てきた。
映像とは逆に、ストーリーは突っ込みどころが満載。主人公が思わぬところからアイテムを見つけたり、見つけたアイテムを駆使して次のステージに行ったり、アイテムを使うとちゃんと落としたり、如何にもゲームといった感じの展開に思わず失笑してしまった。原作が原作だけにやむ終えないかもしれないが、なんの解説もなく本編に突入する辺りは、ゲームを知らない初心者にはちょっとつらかった。ラストも意味が解らなかったけど、ゲームをやってれば納得できるの?
ところで、クライマックスの教会内のシーンで、『AKIRA』を思い出したのは僕だけだろうか。

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M:i:III

映画『M:i:III』を観た。
M:i:IIIトム・クルーズが製作・主演、この夏最大の話題作を珍しく公開初日に鑑賞。でも、先行、先々行上映があったので、あまり初日に行った気がしない。
本作では主人公のトム・クルーズ演じる主人公のイーサン・ハントが結婚するが、やはり実生活とかぶって見てしまう。「トム、ご成婚おめでとう記念映画」だったかな。
前評判で前作『M:i:II』ほどの評判ではないようだったのであまり期待しなかったが、やっぱりアクションは前作を上回らなかった。でも、アクションシーンよりサスペンス要素を重視した点は、1作目に戻ったようでスパイ映画としては良かったかも。

ところで映画の後半は上海が舞台だが、たまたま先月仕事で上海に行ったばかり。見たことあるビルやテレビ塔が出てきたので、ちょっと嬉しかった。しかし、上海の車の運転は荒い。高速でもちょっと隙があると、すぐに車線変更する運転は日本人から見ると信じられないくらい。本編中で車道に転がっていく『ラビットフット』を追いかけるイーサンを観ていて、本当に危なっかしくてドキドキした。

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2006.06.30

トリック 劇場版2

映画『トリック 劇場版2』を観た。
トリック 劇場版2テレビでお馴染みの『トリック』劇場版第二作目。監督の堤幸彦も、主演の仲間由紀恵と阿部寛の掛け合いもテレビ版通り。
本作では相手役のゲスト出演者である片平なぎさへのオマージュになっていた。(手袋をとるシーン、ラストの崖っぷちシーンなど)
前作も劇場で観たが、今作は随分パワーダウンした感じ。と言うよりも、テレビ版よりつまらなかった。テレビ番組で稲垣吾郎も「"トリック"なのにトリックがなかった」と辛口のコメントしていた通り、観るべきものがなかった。多分、監督も飽きてきたんだろうな。

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2006.06.17

ポセイドン

映画『ポセイドン』を観た。
ポセイドン往年の名作『ポセイドン・アドベンチャー』(1972)のリメイク。『パーフェクト ストーム』のウォルフガング・ペーターゼン監督がまたまた海上パニックを描く。
映画を観ているというより、USJのアトラクションのような作品。何も考えず、次から次へと起こるトラブルを楽しんだ方が勝ち。
『夢駆ける馬ドリーマー』に続いてカート・ラッセルが、逞しい元NY市長の父親役を演じている。でも、どちらかと言えば『夢駆ける馬ドリーマー』の方が温かみがある役でカート・ラッセルには合っていた。

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GOAL! ゴール!

映画『GOAL! ゴール!』を観た。
GOAL! ゴール!『夢駆ける馬ドリーマー』に続いて感動作が観たくて、普段あまり馴染みがないけどワールドカップに因んでサッカー映画を観た。
プロを夢見るメキシコ青年のサンティアゴ(クノ・ベッカー)が、たまたま少年サッカーを見に来た往年のスカウトに才能を見出されニューカッスル・ユナイテッドに入団しプロとして得点を上げるまでを描く。
この作品、『スターウォーズ』や『ロード・オブ・ザ・リング』と同じような三部作として作られているところが面白い。第二部ではプロとして活躍し、第三部ではワールドカップで活躍するまでが描かれる。
判りやすいストーリーは『夢駆ける馬ドリーマー』と同じ。スポーツ映画にありがちな、努力、友情を盛り込みながら、プチ挫折を経験しながら認められていくが、出演者は殆ど知らない役者ばかりだったので先入観なく新鮮な気持ちで観れた。三部作とも観てみたい。

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2006.06.16

夢駆ける馬ドリーマー

映画『夢駆ける馬ドリーマー』を観た。
夢駆ける馬ドリーマー『陽だまりのグラウンド』の脚本家ジョン・ゲイティンズの初監督作品を、天才子役ダコタ・ファニング主演、その父親をカート・ラッセルが演じる感動作。
骨折した競走馬ソーニャドールを救い、最後はG1レースで勝利するまでを描く。ベタな物語だが結構面白かった。
ダコタ・ファニングがちょっと生意気ながらも子供らしい役を演じていて、彼女の出世作である『I am Sam アイ・アム・サム』の頃を思い出した。また、父親役のカート・ラッセル、祖父役のクリス・クリストファーソンが渋い演技で盛り上げている。
子供と動物の物語は感動作の王道だが、それをストレートに描いているので安心して観れるのが良かった。

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2006.06.06

DVD/明日の記憶

DVDと言うか航空機内で『明日の記憶』を観た。
明日の記憶山本周五郎賞を受賞の荻原浩原作小説を、『トリック』の堤幸彦監督による映画化された作品。渡辺謙がエグゼクティブ・プロデューザーも務め肝いりで主演したことでも話題の作品だ。
若年性アルツハイマー病という厳しい現実は癌と同じように誰にでも訪れる可能性があるが、本人が自覚しながら進行する点は癌以上に残酷かもしれない。家族にも重い負担を強いることになる。
『トリック』の堤幸彦監督が人間ドラマをどのように描くか興味深かったが、意外にもテーマを正面からストレートに描いていた。渡辺謙が演じる今時珍しい猛烈サラリーマンが、ちょっと大袈裟に見える。やっぱりハリウッド映画の影響だろうか。一方、渡辺謙の妻を演じる樋口可南子の好演が心に残った。
また、脇役陣も好演していたが、描き方が中途半端な役どころが多いのが残念。例えば、及川光博演じる若き医師もキーパーパーソンと思いきや前半だけで後半では全然登場しない。大滝秀治も存在感たっぷりだったが、主人公との関係をもう少し深く描いても良かったんじゃないだろうか。他にも、香川照之や坂口憲二、吹石一恵などの使い方もちょっと勿体無い。(木梨憲武はちょど良かったかも)
誰かのブログで書かれていたが、ちょっとキレイに描き過ぎのように思う。本当に病人を持った家族は、もっと切実な現実問題が山のようにあり、樋口可南子のように対処できないのではないだろうか。そういった意味では、家族の一面をじっくり描いているとは言い切れないと思う。

今回初めて航空機内で映画を観た。劇場公開中や日本公開前の作品が観れるのは得した気分になるが、液晶スクリーンが観づらいし途中でアナウンスが入るのイマイチ。やっぱり映画は映画館が一番なのを再認識した。

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2006.06.04

ナイロビの蜂

映画『ナイロビの蜂』を観た。
ナイロビの蜂ジョン・ル・カレの原作を『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレス監督が映画化。ケニア現地ロケを中心に、ナイロビの雄大な自然を背景に映し出す。
テッサを演じたレイチェル・ワイズが2006年アカデミー賞 助演女優賞を受賞したことでも話題の作品。
レイフ・ファインズが少々弱々しい感じだったが、次第に力強く権力に立ち向かっていく。郷愁を誘うようなアルベルト・イグレシアスの音楽が印象的だ。

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嫌われ松子の一生

映画『嫌われ松子の一生』を観た。
嫌われ松子の一生『下妻物語』の中島哲也監督が中谷美紀を主演に迎えた最新作。原作を読んでいないので比較できないが、かなり極端に脚色されているようだ。『下妻物語』のテンションをそのままに、川尻松子の波乱万丈な生き様をつづる。様々な有名人30人が以上ゲスト出演している事でも話題になっている。でも、テーマソングを歌っているボニー・ピンクは言われてみるまで気がつかなかった。
ベタベタなコメディかと思ったが、想像以上に重い物語で素直に笑えない場面もある。しかし、リアリティの全くないカラッとした演出に、意外と笑える作品に仕上がっている。
『下妻物語』を観たときほどのインパクトはなかったが、中島哲也監督の演出が最後まで面白かった。また、自分の中では中谷美紀はこれまであまり印象的な女優ではなかったが、本作の体当たり演技は迫力があってよかった。

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2006.05.29

ブロークン・フラワーズ

映画『ブロークン・フラワーズ』を観た。
ブロークン・フラワーズカンヌ国際映画祭グランプリ受賞のジム・ジャームッシュ監督の最新作は、ビル・マーレイ主演のちょっと風変わりのロードムービー。
19歳の息子がいることを知ったドン・ジョンストン(ビル・マーレイ)は、隣人のウィンストン(ジェフリー・ライト)にそそのかされて、母子を探す旅に出る。
どことなく小津安二郎監督を思わせるマッタリした映画だった。カットとカット、シーンとシーンの間にドラマを感じさせる何ともいえない痛快作。ビル・マーレイのとぼけた演技(?)も絶好調だった。

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ピンクパンサー

映画『ピンクパンサー』を観た。
ピンクパンサーピーター・セラーズの代表的な人気シリーズを、スティーヴ・マーティンとジャン・レノが凸凹コンビで再映画化。
DVDBOXも持っている、ピンクパンサーファンとしては見逃せない。但し、あまりにもテイストが違うのでリメイクと言うより別の映画だったな。
でも、スティーヴ・マーティンの超おバカなクルーゾー警部は結構おかしかったし、コンビを組んだジャン・レノの刑事役も昨日の『ダ・ヴィンチ・コード』と全く違って弾けていた。まさか二人でトカゲ踊りまで披露するなんて...個人的には、クルーゾーに負けないおバカぶりを披露した二コール役のエミリー・モーティマーがキュートで良かった。
この映画、ブログなどではかなり評判悪かったけど、場内でも爆笑だったし思ったより面白かった。ただ、『ピンクパンサー』である必要は全くなかったけどね。

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2006.05.28

ダ・ヴィンチ・コード

映画『ダ・ヴィンチ・コード』を観た。
ダ・ヴィンチ・コード名匠ロン・ハワード監督が三度トム・ハンクス と組んで、ベストセラー小説を映画化した超大作ミステリー。
原作は読んでないので謎解き物語を期待していたが、ちょっと期待と違っていた。2時間半の映画では描ききれていないところも多く、イマジネーションの世界観が映像では表現しきれなかったようだ。
ロン・ハワード監督の画作りは好きなのでその点は満足だが、二転三転する物語にイマイチ説明が足りなかった気がする。全面協力のルーブル美術館も重要な役どころで登場するが、思ったほど多くはなかった。オドレイ・トトゥの抑えた演技は好感が持てる。

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2006.05.21

RENT/レント

遅ればせながらようやく映画『RENT/レント』を観た。
RENT/レントピュリッツァー賞受賞のブロードウェイ・ミュージカルを、『ハリー・ポッター』シリーズのクリス・コロンバス監督がミュージカル初演のメイン・キャストを迎えて映画化。1990年代のイースト・ヴィレッジを舞台に、HIVポジティブに悩みながらも希望を求めて生きる若き芸術家の卵たちの青春を描いている、骨太のミュージカルだった。
舞台を見ていないので比較は出来ないが、舞台版のテーストを強く残しつつ映画ならではのリアリティ溢れる演出が、当時の時代背景までを描ききっているようだ。
オープニングのテーマソング"Seasons of Love"からラストまで、走り抜けるように力強く描かれた登場人物たちの人生に、思わず自分の20代を思い出す。勿論、彼らとは違って遣り残したことが多く悔いが残っているが、今からでも、少しでも納得できる人生を、時間を過ごしたいと強く思わせてくれた。

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2006.05.19

アンジェラ

リュック・ベッソン監督の新作映画『アンジェラ』を観た。
アンジェラモノクロの画面は美しく予告編に期待していた。でも、個人的にはものすごく退屈な作品で期待はずれ。『グラン・ブルー』や『レオン』で見せた、ハリウッド映画とは違う娯楽と文芸作品の絶妙なバランスはどこへ...
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2006.05.04

戦場のアリア

映画『戦場のアリア』を観た。
戦場のアリア第1次世界大戦中にフランス軍、スコットランド軍、ドイツ軍が三つ巴で睨み合うフランス北部の前線で、雪のクリスマス・イブの夜に数万本の樅ノ木が立ち並び、テノールの歌声が流れた。奇跡的な休戦と心の交流の実話を描いた心温まるストーリー。
戦時下を舞台に、様々な登場人物の心の葛藤と人生を描いた作品で心に残る物語だった。最初は、主役のアナ(ダイアン・クルーガー)とニコラウス(ベンノ・フユルマン)の恋愛映画かと思ったが、一種の群像劇のように登場人物一人一人が持つドラマが描かれていた。特に、パーマー司祭(ゲイリー・ルイス)が印象的でどこかで見たことあると思っていたら、『リトル・ダンサー』の父親役だった。
歌の吹き替えが判りやすかったのは残念だし、実話でなければクサイ話で終わっていたかもしれない。でも、国境を越えた交流には素直に感動した。

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2006.05.03

来館記念 世界の映画作家シリーズ(33) ヴィム・ヴェンダース

新文芸座のオールナイト映画『来館記念 世界の映画作家シリーズ(33) ヴィム・ヴェンダース』に行ってきた。
ヴィム・ヴェンダース
上映作品は、代表作の『パリ、テキサス』(1984・西独=仏/フランス映画社)、キューバ・ミュージシャンを撮ったドキュメンタリー『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』(1999・独=キューバ他/日活)、9.11以降の病める米国をテーマにした最近作『ランド・オブ・プレンティ』(2004・米=独/アスミック・エース)の3作品。
表参道ヒルズで開催中の夫婦による写真展『ヴィム&ドナータ ヴェンダース 写真展~尾道への旅』のため来日中のヴィム・ヴェンダース監督が舞台挨拶をするというので、オールナイトにも拘らず立ち見が出るほどの大盛況。前売券を買っといて良かった。

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2006.05.01

Vフォー・ヴェンデッタ

映画『Vフォー・ヴェンデッタ』を観た。
Vフォー・ヴェンデッタ『マトリックス』のウォシャウスキー兄弟製作・脚本の最新作。丸刈りのナタリー・ポートマンが話題だが、顔を出さない主役の"V"をヒューゴ・ウィービングが演じているとは知らなかった。
近未来、第3次世界大戦後のイギリス国家と対抗する"V"を描いているが、政治色が全くないのは意外。アクションエンターテインメントとしてはそれなりに成立しているが、それ以上の面白さがない辺りはかなり物足りなかった。

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2006.04.22

好きだ、

今日4本目、映画『好きだ、』を観た。
好きだ、17年の想いが詰まった「好きだ、」。でも、17年かかってもその気持ちが伝わることは羨ましい。
まだ幼さが残る当時17歳の宮崎あおいが等身大で演じるユウの不器用な恋愛に、性別が違うにも拘らず妙に共感してしまった。この辺りは、10代の過ごし方で意見が分かれるところじゃないかな。
宮崎あおい→永作博美が演じるユウはとっても自然でよかったが、瑛太→西島秀俊が演じるヨースケはかなり違和感があった。このキャスティングって、この映画最大の欠点だったかも。
石川寛監督は『tokyo.sora』でも全体的に青フィルターでちょっとザラついた映像が印象的だった。全編を通してちょっとくすんだスッキリしない青空に、独特の空気間を感じさせる。この映画では17歳の頃を青、34歳の頃を赤(茶)系統の色で表現していたが、空の感じはこの映画でも同じ印象だった。でも、「好きだ、」と伝えた後、17歳の頃に戻ったシーンでは晴れ晴れとした透き通るような青空を見せてくれた。個人的にはこれだけでもこの映画を観て良かった思う。

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ぼくを葬る

映画『ぼくを葬る(おくる)』を観た。(シャンテ シネ1・2・3を制覇!)
ぼくを葬るフランソワ・オゾン監督の最新作。
31歳のフォトグラファーのロマン(メルヴィル・プポー)は、余命3か月と宣告される。よくある葛藤を表に出すことなく、穏やかにその時を迎える。勿論、彼の中では様々な葛藤があったに違いないが、本編では決してそれを表に出さない。唯一ロマンから真実を聞かされる祖母ローラ(ジャンヌ・モロー)も、そんな彼を静かに見守り「自分も一緒に死にたい」と語る。しかし、最期に自分の分身を残し未来へ託す。
退廃的に思われるストーリーの中にも希望が感じられる映画だった。(ラストの海岸のシーンは『ヴェニスに死す』を思わせる)
しかし、ジャンヌ・モローの出演も含めちょっと物足りない、と言うかロマンの心情や映画を通して何を描きたいかが残念ながら分からない。死に向かって生き抜いたのか、死を前向きに受け止め自分の分身を残すことで、命を繋いだのか...
ただ、僕も同じ立場に立たされたら延命治療を望むのではなく、運命を受け入れようとするかもしれない。決して人生を満足して生き抜いたわけじゃないけど、自分の人生に対する美学を求めてしまうような気がする。敢えて言えば、ロマンにそんな自分の気持ちを重ねられるかも。
きっとこの映画を通して、一人一人が人生に対する自分の答えを見つけるキッカケになるに違いない。

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クラッシュ

映画『クラッシュ』を観た。
クラッシュアカデミー賞 作品賞、脚本賞、編集賞に輝いた感動の名作。予告編ではもっと単純なドラマを想像していたが、様々な立場の人たちが複雑に交錯するドラマだった。しかも、人種や貧困そして善人と悪人が単純に描かれていない。そんなところが、『ミリオンダラー・ベイビー』の製作・脚本を手掛けたポール・ハギス監督らしさを感じた。
必ずしもすべてを納得できたわけではなかった。特に、サンドラ・ブロック演じるジーンは存在感が薄かったし、ライアン・フィリップ演じるハンセン巡査は気の毒としか思えない。でも、それらすべてがこの映画で描かれる様々な人達の交錯し衝突する人生であるに違いない。良い悪いは別にして、人生は平等と不平等が入り混じっているのだろう。
ただ一つ例外と思われたのが、"弾丸を通さない透明マント"のエピソード。これには素直に喜び感動した!

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ブロークバック・マウンテン

映画『ブロークバック・マウンテン』を観た。
ブロークバック・マウンテン個人的にはこのテーマは苦手だが、20年間のドラマに思わず切なさを感じてしまった。実際には、時代や文化(特にカウボーイという職業)を理解しないとわからないだろうが...
ミシェル・ウィリアムズは『ランド・オブ・プレンティ』ではあんなに幼く見えたのに、この作品ではすっかり大人の女性を見事に演じていて、やっぱり演技派なんだなと思った。アン・ハサウェイは化粧濃すぎ。『プリティ・プリンセス』ではあんなに可愛かったのになぁ。

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2006.04.15

プロデューサーズ

映画『プロデューサーズ』を観た。
プロデューサーズ舞台ミュージカルの映画化と思っていたが、なんと元はアカデミー賞に輝くメル・ブルックス監督・脚本による1968年の傑作コメディとは全く知らなかった。
あまりの馬鹿馬鹿しさのオンパレードに、最初は正直つまらなかったが、劇中劇「春の日のヒットラー」が演じられる辺りからようやく面白くなってきた。ロジャー(ゲイリー・ビーチ)の歌と演技は本当に素晴らしく感動的。ユマ・サーマンは抜群のスタイルもさることながら、ハイテンションな演技も見所。どうしても『キル・ビル』の印象が強かったが、あれだけ踊れるとは思わなかった。(まさかCGじゃないよね)
かなり癖の強い映画で、素直に面白かったとは言えないけど、久し振りに観たメル・ブルックスらしい映画だった。エンドロール後、この映画の本当のプロデューサからの挨拶があるので最後まで席を立つのを待って欲しい。

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寝ずの番

マキノ雅彦(津川雅彦)監督第一作、映画『寝ずの番』を観た。
寝ずの番俳優・津川雅彦がマキノ雅彦として初監督した作品としても話題になっているが、そんなことを抜きにして本当に面白かった。最初にこの映画のことを知ったときは全然興味がなかったが、予告編を観ていると面白そうで公開時には楽しみにしていたほど。
実際に映画を観ても、「バチが当たるほど面白い」の宣伝コピーに嘘偽りなし!R-15指定の文部省推薦、芸術文化振興基金助成事業、TOKU30(心身の健康のため特に30才以上の方はぜひご覧下さい)、全国商店街おかみさん会推薦も、伊達じゃない。

実は津川雅彦の祖父が牧野省三(マキノ省三)で、伯父がマキノ雅弘、おまけに兄が長門裕之とは知らなかった。結構映画は沢山観ているのに、こんなことも知らなかったなんて...そのマキノ省三が日本で初めて映画撮影した1907年(明治40年)から、ちょうど100年目となる記念すべき年にこのような映画が作られたことは大変素晴らしいことだ。しかも、芸術作品ではなく中島らも原作の下ネタ満載の娯楽作品を選んだところにマキノ雅彦の凄さを感じた。

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2006.04.10

ファイヤーウォール

映画『ファイヤーウォール』を観た。
ファイヤーウォールハリソン・フォード主演最新作。合併を模索している某大手銀行のセキュリティシステム専門家ジャック(ハリソン・フォード)は、知能犯の銀行強盗コックス(ポール・ベタニー)に目をつけられ家族を人質に銀行から自分の口座に1億ドルを振り込むように強要される。
ファイヤーウォール(防火壁)とは、もともとインターネットなど外部ネットワークと企業内ネットワークの間に置かれるセキュリティ・システムのこと。但し、この映画ではセキュリティと同義語として使われている。
IT関連の仕事をしているので興味があって観に行ったが、ハリソン・フォード主演という事でちょっと嫌な予感が。幾多のセキュリティ・システムを掻い潜って、コンピュータ・システムの中核に入り込む「リアル『マトリックス』」を期待していたが、素人目にもずさんで力ずくの方法で、突っ込みどころ満載だった。結局予感どおり頭脳戦ではなく、よくあるアクション・サスペンスだった。
老体に鞭打って演じるハリソン・フォードが痛々しいが、自分の家族を守るためにあれだけのことをして本当に許されるのだろうか。倫理上の問題が気になり、やっぱりハリウッド映画だなって思うしかなかった。

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2006.04.08

リトル・イタリーの恋

映画『リトル・イタリーの恋』を観た。
リトル・イタリーの恋『きみに読む物語』『シャイン』の脚本を書いたジャン・サルディの監督デビュー作。ロゼッタを演じるアメリア・ワーナーが可愛くて楽しみにしていた作品。
1950年代、オーストラリアに暮らすイタリア移民の仲の良い兄弟アンジェロとジーノ。その兄から求愛され結婚するためにイタリアから渡ってきたロゼッタ、そして弟ジーノの恋人コニーらを描いた爽やかなストーリー。
登場人物たちの大らかさに、イタリア移民の設定が随所に生きていたように思う。全体的にロマンティックというより乙女チックな物語で、ラストの急展開はちょっと強引な気もした。現実にはありえない話とも思ったが、映画を観ている間その現実を少しだけ忘れさせてくれるのが良かった。
アメリア・ワーナーは演技がちょっとイモっぽかったが、それがイタリアの田舎村から出てきた設定によるものか、素の演技か判らなかった。『イーオン・フラックス』にもイーオンの妹ユーナ役で出演していたが気が付かなかった。でも、日本人好みのルックスで可愛かったから良しとしよう。
決して派手ではないが皆が幸せになるラストに、観終わって優しい気持ちになる佳作だった。

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2006.04.01

運命じゃない人

池袋の新文芸座で映画『運命じゃない人』を観た。
運命じゃない人PFF出身の内田けんじ監督の劇場用長編デビュー作。
昨年公開され話題になったが見逃していた一本。ちょっと想像していたストーリーと違ったが、評判どおり脚本の面白さと意外に個性的な出演者たちで面白かった。凝ったプロットをさりげなく見せる辺りに、内田けんじ監督のデビュー作とは思えない演出センスが光る。主演の中村靖日や親友の私立探偵役の山中聡も、どこにでもいそうで絶対いない個性的なキャラを面白おかしく演じていて良かった。その彼らが運命に流されず、自分で運命を掴もうとしている姿が印象的だ。
ラストは最初の字幕が流れだし「ちょっと後味悪いな」と思っていたら、キチンとフォローがあって気持ちよく終わったのが嬉しい。
内田けんじ監督の次回作にも期待だ。

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サマータイムマシン・ブルース

池袋の新文芸座で映画『サマータイムマシン・ブルース』を観た。
サマータイムマシン・ブルース『踊る大走査線』の本広克行監督が、突如現れたタイムマシーンが巻き起こすを荒唐無稽な話を若手中心の出演者たちでテンポよく描いている。出演は、『好きだ、』の瑛太、『亀は意外と速く泳ぐ』の上野樹里のほかにも与座嘉秋 、川岡大次郎 、ムロツヨシなど一癖ある若手ばかりで自主制作映画かと思うほど。バカバカしい話だと思いながら観ていたが、結構笑いながら最後まで楽しめた。
全然知らなかったがこの映画、京都の劇団「ヨーロッパ企画」の舞台『サマータイムマシン・ブルース 2003』の映画化だそうだ。これが舞台でどのように表現されるか、ちょっと興味がある。
連日の特集「気になる日本映画達〈アイツラ〉2005」の初日で、二本目の『運命じゃない人』を目的で行ったので、全然期待していなかった上、たまたま映画の日だったので面白い映画二本立てを1000円で観れてかなり得した気分だ。

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2006.03.31

シムソンズ

映画『シムソンズ』を観た。
シムソンズオリンピックで話題のカーリング、その女子日本代表チーム「シムソンズ」をモデルにした青春ムービー。
実際にカーリングに力を注ぎオリンピックチームを輩出した北海道常呂町を舞台に、4人の女子高校生がひょんなことからカーリングを始めることになり、やがてその魅力にに取り付かれていく。ラストは事実に基づくが『ピンポン』を思わせた。
ちょっと少女漫画チックなノリと展開で最初は戸惑ったが、主演の4人の女子高校生役の、加藤ローサ、藤井美菜、高橋真唯、星井七瀬が等身大の魅力で伸び伸びと演じているのが魅力的で、観ている方も次第に素直な気持ちになって映画を楽しめた。また、コーチ役の大泉洋や、相変わらず渋い夏八木勲、そしてお茶目な母親役の森下愛子など、脇役陣が持ち味を生かした演技で盛り上げている。

元気な女の子が出ている映画って観ているだけで楽しいし大好きだ。でも、映画のドラマ性を高めようとすると、元気だけでは成り立たないのでどうしても喜怒哀楽の物語になってしまう。しかし、そこでドラマに走りすぎると主人公の魅力が半減してしまい映画としても面白くなくなってしまう。その辺りのバランスが難しい。本作でも、加藤ローサ演じる主演の伊藤和子は元気だけがとりえのような女の子だが、大会前にチームがバラバラになって落ち込んでしまったとき、母親役の森下愛子に娘以上の明るさで励まし立ち直って結束力の高まったチームで大会に挑む。決して落ち込み過ぎず、映画のテンションを下げないのが良かった。

ベタな表現だけど、文字通り"笑いあり、涙あり、感動ありの青春映画"で、ちょっとウルウルしながら楽しめる作品だ。

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2006.03.28

ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!

映画『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』を観た。
ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!今年のアカデミー賞も受賞したニック・パーク&スティーヴ・ボックス監督による、人気クレイ・アニメ『ウォレスとグルミット』シリーズ待望の初長編作。
年に一度のお祭“巨大野菜コンテスト”のためみんなが大事に育てている巨大野菜を荒らすウサギたちから、発明家ウォレスと相棒グルミットは最新技術を駆使したマシンを使って守っている。そんなある日、巨大ウサギが現れて...

『ウォレスとグルミット』シリーズを観るのははじめてで、最初はキャラクタの設定もよく判らなかったほど。勿論、アニメとしての動きや映像も素晴らしいが、それに加えてキャラクターが秀逸!特に、最初は子憎たらしいウサギたちの仕草が段々憎めなくなってきて、最後は愛らしくすら思えてしまう。エンドクレジットで登場する彼らに思わず笑顔になってしまった。
前々作の『チキンラン』でもドリームワークスと組んで、特撮をふんだんに盛り込んだクレイアニメ以上の映像だったが、今作では更にパワーアップしている。また、映像だけでなく脚本が面白くて、最初はウォレス達とウサギのイタチゴッコのようなドタバタだと思っていたが、設定をずっと膨らませた内容でちょっと意外な展開だった。そのお陰でユニークなキャラクタたちが存分に活躍できている作品に仕上がったようだ。昨年の『コープスブライド』も素晴らしかったが、この映画はよりエンターテインメントに徹した面白さで素晴らしかった。

字幕版だったが劇場では子連れも数人いて、その子供たちが楽しそうに見ていたのが印象的だ。子供たちは勿論、大人たちも童心に返って楽しめる一級のエンターテインメントだった。

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2006.03.25

サウンド・オブ・サンダー

映画『サウンド・オブ・サンダー』を観た。
サウンド・オブ・サンダー『 カプリコン・1』や『2010年』のピーター・ハイアムズ監督の最新作。タイム・パラドックスをテーマにしたレイ・ブラッドベリの短編SF小説「いかずちの音」を、SFアクションとして映画化した娯楽作品。
せっかく初日のレイトショーで観に行ったが、ストーリー展開も特撮もイマイチで超B級映画に終わっている。久し振りに金を返せと言いたくなるような、稀に見る駄作だった。

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ヒストリー・オブ・バイオレンス

映画『ヒストリー・オブ・バイオレンス』を観た。
ヒストリー・オブ・バイオレンスデヴィッド・クローネンバーグ監督の最新作。『ロード・オブ・ザ・リング』のアラゴルン役のヴィゴ・モーテンセンが主演している。
デヴィッド・クローネンバーグ監督は『ヴィデオドローム』など代表作も多いが、映画館で作品をちゃんと観るのは初めて。凶悪犯を殺すシーンなど鬼才の名に恥じない拘りの演出が見られたが、全体的には家族や愛を描いたシンプルなストーリーの作品だった。

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シリアナ

「世界で最も恐ろしいタブー、解禁」のコピーで注目の映画『シリアナ』を観た。
シリアナ麻薬取引の裏舞台を描いた『トラフィック』のスタッフによる最新作。今度は石油を巡る裏事情をドキュメンタリー・タッチで描いている。製作総指揮も務めるジョージ・クルーニーが体重を13kg増やしてCIA諜報員を体当たりで演じている。あくまでもフィクションだが妙にリアルな映像と演出、衝撃的なストーリー展開に驚かされる。
湾岸戦争に代表されるように、いまや世界は石油の利権で渦巻いている。既に、麻薬取引より複雑な裏があるようだ。しかも、シンジケートではなく国家が複雑に関係しているように思われる。そんな憶測が事実であるかのように描かれていて興味津々だ。
ただ、セリフが多くストーリーが複雑で真剣に見ていないと判らなくなってしまう。疲れていて一瞬居眠りしただけで、ストーリーがよく判らなくなってしまった。

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2006.03.21

アメリカ,家族のいる風景

20年ぶりに『パリ、テキサス』のコンビ復活で話題の、映画『アメリカ,家族のいる風景』を観た。
アメリカ,家族のいる風景ヴィム・ヴェンダース監督、サム・シェパード脚本に加えて、サム・シェパード自身が主演、更にサム・シェパードの実生活のパートナーでもあるジェシカ・ラングが共演と話題に事欠かない作品だ。
映画は、カウボーイ姿の男が馬に乗って荒野を走っているところから始まる。西部劇映画かと思ったが、やがてそれが映画スターのハワード(サム・シェパード)が撮影現場から逃亡したことだとわかる。彼は、30年ぶりに母の元に帰るが、そこで昔の恋人ドリーン(ジェシカ・ラング)が自分の子供を産んでいたと判り彼女を尋ねてモンタナ州ビュートへ向かう。

自分の息子にはじめて合う。これはハワードにとっても息子にとってもはじめての経験である。お互いに戸惑い、混乱するが、やがてその運命を事実として受け入れる同時に前に向いて歩き出す。この親子は本当にそっくりだ。その親子を母であり恋人のドリーンが温かく見守っている。
主人公の旅を通して成長を描くロードムービーは僕の好きなジャンル。ある意味わかりやすい映画形式で、この映画でもその点が効果的に出ている。画もキレイでかっこよく、観ているだけでも飽きない。
しかし、何故彼が突然映画の撮影現場から逃亡したかが最後まで理解できなかった。この映画のキーポイントだと思うのだが。また、重要な役どころでもう一人の子供である、サラ・ポーリー演じるスカイの存在も理解できなかった。一度観ただけでは、監督の意図するところが伝わってこなかったのが残念だ。他の作品も観て理解を深めないといけないかもしれない。

実は『パリ、テキサス』もまだ観ていない。前から観ようと思っているが、なんとなくDVDで観るのに気が引けている。こんな時、昔のような名画館があると嬉しいのに。

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2006.03.14

イーオン・フラックス

映画『イーオン・フラックス』を観た。
イーオン・フラックスシャーリーズ・セロン主演の近未来SFアクション。内容は最近の日本アニメにありがちな話で、基本は単純だけどもったいぶって描かれた話。(ネタバレになるので書かないけど)
評判はイマイチだったが、個人的には、気楽に観れるSFアクション映画としては結構楽しめた。期待しないで観に行ったのが良かった。
前半は何がなんだか分らなくて、後半は説明ばかりだったけど。あと、微妙な忍者スタイルのシャーリーズ・セロンの均整の取れたスタイルは見事です。最近随分太ってしまったので見習わないと...いやそういう話じゃないか。あれっ、どこが面白かったんだろう?

ところで、最近のSF映画はどうしてすぐ"SFアクション映画"になってしまうのだろうか。ブラッドベリ原作の『いかずちの音』も『サウンド・オブ・サンダー』として映画化されたが、どうしてもアクションが前面に出ているので、SF小説のテイストが損なわれているように思う。そろそろ、じっくり描いたSF映画が出てきてほしい。

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エミリー・ローズ

映画『エミリー・ローズ』を観た。
エミリー・ローズ悪魔祓いの儀式後に、謎の死を遂げた少女エミリー・ローズの死をめぐる衝撃の実話。悪魔祓いと聞くと『エクソシスト』を思い出す人も多いと思うが、テーストとしても結構近い。
観客を脅かしたり怖がらせる単なるホラー映画ではなく、裁判を軸に過去を振り返る形式で客観的な視点で描かれている。女性弁護士エリン・ブルナー役のローラ・リニーの余計な感情を抑えた演技が良かった。
そんなに期待していなかったが、結構怖かったし物語としても意外と面白かった。ただ、この手の物語は宗教的な背景が伴うので、仏教徒には理解できない面も少なくないかな。

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かもめ食堂

映画『かもめ食堂』を観た。
かもめ食堂群ようこの書き下ろし原作小説を、『バーバー吉野』の荻上直子監督が小林聡美 、片桐はいり 、もたいまさこの個性派三人を主演に映画化。
ヘルシンキでサチエ(小林聡美)が営業する客の入らない「かもめ食堂」(純日本食)を舞台に、客として訪れる現地の人々や偶然知り合ったミドリ(片桐はいり)、マサコ(もたいまさこ)との人間模様が淡々と綴られる。『過去のない男』のマルック・ペルトラの存在感も見事。

舞台のヘルシンキで全面ロケを行い撮影されているが、決して気負うことなく原作や現地ヘルシンキや主演三人の"のんびり、ほんわかした"雰囲気を素直に伝えている。観終わった後、特に感動があるわけではないが、なんとなく気持ちの良い時間を過ごした気分が味わえる映画。変に面白さを期待しないで、素直な気持ちで観て欲しい。
同監督の『バーバー吉野』は見逃していたので、今からでもDVDで観てみたい。

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2006.03.11

THE 有頂天ホテル

遅ればせながら、映画『THE 有頂天ホテル』を観た。
THE 有頂天ホテル三谷幸喜脚本・監督の最新作。役所広司 、松たか子 、佐藤浩市 、香取慎吾 、篠原涼子、伊東四郎などベテラン俳優陣をゴージャスに配した群像劇のスタイルをとっている。綿密に練られた脚本は古畑以上かも。でも、その分一人一人のキャラクタの描き方が物足りなかった気がする。
大笑いは少ないが、終始クスクス笑える映画だった。『みんなのいえ』や『笑いの大学』が面白かったのでかなり期待したけど、ちょっと期待のほうが大きかったかもしれない。

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2006.03.04

白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々

映画『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』を観た。
白バラの祈り1943年、反政府組織「白バラ」のゾフィー(ユリア・イェンチ)と兄のハンス(ファビアン・ヒンリヒス)は、大学構内で反戦ビラを配り逮捕されわずか5日間で処刑された、ヒトラー政権下の実話の映画化。
ゾフィー達が捕らえられて処刑されるまでの5日間を淡々と描いている。かなりストレートな表現に、ちょっと期待とは違っていた。また、尋問されるゾフィーがあまりにも精神的に強すぎて、ちょっとリアリティにかける気がした。本当はどんなだったんだろう。そんな気持ちにさせられた映画だった。

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2006.03.01

歓びを歌にのせて(二回目)

映画『歓びを歌にのせて』を観た。(二回目)
歓びを歌にのせて
jesterさんの熱い記事や、マダム・クニコさんの鋭い記事などを参考にしているうちに、再度観たくなり行ってきた。最終日まであと二日だが150席が満席で大人気だ。(因みに前回は20人程度だった)
二回目だと、ラストを知っているのでどうしても見方が違ってくる。特に、ダニエルが自分が理想とする音楽を求める純粋さに前回以上に感動した。帰りにはサントラCDを買っ家でも映画の余韻に浸っている。

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2006.02.25

ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女

先行上映で映画『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』を観た。
ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女C.S.ルイス原作の英国ファンタジー「ナルニア国物語」(全7巻)の第1章を原作に、『シュレック』のアンドリュー・アダムソン監督でディズニーが製作したファンタジー映画。
第二次大戦下のイギリスで4人兄妹(ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシー)が疎開先のカーク教授の屋敷の空き部屋にある衣装ダンスの奥に入ると、そこは雪に覆われたナルニア国だった。
ファンタジーというより子供向けスペクタクルになってしまった。しかもスペクタクルシーンは『ロード・オブ・ザ・リング』を上回るものではないので、かなり物足りなかった。

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ジャーヘッド

映画『ジャーヘッド』を観た。
ジャーヘッド『アメリカン・ビューティー』のサム・メンデス監督最新作。15年前に起きた湾岸戦争へ海兵隊員として参加した若者の回顧録を原作にした戦争映画というかドラマ。主人公スウォフをジェイク・ギレンホールが、上官をジェイミー・フォックスが演じている。
疲れていて、大分寝てしまったので残念ながら正確にはコメントできないが、『地獄の黙示録』(1979)、『フルメタル・ジャケット』(1987)、『ブラックホーク・ダウン』(2001)とは違って戦争を直接描いているわけではないが、間接的に戦争の悲惨さや虚しさを訴えていたようだ。

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2006.02.18

天使

深キョン主演の映画『天使』を観た。
天使深田恭子主演で桜沢エリカの人気コミックを映画化したファンタジー。
東京のとある街に、コンビニに勤める若者、シングル・ファーザーの親子、学校でいじめに合う女子高生、のんきに共同生活する姉妹などが暮らしている。その街に、どこからともなく自由気まま(でジンライム好き)な天使が舞い降りて...
いろんな苦悩を抱える人たちが、天使のお陰で少しだけ幸せになれる、そんな物語をオムニバス風にあがいている。観終わった後、こちらも少しだけ幸せな気分になれた。深田恭子は天使というよりも、お人形さんみたいでアップでも透き通るような肌がキレイだった。(でも設定上セリフがないのが残念)永瀬正敏の娘チイを演じた永迫永依ちゃんも5歳ながら熱演で可愛かった。
夜遅いレイトショー(しかも今日3本目)で観たが、軽めの作品で心が和んでよかった。

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転がれ!たま子

映画『転がれ!たま子』を観た。
転がれ!たま子『LOVE/JUICE』でベルリン映画祭新人賞(と言っても観てないが)を受賞した女性の新藤風監督の最新作。
桜井たま子(山田麻衣子)はトラウマから用心深くなり、どこへ行くにも鉄かぶとをかぶっているので「鉄かぶとのたま子」と呼ばれている。そんなたま子の唯一の幸せが『日進月歩堂』の甘食だった。
「鉄かぶと」といえば『天才バカボン』を思い浮かべる、バカボン世代の僕は興味津々で観に行った。
モデル出身の山田麻衣子が、奇抜なキャラクターのたま子を体当たりで演じ、母タツコに岸本加世子、父平吉に竹中直人、弟の大輔に松澤傑、タツコの幼なじみマーブルに広田レオナ、日進月歩堂のジイチャンにミッキーカーチスなどなど、多数の個性的な面々が脇を固める。そんな役者陣に負けない個性的なキャラクターたちが生き生きと描かれていて、たま子の不可思議な人生が「こんな人生もありかな」って思わせてくれる、ちょっとだけ皆が幸せになれる映画だった。

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最終兵器彼女

映画『最終兵器彼女』を観た。
最終兵器彼女
「ビックコミック・スピリッツ」で連載された、 高橋しんの人気コミックの映画化。自分の彼女が国家を守る自衛隊の「最終兵器」だったら、という突飛な設定のSFラブ・ストーリー。
原作は読んでないが7巻に及ぶ長編コミックだけに、脚本段階で出来が決まると思う。しかし、全く説明のないイントロと盛り上がりにかける平べったい展開で、全く映画に入り込むことが出来ず面白くなかった。始まって、30分ほどで観に来て失敗したと思ったほどだ。
『リンダ リンダ リンダ』にも出演していた主演の前田亜紀や、親友のアケミを演じた貫地谷しほりなど女性陣はよかったが、窪塚俊介ら男性陣の演技が特にヒドかった。結局は、特撮(VFX)を見せるためだけの映画と言っても過言ではない。奇抜な設定だけにどんな映画になっているか興味があったが、ただのオタク映画に終わっていたようだ。

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2006.02.17

プルーフ・オブ・マイ・ライフ

映画『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』を観た。
プルーフ・オブ・マイ・ライフ『恋に落ちたシェイクスピア』のジョン・マッデン監督とグウィネス・パルトロウが再び組んだ作品(と言っても観た後で知った)
偉大なる数学者の父を持つ同じ数学者を目指す娘が、精神を病んでいった父を看病し一人で最期を看取ることに。最愛の父をなくしたことで、彼女も精神を病んでしまった上、自分が書いた数学の証明が、父の書いたものと疑われてしまう。
数学を扱った作品なので、『ビューティフル・マインド』や『博士の愛した数学』と比較されることが多い作品だが、当然全く違っていた。数学を通して理解を深める親子と、偉大な親をを乗り越えて生きる娘を描いていたように思う。しかし、全体的にはテーマが絞りきられていないようで、散漫な印象の作品だった。原作が戯曲だそうだが、確かに舞台のほうが面白く描けたかもしれない。

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2006.02.11

ホテル・ルワンダ

映画『ホテル・ルワンダ』を観た。
ホテル・ルワンダルワンダで実際にあった民族間争い、フツ族によるツチ族大虐殺の中で1200人余のツチ族を助けたポール・ルセサバギナを描いた映画。
1994年、ルワンダでは民族間争いからやがてフツ族によるツチ族の大量虐殺に発展していた。外国人向けの高級ホテル「ミル・コリン・ホテル」支配人ポール(ドン・チードル)の元には、フツ族から逃れてきたツチ族たちが難民として集まるようになる。ホテルの難民はやがて1268人に膨れ上がっていた。

ホテル・ルワンダポールはスーパーマンでもヒーローでもない。また、最初から1200人を超える人達を助けようと思っていたわけでもない。最初は、自分の家族を助けるので精一杯で向かいの家族を救うことさえ拒んでいた。しかし、支配人の立場上成り行きとも言える状況で、彼の元に集う多くの人達を助けることになる。彼は、そんな状況から最後まで逃げることなく、自らできる最大限の努力と工夫だけで乗り切る。
ホテル・ルワンダ正直、映画を観始めて暫くはフツ族とツチ族の区別が付かなかった。しかし、ハリウッド映画とは全く違うリアルで媚びない映像とドラマに、いつの間にか圧倒されていた。勿論、実話と知ってのことだが、戦争も民族紛争も知らない日本人には、とても現実の出来事とは思えない。直接映像として表現できないほどの悲惨な現実に、ただただ圧倒されるばかり。涙さえ出ることはない。想像を超える出来事に、悲しいという感情すら持てなかった。
この映画はドキュメンタリー形式をとらなかったので、こういったメッセージをより強く伝えることが出来て正解だった。そのメッセージを確実に伝える、ドン・チードルが素晴らしかった。

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フライトプラン

映画『フライトプラン』を観た。
フライトプランジョディ・フォスター主演の密室の旅客機が舞台のサスペンス映画。
突然、夫を亡くし娘を連れてベルリンからニューヨークへ向かうジェット旅客機に乗る高度一万メートルの密室で娘が突然行方不明になる。その娘を探して、意外な事件に巻き込まれる。
予告編ではちょっと期待していたが、正直がっかり。
演技とはいえ、ジョディ・フォスター演じるヒステリックな主人公は、見ているだけでイライラする。しかも、娘を探しているとはいえ、あそこまでして良いものではない。乗客全員を危険な目に落としいれて最後はヒーロー然としているのもかなり違和感があった。
エンドクレジットが出たら、すぐに席を立ってしまった。

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2006.02.06

歓びを歌にのせて

映画『歓びを歌にのせて』を観た。
歓びを歌にのせて18年ぶりに復帰したケイ・ポラック監督によるスウェーデン映画。
心臓の病で倒れた指揮者のダニエル(ミカエル・ニュクビスト)は7歳まで過ごした故郷にもどり、そこで教会のコーラス隊のレナ(フリーダ・ハルグレン)と知り合いコーラス隊を指導することになる。そのお陰で街のコンサートに成功したメンバーは、自信を付けてオーストリアのコンサートに参加する。

噂通りよい映画だったし、かなり泣けた。登場人物のひとりひとりが生き生きと描かれ、途中から映画であることを忘れてしまった。
特にレナ役の女優フリーダ・ハルグレンは魅力的で、身近にいたら惚れてしまいそう。

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2006.02.05

オリバー・ツイスト

映画『オリバー・ツイスト』を観た。
オリバー・ツイスト『戦場のピアニスト』のロマン・ポランスキー監督による、チャールズ・ディケンズ原作小説の映画化。
孤児オリバー・ツイスト(バーニー・クラーク)は救貧院を追放され、やがてロンドンで泥棒団のドジャーに助けられる。
人の運を描いたような映画だと思った。ヨーロッパ人におけるディケンズに対する思いは、特別だと思う。『クリスマス・キャロル』程度しか知らないが、どうも僕にはぴんと来ない。映像美は見事だったし、社会風刺であることは感じるが、風刺作品は時代背景が違うと狙いがボケてしまうので、一種のファンタジーにしか映らなかった。ラストも気持ち良いものではなかった。
ロマン・ポランスキー監督は、この映画を通して何を訴えたかったのだろうか。

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単騎、千里を走る。

映画『単騎、千里を走る。』を観た。
単騎、千里を走る。『初恋のきた道』のチャン・イーモウ監督が、高倉健を主演に迎えて製作したヒューマンドラマ。監督と高倉健の友情が作り上げた映画である。
漁村でひとり暮らす高田剛一(高倉健)は、ある日10年以上絶縁状態の息子の健一(中井貴一:声の出演)が重病で倒れたことを知る。そこで、高田はわだかまりを捨てて息子と話し合おうと東京に合いに来たが、息子からは合いたくないと言われてしまう。嫁の理恵(寺島しのぶ)は、そんな高田に健一が撮った一本のビデオテープを渡す。その中で息子が仮面劇「単騎、千里を走る。」を撮ろうとしていた事を知り一人中国へ渡った。

先日テレビの特番で、高倉健が映画と同様に一人で中国へ渡り撮影に望んだそうだ。その為か、高倉健の仕草の一つ一つにリアリティが感じられる。最初は、全然感情移入できなかったが、次第に自分が高倉健と一緒に中国を旅しているような気がしてくる。
正直、イメージしていたのとは違っていた。予告編などでは高倉健と子供のヤン・ヤンや村人との心の交流を描いているかと思ったが、それはドラマの一部でしかない。むしろ、チャン・イーモウ監督流のロード・ムービーといった感じで、出会いと別れが本人も予期しないドラマに繋がっている。言葉が違う中分かり合えた頃別れが訪れる、旅にはそんな喜びと寂しさを繰り返す必然があった。
感動したって気持ちではなかったが、じんわりと心に訴えかけるものがあったようだ。いつの間にか僕の目にも涙が滲んでいた。

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2006.01.29

博士の愛した数式

映画『博士の愛した数式』を観た。
博士の愛した数式元数学教授の博士(寺尾聰)は交通事故の後遺症で80分しか記憶がもたない。その彼の元に家政婦の杏子(深津絵里)が派遣される。博士と彼女と息子の愛称ルート(齋藤隆成)の交流をさわやかに描いている。
三度、寺尾聰を主演にした小泉堯史監督の最新作で、僕は『雨あがる』以来二作目。我々が日常生活に追われて忘れていた、日々見過ごしてしまう"時間"があることを思い出させてくれる。決して派手ではないが、侘びさびが感じられる素敵な日本映画だった。随所に描かれる、何気ない日本の風景の美しさも見逃せない。
深津絵里ファンとしては、彼女の真っ直ぐでほのぼのとした演技が気持ちよかった。

僕は、中学時代は数学は一番好きな科目だった。少ない定式を組み合わせて導き出す結論に、パズルのような面白さがあった。映画の中で博士が言っているように、完璧な証明には本当に美しさが感じられる。理想の追求が可能な、唯一の純粋学問ではないだろうか。
でも、高校数学では受験が中心であまり好きではなくなった。あの時、博士のような人に出会えたら、と思ってしまう。

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2006.01.28

プライドと偏見

映画『プライドと偏見』を観た。
プライドと偏見キーラ・ナイトレイ 主演のラブ・ストーリー。言われてみないと判らなかったが、原作になったジェーン・オースティンの小説『自負と偏見』は映画にもなった『ブリジット・ジョーンズの日記』の基になっているそうだ。
美しい映像で文芸作品風だが、意外と笑えるシーンもある軽めの映画。誤解と弁解そして理解を深め合うストーリーだが脚本がもう一つで説得力がないので、二人が惹かれあう気持ちが何となく納得できないのが残念。
主演のキーラ・ナイトレイ は『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』でブレイクしたが、僕は『ベッカムに恋して』の頃が好きだ。でも最近は『キング・アーサー』や『ドミノ』など体当たりの演技が続いていたので、久し振りに等身大の演技がよかった。次回作は、現代ドラマで更に彼女の魅力を発揮して欲しい。

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2006.01.23

綴り字のシーズン

映画『綴り字のシーズン』を観た。
綴り字のシーズンリチャード・ギア 、ジュリエット・ビノシュ主演のヒューマンドラマ。
ナウマン家は、大学教授で宗教学者の父ソール(リチャード・ギア)、科学者の母ミリアム(ジュリエット・ビノシュ)、学業優秀な兄アーロン(マックス・ミンゲラ)と妹のイライザ(フローラ・クロス)で、理想的な家族と思われた。ある日、イライザが学校のスペリング・コンテストで優勝したことをきっかけに、家族の運命が変わっていく。

「スペリング・コンテスト」や「ユダヤ教」など日本人には馴染みのないテーマが描かれているので、少々判り難い場面が多かった。しかも、今日は疲れていたので、前半何度か寝てしまいストーリーが判らなくなってしまったのが残念。予想外の奇抜なストーリーに凝った映像で、個人的には結構面白そうだった。家族をテーマにしているが一種のファンタジーのように描かれ、ヒューマンドラマとしては物足りなさもあったが、ちゃんと観れればよかった。
あの家族はこれからどうなるんだろうか...

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秘密のかけら

映画『秘密のかけら』を観た。
秘密のかけらアトム・エゴヤン監督の最新作。ケヴィン・ベーコンとコリン・ファース、アリソン・ローマンが主演するサスペンス映画。
1950年代に人気コンビのコリンズ(コリン・ファース)とモリス(ケヴィン・ベーコン)が人気絶頂で解散した。その背景には一人の若い女性の死があった。20年後、ジャーナリストのカレン(アリソン・ローマン)は、その謎に迫ろうとした。
アトム・エゴヤン監督の作品ははじめて。前作『アララトの聖母』は評判がよく、予告編では面白そうだったが、かなり期待はずれだった。

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2006.01.21

DVD/恐怖のメロディ

DVDで映画『恐怖のメロディ』(1971年)を観た。
恐怖のメロディ原題は『PLAY MISTY FOR ME』で、1971年公開のクリント・イーストウッド監督デビュー作。当時まだ名前すらなかったストーカーを扱い、ヒッチコックばりのサイコ・サスペンスに仕上がっている。
モントレイ半島で人気DJのデイブ(クリント・イーストウッド)に、毎晩ある若い女性から"MISTY"のリクエストがある。ある晩デイブがバーである女性と知り合うが、その女性が毎晩リクエストしてくるイブリン(ジェシカ・ウォルター)だった。
それ程期待せず観たが、想像していた以上に怖くて面白かった。特に、ストーカーのイブリンを演じたジェシカ・ウォルターの迫真の演技が凄まじかった。あぁなるとやっぱり女性は怖い...

このDVDは、2001年に映画公開30周年記念として製作され、特典としてイーストウッドや出演者が30年前を振り返ったインタビューが納められている。それを観ると、監督デビュー作だけあり"MISTY"の選曲も含めていろいろ拘りがあったことがわかる。サスペンスだけど結構ロマンティックな部分もあった作品だけに、邦題はイマイチだね。

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2006.01.19

ポビーとディンガン

映画『ポビーとディンガン』を観た。
ポビーとディンガンケリーアンは架空の友達ポビーとディンガンを信じるが、ある日ポビーとディンガンがいなくなり心配するケリーアンは病気にかかる。その妹のため兄のアシュモルはポビーとディンガンを探しに行く。
同名のベストセラー小説を、『フルモンティ』のピーター・カッタネオ監督により映画化した。
小説のことは全く知らなかったので先入観なく観たが、ちょっとストーリーに入り込めなかった。でも、最後は展開が判っていながら、ちょっとウルウルした。やっぱり最後はみんないい人達なんだね。

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2006.01.15

天空の草原のナンサ

映画『天空の草原のナンサ』を観た。
天空の草原のナンサモンゴルの遊牧民の子供ナンサ(ナンサル・バットチュルーン)とその家族の物語。ある日ナンサは子犬を拾い「ツォーホル」と名付ける。
『らくだの涙』を撮った、まだ30代の女性監督ビャンバスレン・ダバーの最新作。
モンゴルの豊かな大草原で暮らす家族達の生活を、ドキュメンタリータッチで瑞々しく捉えている。特に、あどけないナンサと妹、幼い弟、そしてツォーホルのちょっとした仕草がとても可愛い。小さいながらもたくましく生きるナンサには感心してしまう。決してドラマティックな演出はないが、観ていて気持ちのいい映画だった。

060115ナンサとその家族は実在する遊牧民の家族で、ナンサの名前も本名のナンサルからきている。その為、家族の生活する姿が自然で、まるでドキュメンタリーを見ているようだ。遊牧民の暮らしも興味深いが、それ以上に家族の温かさがスクリーンを通して伝わってくるようだった。

モンゴルも次第に都会化しているようで、オープニングではナンサが街の小学校からバスで帰るところから始まっているし、ラストではパオを畳み移動する家族の横を、選挙広報車が通り過ぎる。好むと好まざると、時代は変遷している。
もしかすると、20年後にナンサが日本で働いているかもしれない。

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2006.01.14

DVD/Ray/レイ

DVDで映画『Ray/レイ』を観た。
Ray/レイジェイミー・フォックスが2005年度のアカデミー賞主演男優賞を受賞した、レイ・チャールズの若き日を描いた伝記映画。音楽では成功を続けたが、私生活では女やヘロインに溺れていた波乱万丈の人生を描いている。
黒人差別や盲目であることを乗り越えて生き抜く強い意志はすごいと思うが、私生活や生き方などはあまり共感できない。家族(特に母親)や友達に恵まれたことが、最後は彼を支えていたに違いない。
ジェイミー・フォックスは本当に(本物は見たことないけど)レイ・チャールズそっくり。でも、ヘロイン中毒から更生するあたりからラストまでが、少し物足りなかった。

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2006.01.12

DVD/キング・コング(1933年版)

DVDで映画『キング・コング』(1933年)を観た。
キング・コング2005年版『キング・コング』のオリジナル映画。ストーリーは非常に単純で余計なエピソードはない。”悲鳴の女王”フェイ・レイが、とにかくよく叫ぶ。
見せ場は、ウィリス・オブライエンによる特撮の数々。人形によるコマ撮りとリアプロジェクションによる合成で、基本的に単純な手法だが、アングルや見せ方を工夫して臨場感を出しているのが見事。
この映画を観ると、2005年版の『キング・コング』がストーリーなどオリジナルに忠実に作られているのがよく判る。でも、あの巨大虫は出てこなかったけどね。あれはPJの趣味でしょ。

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2006.01.09

DVD/雨に唄えば

DVDで映画『雨に唄えば』(1952年)を観た。
雨に唄えば1950年代のMGMミュージカル映画全盛の頃の名作。サイレント映画からトーキーに変わる1920年代終わりのハリウッドは大騒動に。
テレビなどで部分的にしかなかったのではじめてちゃんと観た。ジーン・ケリーが雨の中歌い踊る有名なシーンは好きだが、バレエ・ナンバーはちょっと合わない。個人的には、共演のドナルド・オコナーが良かった。
50年以上前に製作されたとは思えないほど、映画の完成度は素晴らしい。シーン・ケリーやドナルド・オコナーの歌や踊りだけでなく、舞台セットと小道具や照明などを工夫したスタッフの息の合った仕事が演出を盛り上げている。最近の特撮やCG中心の映画にない魅力が満載だった。

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2006.01.08

DVD/ローマの休日

DVDで映画『ローマの休日』(1953年)を観た。
ローマの休日オードリー・ヘプバーンの代表作にしてハリウッド・デビュー作となり、本作でアカデミー賞主演女優賞も受賞した。ウィリアム・ワイラー監督の演出も洒脱で、彼女の魅力を存分に引き出している。
ヨーロッパ旅行中のアン王女(オードリー・ヘプバーン)が、宮殿を一人で抜け出してローマの街に飛び出し、偶然知り合った新聞記者ブラドリー(グレゴリー・ペック)とお互いに身分を隠したまま一日を過ごすことになる。身分違いの恋をせつなく描いたロマンティック・ラブ・コメディーの最高傑作。
ローマの休日スペイン広場でアイスクリームを食べるシーン、ベスパの二人乗り、真実の口など、ローマの観光地を舞台に数々のロマンティックな名場面が生まれた。真実の口でブラドリーが手を引っ込めてアン王女を脅かすシーンは、グレゴリー・ペックが監督と相談してアドリブで行いオードリー・ヘプバーンが本当に驚いたエピソードは有名。ロケーションが素晴らしいが、物語とキャラクターの魅力を楽しんでもらうため敢えてモノクロ映画にしたそうだ。

オープニングの舞踏会のシーンで、アン王女が靴を脱いでしまうエピソードだけで、オードリー・ヘプバーンのキュートな魅力に引き込まれてしまった。どのシーンをとっても、彼女の可愛くて自由奔放な魅力がつまっている、僕にとって永遠のベスト・ムービーだ。

DVD特典「ローマの名所めぐり」のナレーションは池田昌子さんで、まるでオードリー・ヘプバーンが案内しているようで素敵。

DVD公式サイト

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DVD/暗くなるまで待って

DVDで映画『暗くなるまで待って』(1967年)を観た。
暗くなるまで待って盲目のヒロインをオードリー・ヘプバーンが演じ、『ダイヤルMを廻せ!』のフレデリック・ノットの原作を元に、『007/ロシアより愛をこめて』など007シリーズを手掛けたテレンス・ヤングが監督したサスペンス・スリラーの傑作。音楽はヘンリー・マンシーニで、製作は当時オードリー・ヘプバーンの夫だったメル・ファーラー。
盲目の主婦スージー(オードリー・ヘプバーン)の夫が預かってきた人形にはヘロインが隠されていて、それを狙うロート(アラン・アーキン)、マイク(リチャード・クレンナ)、カルリーノ(ジャック・ウェストン)に狙われる事になる。
いつものオードリー・ヘプバーンの映画とは違い、地味なファッションで、舞台も殆どアパートメントの一室だけ。歌も踊りもないが、彼女の演技力が評価された一作。また、殺人者ロートを演じるアラン・アーキンの鬼気迫る演技も注目だ。ラストのオードリー・ヘプバーンへ襲い掛かるシーンは、最後までハラハラドキドキした。

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2006.01.07

DVD/シャレード

DVDで映画『シャレード』(1963年)を観た。
シャレードオードリー・ヘプバーンと『北北西に進路を取れ』のケイリー・グラント共演、スタンリー・ドーネン監督によるミステリー・コメディの傑作。
離婚直前に夫が殺害されたレジーナ(オードリー・ヘプバーン)の前に見知らぬ三人の男(ウォルター・マッソー、ジェームズ・コバーン、ジョージ・ケネディ)が現れ、夫が横領した25万ドルを渡せと迫る。レジーナは、スキー場で知り合ったピーター(ケイリー・グラント)に助けを求めるが...。
ヘンリー・マンシーニの名曲にのせて二転三転する展開が最後までワクワクさせる。ケイリー・グラントは本当に渋くてカッコいいし、ハッピー・エンドのラストも嬉しい。
『シャレード』(原題 charade)の意味を知らなかったが、辞書で調べると「偽装」や「ジェスチャーゲーム」とあり意訳すると「謎解きゲーム」になるそうだ。そう言われるとなんとなく納得。

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DVD/おしゃれ泥棒

DVDで映画『おしゃれ泥棒』(1966年)を観た。
おしゃれ泥棒『ローマの休日』の名匠ウィリアム・ワイラー監督が、再びオードリー・ヘプバーンを主演に撮ったロマンティック・コメディ。共演は『アラビアのロレンス』のピーター・オトゥール。
贋作画家の娘ニコル(オードリー・ヘプバーン)が、泥棒と勘違いしたシモン(ピーター・オトゥール)と組んで、父が美術館に出品した彫刻が鑑定で贋作とバレル前に盗もうとする。
オードリー・ヘプバーンの衣装はジバンシー、アクセサリーがカルティエで、衣装チェンジも多く見た目にもおしゃれな作品。『スター・ウォーズ』シリーズのジョン・ウィリアムズの音楽も素敵だった。
しかも、オードリー・ヘプバーンの魅力を知り尽くしたウィリアム・ワイラー監督だけに、軽妙なセリフ回しとテンポの良い演出で、彼女のチャーミングさを再確認できる。ピーター・オトゥールの味のあるとぼけたキャラクタも、作品全体を引き立て本当に面白くおしゃれな映画だ。最近、こういった洒落っ気のある映画がなくなっちゃったよね。
原題は『HOW TO STEAL A MILLION』(100万ドルを盗む方法)だが、邦題の方がピッタリ。

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DVD/パリで一緒に

DVDで映画『パリで一緒に』(1963年)を観た。
パリで一緒にオードリー・ヘプバーンと『麗しのサブリナ』でも共演したウィリアム・ホールデンによるラブ・コメディ。脚本家ベンスン(ウィリアム・ホールデン)と彼が雇ったタイピストのガブリエル(オードリー・ヘプバーン)が、創作活動を通して恋に落ちていく。脚本の内容と現実が交錯する荒唐無稽のストーリー。マレーネ・ディートリッヒが本人としてカメオ出演し、フランク・シナトラが架空の映画のテーマソングを歌っている。
設定はとても面白いが、荒唐無稽過ぎて一本の映画として楽しめない。オードリー・ヘプバーンは魅力的でキャストも豪華だが、この内容じゃ逆効果だ。

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2006.01.04

DVD/戦争と平和

DVDで映画『戦争と平和』(1956年)を観た。
戦争と平和ロシアの文豪トルストイの代表的長編小説をオードリー・ヘプバーン、ヘンリー・フォンダ、メル・ファーラーが共演した、3時間を越える長編大作。当時、オードリー・ヘプバーンとメル・ファーラーが結婚していて夫婦での出演も話題だった。
19世紀にあったナポレオンのロシア遠征、アウステルリッツの戦いなどを背景に、伯爵令嬢ナターシャ(オードリー・ヘプバーン)とピエール(ヘンリー・フォンダ)、ピエールの親友アンドレイ(メル・フェラー)などが戦争と運命に翻弄されていく人々を描いた群像映画だ。
原作は読んでないので比較は出来ないが、長編小説なのでかなりコンパクトに纏めた感じがする。戦争を背景にしながら、力強く生きるナターシャが印象的だった。当時としては戦争の悲惨さを十分に描けたと思うが、舞台のような演出に古臭さを感じてしまう。
デジタル・リマスター版に見慣れてしまったせいもあるが、DVDの映像が全体的に暗いのが残念だ。

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DVD/パリの恋人

DVDで映画『パリの恋人』(1957年)を観た。
パリの恋人オードリー・ヘプバーンとフレッド・アステアが共演、『雨に唄えば』のスタンリー・ドーネン監督によるパリを舞台にしたミュージカル。
ファッション雑誌の専属カメラマンのディック(フレッド・アステア)が、本屋の店員ジョー(オードリー・ヘプバーン)の「おかしな顔(ファニー・フェイス)」を気に入って、彼女をモデルに写真撮影とショーのため花の都パリへ...。
本屋の店員からモデルに転身する、オードリー・ヘプバーンらしいシンデレラ・ストーリー。フレッド・アステアに負けじと、オードリー・ヘプバーンが歌に踊りに活躍する。
原題になっている『Funny Face』はこの作品から生まれた。衣装はイディス・ヘッドとユベール・ジバンシーが共同制作し、オープニングからラストまで、まるでファッションショーを見ているようだった。作曲は『ラプソディ・イン・ブルー』のジョージ・ガーシュウィンも担当しているが、個人的には印象的な名曲がなかった。

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2006.01.03

キング・コング

今年正月映画一番の話題作、映画『キング・コング』を観た。
キング・コングピーター・ジャクソン監督らしく『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ同様、3時間の上映時間が気にならないテンポの良さで一級のエンターテインメント作品に仕上がっていた。ただ、ラスト30分はかなり泣けるとの噂だったが、残念ながらそれほどではなかった。
前半の髑髏島(スカル・アイランド)で起きるスペクタクルシーンで、次から次へと畳み掛ける演出は本当に息を呑むようで飽きさせることがないが、少々懲り過ぎだったんじゃないだろうか。コングとアン(ナオミ・ワッツ)の愛情関係を描くならもう少し抑えて、NYへ戻ってからのシーンをじっくり描いた方が良かった気がする。また、アンとジャック(エイドリアン・ブロディ)のロマンスも中途半端で、テーマが曖昧になってしまったようだ。単なるエンターテインメントなら良いが、この辺のバランスが難しいところだ。
ラストでカール(ジャック・ブラック)が「飛行機がコングを殺したんじゃない。美女が野獣を殺したんだ」と言ったが、本当のメッセージ「人間のエゴによって殺された」は誰もが理解できたに違いない。

公式サイト

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DVD/麗しのサブリナ

DVDで映画『麗しのサブリナ』(1954年)を観た。
麗しのサブリナ『ローマの休日』で全世界の注目を集めたオードリー・ヘプバーンを主演に、『アパートの鍵を貸します』などの名匠ビリー・ワイルダー監督によるモノクロ作品。オードリー・ヘプバーン演じる雇われ運転手の娘のサブリナが、ハンフリー・ボガートとウィリアム・ホールデンが演じる大富豪の兄弟に恋するラブストーリー。最初はウィリアム・ホールデン演じるプレイボーイの弟デヴィッドに恋焦がれているが、次第にハンフリー・ボガート演じるビジネスマンの兄ライナスに惹かれていく。でも、かなりの年の差だけにちょっと納得いかないのが難点。
まだ初々しいさが残るオードリー・ヘプバーンが、キュートで魅力的な一本。この映画でもパーティなど華やかなシーンがあるが、そういったシーンでのオードリー・ヘプバーンは実に優雅でよく映える。最近はそういった魅力のある女優がいないのが残念だ。
ビリー・ワイルダー監督の洒脱の効いた演出も健在で、ライナスが嫌々サブリナをヨットに連れ出す準備をしているのに内心ウキウキして歌を口ずさむシーンは、「あのボガートが」と思うと笑える。衣装は当時まだ新進気鋭のデザイナーだったジバンシーが担当した。
因みに、1995年にはシドニー・ポラック監督がハリソン・フォード、ジュリア・オーモンド主演で『サブリナ』としてリメイクしているらしい。観てないので一度観てみたい。

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2006.01.02

DVD/マイ・フェア・レディ

DVDで映画『マイ・フェア・レディ』(1964年)を観た。
マイ・フェア・レディ昨日に続いて、オードリー・ヘプバーン主演作で、ブロードウェイの傑作ミュージカルをハリウッドで映画化した傑作。
オードリー・ヘプバーンが演じる貧しい街娘イライザが、通りかかったヘンリー・ヒギンズ教授から正しい発声と行儀を学びレディになるシンデレラ・ストーリー。僕の好きな作品の一つで、学生時代から映画館やテレビで何度も観ている。名曲の数々も素晴らしく、特にヘップバーンが踊りながらベッドに入るとき歌う「踊り明かそう」が大好きだ。
実は、オードリー・ヘプバーンの歌は吹き替えで、歌うシーンになるとソプラノの美声になる。しかし、決してストーリーを損なうことなく、オードリー・ヘプバーンの代表作には違いない。

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2006.01.01

SAYURI

今年の劇場一本目として、映画『SAYURI』を観た。
SAYURIハリウッドが芸者の世界を描いたことで話題の作品。想像以上に良く出来ていたが、日本人が見ると素人目に見てもおかしな設定も多かった。(エキストラの中には着物を右前に着ているシーンもあったらしい...)
さゆり(チャン・ツィイー)が、会長(渡辺謙)にあそこまで魅かれ、尽くそうとする理由も理解できなかったので、どのキャラクタにも感情移入できなかった。ただ、日本を描いたハリウッド作品としては頑張っていたと思う。(日本人のハリウッド"風"映画よりは良かった)
チャン・ツィイーは体当たりで演じていたが、いじめ役のミシェル・ヨーや桃井かおりの迫力が印象的。また、約半分の少女時代のさゆり(千代)を演じた大後寿々花(おおごすずか)に注目。可愛いし演技も頑張っていた。今後が楽しみな若手女優に違いない。

公式サイト

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DVD/ティファニーで朝食を

今年一本目、DVDで映画『ティファニーで朝食を』(1961年)を観た。
ティファニーで朝食をいわずと知れた、オードリー・ヘプバーン主演の名作。ティファニーのショー・ウィンドウを見ながら、朝食のクロワッサンを食べるオープニングのシーンが有名だ。主演のオードリー・ヘプバーンが自由気ままなホリーを演じて、小悪魔的な魅力を振りまいている。彼女が窓際で『ムーン・リバー』を歌うシーンがとても素敵だった。

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2005.12.30

ニュー・シネマ・パラダイス

映画『ニュー・シネマ・パラダイス』を観た。
ニュー・シネマ・パラダイス今年最後の映画は、デジタル・リマスター版による『ニュー・シネマ・パラダイス』を観た。この映画、泣ける映画として有名だが僕もこの映画を観るたびに泣いてしまう。特に、はじめて見た時はテレビだったにも拘らず、ぼろぼろ泣いてしまった。その後も、映画館やDVDで何度も観ていが、その都度泣いてしまう数少ない映画だ。泣ければ良いわけじゃないが、感動を与える映画には違いない。
今回も、ラスト近くトトが故郷を後に旅立つ辺りから目頭が熱くなってきた。ラストで、アルフレードからの形見のフィルムを観ながら子供の頃の顔に戻ったトトが素敵だった。単に悲しいだけでなく、アルフレードとトトの世代を超えた友情にも感動した。一映画ファンとしては、映画館の盛衰が描かれている点でも涙を誘う映画だ。
有名なエンニオ・モリコーネの音楽も素晴らしく、あのテーマ曲を聴くだけでも涙腺がゆるくなる人もきっと多い筈だ。

来年も、こんな素敵な映画に出会えることを期待したい。

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2005.12.17

Jの悲劇

映画『Jの悲劇』を観た。イアン・マキューリアンの小説『愛の続き』の映像化らしいが観た後で知った。
Jの悲劇ピクニックの気球事故がキッカケで出会った男に付きまとわれ、精神的に追い詰められるサイコドラマというかサスペンス。実はどんな映画か全く知らないで観に行った。エラリー・クイーンの名作『Xの悲劇』を思わせる邦題がイマイチ。
オープニングのショッキングな気球事故シーンが印象的(落ちた男がグシャした姿はちょっとグロいが)で映像は良かったし、テーマや原作を考えると意欲的な作品だと思う。でも、次第に精神的に追い詰められる、主人公のジョーが精神を病んでいく過程の描き方は説得力に欠けていた。脚本がもう一歩だったのか、ジョー役のダニエル・クレイグは熱演していたが、この役は荷が重かったのかも。それに対して主人公の恋人クレアを演じるサマンサ・モートンは相変わらず好演だった。

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2005.12.13

灯台守の恋

灯台守の恋映画『灯台守の恋』を観た。実在する、ブルターニュ海岸の突端の小さな島ウエッサンが舞台の大人の恋を描いたフランス映画。
ラ・ジュマンの灯台守になるためやって来たアントワーヌと、灯台守イヴォンの妻であるマベが次第に惹かれあっていくが、お互いに許されないことと知っているため「愛している」などとは決して口に出すことはしない。
静かで余計なことを一切語らない、とても切ない恋、でも心に残る一編だった。アントワーヌとマベ、そしてイヴォンの心の強さが羨ましく思う。

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2005.12.11

DVD/スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐

DVDで『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』を観た。
スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐映画館では字幕ばかりだが、DVDは日本語吹き替えがある時は日本語でリラックスして観るのが好きだ。この映画も日本語版で見直したが、やっぱり字幕では旨く掴めないニュアンスまで理解できる。
この映画、公開時の字幕(あの戸○奈津子先生)では誤訳というか極端なが意訳が多いと言われていたが、確かに随分印象が違う。特に、アナキンの心の移り変わりがより判りやすく繊細に描かれていたように感じた。でも、肝心のダークサイドに堕ちる瞬間はやっぱり納得できない。
あと、全体的にジェダイがあまりにも感情的なのも違和感がある。もっと悟りの境地になっているべきだと思うが、米国人の考えることなんでこんなものかな。

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2005.12.10

Mr.&Mrs.スミス

ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが夫婦役で話題の映画『Mr.&Mrs.スミス』を観た。
Mr.&Mrs.スミススパイ同士が夫婦になっちゃう設定は、日本の漫画にありそう。もしかして、日本の漫画からヒントを得て作った作品じゃないかって気がするのは僕だけだろうか。
家の中での銃撃戦を通して、愛を確認し合うする夫婦。「そんなのある分けないじゃん」ってのが、この二人が演じると「ありそう」なのがサスガ。しかも、かなり派手なスタントが多いが殆どを本人が演じているようで、それだけでもすごい。
アンジェリーナ・ジョリーの強さも磨きがかかって、さすがのブラッド・ピットですら霞んでしまうほど。彼女はどこまでいくんだろうって感じ。この二人はスクリーンの外でも噂されているが、映画のヒットのためなんて、そんなせこい事をこの二人がするとは思えないので、実際のところどうなんだろう?
銃撃、爆発、格闘といった派手なシーンと、結構クスクス笑えるエピソードが盛りだくさんで、中途半端にセンチになることなく最後まで楽しんで観れる。ストレス解消にはもってこいの作品だ。
しかし、大作だけに夫婦喧嘩だけで終わってるのは、ちょっと物足りなかった。
公式サイト

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2005.12.03

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』を観た。
ハリー・ポッターと炎のゴブレット2時間半を超える長編だが、飽きることなく最後まで楽しめたのは流石。ただ、このシリーズ全作に共通して言えることだが、枝葉のエピソードが盛り沢山で、ちょっと本筋の物語が判り難い。しかも本作は、これまでの作品とのつながりが強いので、初めて観る人は判らなかったのでは。
前評判ではハリーの初恋や、ロンとハーマイオニーの関係など、思春期を迎える彼らが描かれているとのことだったが、大したエピソードもなく全体の物語にはあまり関係なかった。
そんな彼らが毎作成長するのを見るのは楽しみな反面、最初のイメージから遠ざかるのが(当たり前だが)ちょっと残念だ。特に、愛らしかったロン(ルパート・グリント)はすっかり成長してしまった。
公式サイト

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2005.11.23

乱歩地獄

映画『乱歩地獄』を観た。江戸川乱歩の小説「火星の運河」、「鏡地獄」、「芋虫」、「蟲」を原作にしたオムニバス映画。
中でも、実相寺昭雄監督の「鏡地獄」は、あの名作『怪奇大作戦』「呪いの壷」「京都買います」を思わせる映像で、実相寺監督の健在振りを感じさせた。(病気療養中だが早く元気になって欲しい)
「芋虫」、「蟲」も江戸川乱歩らしい雰囲気たっぷりの作品で面白かったが、「火星の運河」は全く意味不明(?)だった。
乱歩地獄
オフィシャルサイト

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2005.11.20

ビッグ・ウェンズデー

DVDで映画『ビッグ・ウェンズデー』(1978年)を観た。
ビッグ・ウェンズデージョン・ミリアス監督のサーファーを題材にした青春映画として有名だが観るのははじめて。先日観た『CRYSTAL VOYAGER』のジョージ・グリノーが撮影していたので興味を持ったのがきっかけだ。
主役の三人を中心に、自由に生きながらも、やがて大人になっていく若者たちの姿と友情を描いている。サーフィンシーンを抜きにしてもとても面白い青春映画で、同じ1970年代に作られたジョージ・ルーカス監督の『アメリカン・グラフィティ』を思い出させた。
肝心のサーフィンのシーンは、特撮を一切使わない映像で怖くなるほどの迫力。ラストの「ビッグ・ウェンズデー」に向かうシーンでは、15フィートを超える波にサーファーが次々と呑まれてボードが宙を舞う。中でもジョージ・グリノーが撮影するチューブに吸い込まれる映像は、『CRYSTAL VOYAGER』より美しくダイナミックで見応えたっぷり。
海での撮影は全く予測が出来ず思うようにいかなかったと思うが、監督のジョン・ミリアス自身が本当のサーファーだったからこそ作れた映画に違いない。

このDVDには、ジョン・ミリアス監督の解説付きのトラックが収められているが、これが素晴らしい。もし、DVDでご覧になる方があれば、是非この解説も楽しんで欲しい。

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2005.11.17

エリザベスタウン

映画『エリザベスタウン』を観た。
オーランド・ブルームがはじめて現代の青年を演じて話題の作品で、共演は『スパイダーマン』のキルスティン・ダンストの他、『Shall we Dance?』のスーザン・サランドンや『ステルス』のジェシカ・ビール。
エルフじゃないオーランド・ブルームは、オーラこそないが成功と挫折に苦しむ青年を等身大で演じていて好感が持てた。そういった意味では結構良い映画だったと思うが、全体としてはテーマが散漫だったのが残念。
エリザベスタウン
オフィシャルサイト

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2005.11.13

ブラザーズ・グリム

テリー・ギリアム監督の最新作、映画『ブラザーズ・グリム』を観た。

ブラザーズ・グリム『モンティ・パイソン』の頃から好きなテリー・ギリアム監督の7年ぶりの新作とあれば、嫌でも期待したくなる。グリム童話などをモチーフにした独特の物語になので、一番好きな『未来世紀ブラジル』のような癖のある作品を想像していた。
テリー・ギリアム監督独特のイマジネーション溢れる美術や映像は素晴らしいが、ストーリーは意外性に欠けるしラストもやや平凡。もっと、毒のある物語を期待していたが、テリー・ギリアムが脚本に入ってないせいか、ちょっと残念。

ところで、僕が観に行った「丸の内ルーブル」では、映画で使われた衣装が展示されていた。赤頭巾の衣装は、結構細かい刺繍など施されていて、オープニングにしか出ないのが勿体ない。また、モニカ・ベルッチが演じていた鏡の女王の衣装は思ったより小さかった。(結構小柄なのかな)
赤頭巾 狼男 鏡の女王

でも、鏡の女王を演じたモニカ・ベルッチは、いつ見ても綺麗すぎ。クールなところもこの役にもピッタリで、彼女以外には出来ない!
モニカ・ベルッチ
オフィシャルサイト

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CRYSTAL VOYAGER

DVDで映画『CRYSTAL VOYAGER』を観た。

CRYSTAL VOYAGER映画『ビッグ・ウェンズデー』で水中カメラを担当した事で知られる、天才サーファーでカメラマンでもあるジョージ・グリノーを描いた1972年のドキュメンタリー映画。彼が、独自に考案したカメラを使って波と一体化した、当時としては画期的な映像の数々を見せる。特にクライマックスで描かれる、ピンク・フロイドの“ECHOES”とシンクロした23分間の映像は、サーフ版『2001年宇宙の旅』と言われている。実は、僕はこの一言だけで、この映画を観たくなった。

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2005.11.12

ランド・オブ・プレンティ

ヴィム・ヴェンダース監督の最新作の映画『ランド・オブ・プレンティ』を観た。
アフリカとイスラエルで育ち生まれ故郷のアメリカに帰ってきた少女ラナと、ヴェトナム戦争の後遺症に苦しみながら一人アメリカを守ろうとする叔父ポールの物語。ポールは9.11をキッカケにヴェトナム戦争時代のトラウマが蘇り、その怒りと愛国主義的精神常からアラブ系の人々を監視している。
ランド・オブ・プレンティ
一種の"ロード・ムービー"と呼んだら良いのだろうか。(ヴィム・ヴェンダース監督の映画は、すべてがロード・ムービーとも言われるが)今のアメリカを象徴するポールと外の国にいたラナが、別々の思いでロサンゼルス~トロナ~NY"グランドゼロ"を旅する過程で、ポールは自分を取り戻していく。きっとアメリカ(ブッシュのことかな?)にも本来あるべき姿、国に戻って欲しいと思っているのだろう。完全なフィクションでありながら、現実のアメリカの病める姿を映し出しているようで、よく言われるこの大国の二面性(富める者と貧困)、9.11以降間違った方向へ向かっている今のアメリカを描き、警鐘を鳴らしている。ヴィム・ヴェンダース監督にしては、ストレートなメッセージを託した映画だと思った。

ランド・オブ・プレンティ主演のラナをミシェル・ウィリアムズが見事に演じている。彼女は、『アメリカ、家族のいる風景(DON'T COME KNOCKING)』のオーディションで知り合い、この作品はそんな彼女をイメージして書かれている。その為、役柄にピッタリはまっているし、時には幼く時には成熟して見える彼女は本当に印象的だ。これまで目立った映画には出演していないが、今後の出演作が楽しみだ。

『アメリカ、家族のいる風景』の製作が中断した時に、別の映画を撮ってみようとしてこの映画は誕生したそうだ。しかし、単なる思い付きで作られたのではない。母国ドイツから8年間住んだ今のアメリカを見直しているし、何より9.11が現実に起こったからこそ誕生した。このため、予定調和的に生まれた必然性が感じられる。16日間という異例の短期間の撮影も、その勢いが映像からも感じられ、この映画には必要だった事かもしれない。

この作品は必ずしも完成度が高いとは思えない。『パリ、テキサス』や『ベルリン・天使の詩』のような傑作ではないし、僕の大好きな『ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ』のような愛すべき作品でもない。しかし、必然から生まれたこの映画は、ヴィム・ヴェンダースにとって欠かせない作品であるに違いない。そういった意味で、この映画は一見の価値ある作品だ。
オフィシャルサイト

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2005.11.05

バットマン

DVDで『バットマン』、『バットマン リターンズ』、『バットマン フォーエヴァー』、『バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲』そして『バットマン ビギンズ』の全5作品を観た。

バットマン・アンソロジー コレクターズ・ボックス『バットマン』、『バットマン リターンズ』はテレビで観たことはあるが、がきちんと観るのは初めて。ティム・バートン監督らしい作品で、コミックや昔のテレビ版とは違う映画『バットマン』の世界観を見事に作り出している。中でも、舞台になっている架空の都市「ゴッサム・シティ」を、独創的な発想で映像化に成功している点が大きい。そもそも、ティム・バートンの持つ暗くて美しい美術感が、バットマンのダークな世界観とマッチしていたのだろう。これは、最近の作品『コープスブライド』などにも通じるところがある。特に、『バットマン リターンズ』では自ら製作も行い、余すとこなくその才能を発揮している。ただ、バットマンやジョーカー、ペンギン、キャット・ウーマンはあくまで映画の登場人物で、作品の主役はあくまでゴッサム・シティそのものだ。

『バットマン フォーエヴァー』、『バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲』は初めて観たが、噂通り冴えない作品だった。

『バットマン フォーエヴァー』はコミックに回帰した作品だったのかもしれない。しかし、リドラー役に抜擢されたジム・キャリーはまだしも、トゥーフェイス役のトミー・リー・ジョーンズはあまりにも漫画チック過ぎて楽しめなかった。ヒロインの二コール・キッドマンは若くて綺麗だけど、最近の方がずっと魅力的。コミックの映像化としては面白いと思うが、映画としてはちょっときつかった。

『バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲』は、シリーズ最低の作品。 ジョージ・クルーニーのバットマンはオッサン臭いし、アーノルド・シュワルツェネッガーのMr.フリーズは妙に善人っぽいところがあるし、ロビンに加えてバットガールまで出てくる。意外だったのは、ユマ・サーマンが出演していること。もう少し作品を選んでほしいなぁ。

バットマン ビギンズティム・バートン監督作2作品と比較しても、最新作『バットマン ビギンズ』は秀作だった。特に、ティム・バートン監督が描かなかった、人間としてのブルース・ウェインの描き方には目を見張るものがある。バットマンが殆ど影として描かれているので尚更。怪物みたいな敵役も出ていないので、アメコミという感じが全くしない。全作品の中でも、最も良かった。

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2005.10.23

ドミノ

トニー・スコット監督、キーラ・ナイトレイ主演の、映画『ドミノ』を観た。
CM出身のトニー・スコットならではの、トリッキーな映像とフラッシュバックを多用したカット割が印象的だ。キーラ・ナイトレイも体当たりの演技で、実在の主人公ドミノ・ハーヴェイを演じている。但し、映画として面白かったかというと、ちょっと難しかった。クリストファー・ウォーケンが相変わらず、ぶっ飛んだ役を演じて健在振りを見せてくれるのが嬉しい。
ドミノ
オフィシャルサイト

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アワーミュージック

映画『アワーミュージック』を観た?残念ながら何が描きたいかわからず、半分以上寝てしまった。ジャン=リュック・ゴダール監督作は『ゴダールのマリア』、『ゴダールの探偵』辺りまでは好きだったのに、それ以降はちょっとついて行けなくなってしまった...
アワーミュージック
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2005.10.22

ティム・バートンのコープスブライド

映画『ティム・バートンのコープスブライド』を珍しく初日に観にいった。
タイトル通り、『チャーリーとチョコレート工場』を公開したばかりのティム・バートン監督の最新作。1,2年ほど前にインターネットで予告編を観てから(確かQuickTimeのサイト)ずっと観たいと思っていた。主人公のビクターが誤って死体の花嫁(コープスブライド)に求婚してしまう。ストーリーは単純だが、愛らしいキャラクタたちの喜怒哀楽に富んだ表情が素敵な映画だった。オープニングでビクターが逃がした蝶が、最後でああいう風に繋がるとは思わなかった。

この作品はクレイアニメ(人形アニメ)だが、そうと知らされなければCGと思ったかもしれない。それ程、細やかで滑らなで自然な動き。しかも美術的にも素晴らしく、美しい映像の映画だ。同じティム・バートンが手掛けた(監督ではなく製作だけ)『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』とよく比較されるが、多分、多くの人が『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の方が良いと言うだろう。しかし、個人的には『コープスブライド』の方が親しみの持てて気に入った。
ティム・バートンのコープスブライド
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2005.10.20

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス ブリキ棺

コンビニで『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス ブリキ棺』を見かけて、つい買ってしまった。全部で6種類あるが、初めて買って「ジャック」が入ってたので一応当たりかな。全部揃えるつもりはないけどね。
いよいよ今週末から『コープスブライド』が公開される。今月中には観たい。
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2005.10.16

トゥルーへの手紙

映画『トゥルーへの手紙』を観た。写真家としても有名なブルース・ウェバーの最新作。写真家だけあって、映像は美しく犬達の躍動感溢れる姿も素敵だ。しかし、この作品は映画というより映像コラージュで、劇場映画としては少し退屈だし観終わった後の満足感は少ない。「動物が好きで戦争が嫌いな写真家」のメッセージ・フィルムである。このため、「犬が出る映画」と思って癒しを求めるとがっかりしてしまう。予告編などでは、その辺りが感じ取れなかったので勘違いして観に来る観客も多いかもしれない。その辺りを踏まえて観に行くと良いのでは。
昔から、芸術家によるこの手の映画はあっても、一般劇場で公開されることはなかった。最近では、一般人の映画に対する認識が変わり、こうして劇場公開され多くの人を集めることが出来ることが少し不思議だった。
トゥルーへの手紙
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2005.10.15

ステルス

映画『ステルス』を観た。予告編とはちょっと印象が違い意外と面白かった。無人戦闘機ってのは重要な設定だけど、ステルス戦闘機(見えない戦闘機)ってのはあまり関係ないけど。『トップガン』に『2001年宇宙の旅』の「HAL9000」が出演したような映画。架空の戦闘機が縦横無尽に空を駆け巡る映像は本当に良く出来ていて、本編のかなりの部分を占めるが、観ていて飽きることがない。CG技術は今でも日々進化していることを感じさせる。気分転換するには、こういった何も考えないで観れる映画が一番。
ステルス
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2005.10.14

NANA

映画『NANA』を観た。映画としては、残念ながらイマイチ楽しめなかった。画面に力がなくて、映画というよりテレビドラマを見ている感じ。また、展開も原作(読んでないが)を要約した感じで、大崎ナナ(中島美嘉)と小松奈々(宮崎あおい)を行ったり来たりで結局どちらも描ききれていなかった。脚本段階でもう少し絞り込んでほしい。
出演者は各々存在感があったが、特に注目したいのが小松奈々(ハチ)を演じる宮崎あおい。『害虫』などで注目されていたが映画館で観たのは初めて。素が可愛いだけではこういう役の可愛さは出ないはず。
来年続編が公開されるらしいが、今度はもっと描きこんだ映画になることを期待したい。
NANA
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2005.10.11

シン・シティ

映画『シン・シティ』を観た。よく出来たビジュアルだったが、映画としてはどうなの?
シン・シティ
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8月のクリスマス

映画『8月のクリスマス』を観た。この作品は韓国映画のリメイクだが、韓国映画が苦手なので元の作品を観ていないので比較は出来ないが、最初から最後まで淡々とした展開で、ドラマとしては必要以上に盛り上がってこない。多分そこらは随分表現が違っているんじゃないかと思う。最初は、この淡々とした演出に物足りなさを感じたが、最後まで観ていると監督が描きたいものはやっぱりラブストーリーじゃなくて、あくまでも人間なんだと思えた。(本当に気づいたのは、映画が終わってからだけど)
山崎まさよしと、相手役を演じる関めぐみが二人ともすごく自然で、まるでどこかの街で生活する本当の寿俊(山崎まさよし)と由紀子(関めぐみ)に出会えたような感じがした。そんな二人の会話ややり取りがのひとつひとつを、ドラマとして繋いでいくのではなくて、スケッチのように切り取っていくこの映画独特の描き方は、ドラマとしては最初ちょっと物足りなさを感じたようだ。でも、映画全体を通してみると、死に向かって生きる寿俊が、未来に向かって成長していく由紀子へ、人生のバトンを渡しているように思える。ラストは知っていても、思わず涙で目が潤んだ。
8月のクリスマス
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チャーリーとチョコレート工場

映画『チャーリーとチョコレート工場』を観た。ティム・バートン監督の作る世界観は素晴らしいが、映画としては物足りなかった。でも、ウンパ・ルンパは見ていて飽きなかった。本当にいるといいな。
チャーリーとチョコレート工場
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2005.09.23

クレールの刺繍

映画『クレールの刺繍』を観た。17歳の少女クレールが妻子ある男性子供を身ごもり、匿名出産することに。しかし、大きくなるお腹を隠しながらスーパーのレジを勤める事は難しく、好きな刺繍で生計を立てようと決意して、交通事故で子供を亡くしたばかりの刺繍職人メリキアン夫人のアトリエへ通うようになる。やがて、二人が心を通うわせる様になり、お互いが励まされクレールも自分で子供を育てることを決意する。
女性のエレオノール・フォーシェ監督の長編デビュー作であり、自ら3年かけて書き上げた脚本は、彼女の半生から得た経験を織り込ませているようだ。これから子供を生む少女と、子供を亡くした女性。年齢や境遇の異なる二人の女性が、次第に心を通わせていく。そして、その境遇を乗り越えて力強く生きていくことを決心するまでを、自然なタッチできめ細かく描いている気持ちのいい映画だった。一篇の詩のような映画と称されるように、非常にナイーブな心の変化を紡ぎ出している感性が瑞々しく感じた。でも、女性ならではの境遇や心理なんて、男である僕には全然理解できてないんだろうなぁ。
クレールの刺繍
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2005.09.21

リンダ リンダ リンダ

映画『リンダ リンダ リンダ』を観た。ガールズ・バンド版『ウォーター・ボーイズ』みたいな映画だったら嫌だなって思っていたけど、そんな心配は全然必要なかった。青春の一瞬をそのまま切り取ったような映画で、本当に期待通りの作品だった。ストーリーにも余計な説明はなく、誰もが経験した過ぎ去ってしまったあの時間が淡々と描かれている。
性別も違うし、バンドもやったことがない、世代が全く違う僕が、同じような思いになれる。この映画を観ている一瞬だけ、あの頃に戻れたような気がした。
本当に、すごーーく良い映画だった。
リンダ リンダ リンダ
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ファンタスティック・フォー

映画『ファンタスティック・フォー』を観た。20年以上前のアメコミを、最新の特撮技術で描いたエンターテインメント作で、とても分かり易い勧善懲悪もの。同じアメコミの『バットマン ビギンズ』の対極をいく作品だ。頭を使わずにリラックスして映画を楽しむのに丁度良い。ただ特撮はやっぱり良く出来ている。特にオープニング直後の橋上事故シーンの特撮は、どうやって撮ったか判らない程の出来だ。でも、『Mr.インクレディブル』のヒットでゴム人間リードの特撮シーンを追加したと聞いていたが、それ程のインパクトはなかった。
ファンタスティック・フォー
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2005.09.20

愛についてのキンゼイ・レポート

映画『愛についてのキンゼイ・レポート』を観た。これも邦題が間違っている。キンゼイ教授は最後まで愛について語ることはなく、最後に愛について気が付く。変な形容詞をつけずに、原題通り『キンゼイ』だけにすべきだった。しかも、肝心の”実在の人物”を描いた映画であることを、観終わってから知ったのが残念。もし、この事を知っていたら、全然違う見方が出来たに違いない。
そういった事を割り引いてみると、最後まで温かく見守っていたキンゼイ夫人が素晴らしい。本当ならこんな夫を持てば、説教したり愛想をつかして出て行くに違いないが、彼の授業に参加するなど常に夫を見守っている。そして、ついに彼が自ら愛について気が付くところで映画が終わる。セックスに関する学術調査から、遠回りをしながらも愛に気が付いた夫を、少し離れたところから見守り続けた妻の笑顔がすがすがしく感じられた。
愛についてのキンゼイ・レポート
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理想の女(ひと)

映画『理想の女(ひと)』を観た。ヘレン・ハント、スカーレット・ヨハンソンの競演が話題だが、予告編から想像した内容とは随分違っていた。ネタバレになるので書かないが、予告編ではスカーレット・ヨハンソン演じるメグがヘレン・ハント演じるアーリン夫人を通して大人の女性に成長する物語かと思っていた。ラストのセリフを考えると、原題『A Good Woman』の方が適切だと思う。ヘレン・ハントの存在感が素晴らしかった。
ところでこの映画、原作がオスカー・ワイルドということで、もっと刺激的な内容かと思ったが全然違っていた。オスカー・ワイルドのことをちゃんと理解していなかったのが恥ずかしい。
理想の女(ひと)
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2005.09.14

Be Cool

ジョン・トラボルタ主演、ユマ・サーマン共演の映画『Be Cool』を観た。ストーリーがどうのこうのというより、キャラクター勝負の映画。何の説明もなく唐突な展開に、最初はかなり戸惑ったけど、途中からストーリーや設定はどうでもよくなった。主演のトラボルタからクリスティーナ・ミリアン、エアロスミスまで、強烈な個性のぶつかり合いでドラマが成立している。それがこの映画の魅力だよね。でも、音楽業界ってあんなに怖いの!?
Be Cool
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ふたりの5つの分かれ路

フランソワ・オゾン監督の最新作、映画『ふたりの5つの分かれ路』を観た。或る夫婦の離婚から結婚そして出会いまでを、時間を遡って五つのパートに分けて描いている。淡々とした中にも、時間をさかのぼることで「そういえば、あの時...」と思えるようなシーンが徐々に繋がっていく。とても面白い描き方だが、それだけという感じがして少し退屈だった。ただ、意外な演出が逆に妙にリアルな感じで、フランソワ・オゾン監督らしい。音楽の使い方も独特で面白かった。
ふたりの5つの分かれ路
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2005.09.09

マザー・テレサ

オリビア・ハッセー主演の映画『マザー・テレサ』を観た。オリビア・ハッセーの代表作と言えば『ロミオとジュリエット』は、僕も好きな映画で当時の彼女の初々しい姿が思い出される。そんな彼女がマザー・テレサを演じるのはどうかと思ったけど、実際に映画を観ると敢えて抑えた演技の彼女が、本当にマザーに思える程の熱演で感動した。
「私たちの行いは大海の一滴にすぎません。何もしなければ、その一滴も永遠に失われます。」
一人一人の小さな行動が大きな力になることを学ばされ、シンプルさを求める姿勢にも共感を覚えた。マザー・テレサについてもっと知りたくなる。どんなに厳しい立場になっても、どんなに大きな組織になっても、自分の信念を変えることなく貫き、多くの人々のために尽くす彼女の姿に次第に感動を覚えずにいられなかった。エンド・タイトルでは思わず目頭が熱くなった。
ただ、映画としてはあまりにも駆け足でマザー・テレサの人生を描いているので、ちょっと表現に厚みがかけるのが残念だった。フランコ・ゼフィレッリ監督だったら、きっと4時間ほどの作品にしたに違いない。
マザー・テレサ
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2005.08.27

奥さまは魔女

二コール・キッドマン主演の映画『奥さまは魔女』を観た。(それも珍しく初日に)
奥さまは魔女最近の二コール・キッドマンは本当にキュートだが、本作でも彼女の魅力が存分に発揮された。その上、これほどはまり役とは思わなかった。鼻をピクピクさせるところもそっくり。『オースティン・パワーズ』のウィル・フェレルがダーリンを演じている。先日観た『メリンダとメリンダ』でもいい奴だがダメな男を演じているが、たまにはオースティンのような勢いある役を見たい。他にも、名優のシャーリー・マクレーン、マイケル・ケインが味のある役を演じている。特に、マイケル・ケインが登場するシーンが凝っていて面白い。
観る前はユニークな設定と配役で、ロマンティックなエピソードもあり素敵な映画になりそうな感じだった。実際にシーンもあったが、全体的にはコメディーかラブストーリーかが中途半端になってしまったようだ。もうひとつ楽しめなかったのが残念。
奥さまは魔女サマンサ
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2005.08.21

星になった少年 Shining Boy & Little Randy

映画『星になった少年 Shining Boy & Little Randy』を観た。
自分の夢、母の夢を実現しようと頑張りながらも、家族や友達とちょっとすれ違う。そんな哲夢(テツ)が象使いとして成長しながら、少しずつ家族とも理解しあえるようになろうと努力する。”ゾウさんのショー”での主人公テツのスピーチは、それまでのテツの思いをストレートに表現する内容で胸にジーンきた。しかし、そんなテツの人生は交通事故という形であっけなく最期を迎えてしまう。残酷だが、我々が普段何気なく過ごしている日々の、運命の厳しさがそこにはあり、人生の虚しさを感じざる得ない。ラストはかなり目頭が熱くなった。
主人公の哲夢(テツ)を体当たりで演じている柳楽優弥を、家族を演じる常盤貴子、高橋克実そして倍賞美津子らがしっかり脇を固めていた。家族であるにも拘らず、心を通い合わせることの難しさがにじみ出ていた。脇役だが、テツの夢を母に伝える恋人役の蒼井優も印象的だった。 (でも、常盤貴子は四人の子持ちにしてはキレイすぎ!)
映画としては、エピソードがちょっと散漫で、もっとテツの人生に絞り込んで描いた方が良かったと思う。象使いになることは、事実であり重要なキーワードだが、ちょっとそれに流されてしまったようだ。決して傑作ではないが、ストレートなメッセージが伝わる良い作品に仕上がっていたと思う。
星になった少年 Shining Boy & Little Randy
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2005.08.20

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 (2回目)

映画『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2回目)を観に行った。
オープニングは見ごたえあるが、やっぱりアナキンが堕ちる所は納得いかない。
クローン・トゥルーパー
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2005.08.14

アイランド

映画『アイランド』を観た。ユアン・マクレガーとスカーレット・ヨハンソンが主演のSF映画で、『パール・ハーバー』のマイケル・ベイ監督の最新作。音楽は『スチームボーイ』のスティーヴ・ジャブロンスキーってのがちょっと意外。
内容は、「非合法の臓器売買のため作られたクローン人間が、その事に気づいて脱走する」、昔のSF小説や漫画によくある話。この単純な話を派手な映像で見せるのが、マイケル・ベイ監督の手腕発揮、と言いたいがそれ程ではなかった。『バッドボーイズ2バッド』風のカーチェイス、『マトリックス』風のビル倒壊、などがあるが取り立てて印象に残るような面白かったシーンがない。出演者も、ユアン・マクレガーとスカーレット・ヨハンソンでなくても良かったと思う。
アイランド
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2005.08.13

逆境ナイン

ようやく、映画『逆境ナイン』を観てきた。
原作者の島本和彦ファンとしては、見逃せない映画だ。実写になるだけでも凄いが、玉山鉄二の力演も、堀北真希の可愛さも、田中直樹の怪演も、藤岡弘の侍魂も良かった。しかし、何となく面白さが足りない。『少林サッカー』のような特撮もそれなりに力が入っているが、物語全体のテンポが悪い。島本和彦の漫画は、段々とエスカレートして最後は勢いがついて止まらなくなるのだが、この映画は盛り上がりそうになると間が出来てしまう。期待していただけ、少し残念。
逆境ナイン
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逆境ナイン
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メリンダとメリンダ

ウディ・アレンの最新監督作、映画『メリンダとメリンダ』を観た。
話としてはとても面白いし、要所要所でウディ・アレンらしさが光っていたが、全体的には中途半端で物足りなかった。でも、役者達の演技力に支えられて、映画としては纏まってはいたかな。悲劇と喜劇で言えば、喜劇のほうがハッピーエンドで良かった。この内容で素直に一本作っても面白いのに。でも、ウディ・アレン監督作と聞けば、観ないわけにはいかないね。
メリンダとメリンダ
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2005.08.07

亀は意外と速く泳ぐ

映画『亀は意外と速く泳ぐ』を観た。["脱力系"奥様スパイ!がやってくる!!]のコピーが何とも言えない。主演の上野樹里、蒼井優をはじめ、登場人物すべてが笑える[脱力ムービー]の最高傑作(そういうジャンルがあればだが)。[コバルト文庫]を映画にしたような話で、大笑いはしないがクスクス笑いの連続。観ている内に段々この非現実感がハマってくる。上野樹里のキャラもピッタリ。もしかすると彼女、平成の小林聡美かも。
亀は意外と速く泳ぐ
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2005.08.06

ヴェラ・ドレイク

映画『ヴェラ・ドレイク』を観た。予告編を見て予想していたのとは全く違ったが、非常に考えさせられる映画だった。善悪とは、どこに境界があるのだろうか。
でも、あの終わり方は消化不良になる。問題提起されたまま終わり、宿題を残されたような気分だ。
ヴェラ・ドレイク
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2005.07.31

ライフ・イズ・ミラクル

映画『ライフ・イズ・ミラクル』を観た。旧ユーゴスラビア出身の、エミール・クリトリッツァ監督の最新作だ。1992年ボスニア紛争真っ只中、ボスニア・ヘルツェゴビナの国境近くの村を舞台にした寓話的な映画だ。現実と非現実ぎりぎりの所で起きるドタバタ劇は、単なるコメディーに終わらない。実際に起きうる戦争の悲劇が常に見え隠れし、そんな状況の中、精一杯生きることを楽しむ人々の姿が力強い。
以前観た、同監督の『黒猫・白猫』と同様、独特の展開で先の読めないストーリーと、動物たちの豊かな演技力が重いストーリーを軽快に見せてくれる。でも、本当に凄いよ、動物たち(ロバ、熊、犬、猫、はと、アヒル、ねずみ、鷹...)の演技は!

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2005.07.23

皇帝ペンギン

映画『皇帝ペンギン』を観た。南極大陸で暮らす皇帝ペンギンを描いたドキュメンタリー映画だ。南極大陸の白い大陸、青い海と空、そしてかわいらしい皇帝ペンギンたちが86分に渡って見事に描かれている。特に、大きなスクリーンに超アップで映し出される皇帝ペンギンの姿は、この世の生き物とは思えない美しさだ。そして彼らが、ブリザードに絶えながらも120日間絶食して子供を産み、育てる姿は感動的。
Emilie Simonの音楽も素敵で、映画を見る前にサントラ盤を買ってしまった。
ただ、擬人化されたナレーションはちょっと余計だったかな。フランスでは僕の好きな『ディープ・ブルー』や『WATARIDORI』を抜いたとの事で、かなり期待していたが残念ながらそれ程でもなかったのでは。
THE EMPEROR'S JOURNEY
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サントラ盤をAmazonで購入

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2005.07.18

アルフィー

ジュード・ロウ主演の映画『アルフィー』を観た。
全然知らなかったけど、この映画、マイケル・ケイン主演の1966年同名作品のリメイク映画だった。マイケル・ケイン主演ってのが意外だが、40年近く前なんで。当時は、ロンドンを舞台にしているが、リメイク版では同じ英国人の設定だが舞台は(世界中の美女が集まる)マンハッタンに移している。
アルフィー
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《WOMAN STYLE シネマレビュー by あ~る》

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2005.07.03

ノミ・ソング

映画『ノミ・ソング』を観た。1980年代初頭に活躍したミュージシャン、クラウス・ノミのアーティストとしての生涯を描いたドキュメンタリーだ。彼を知る人々のインタビューと、当時の貴重な映像をふんだんに使って構成しているが、本当のクラウス・ノミの事は最後までわからなかった。同性愛者で、最後はエイズで亡くなったことでも知られている。今は、天国でマリア・カラスと共に歌っているだろうか...

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2005.07.02

宇宙戦争

スティーブン・スピルバーグ監督×トム・クルーズ主演の映画『宇宙戦争』を観た。この映画は、H・G・ウェルズ原作の1953年にジョージ・パルによって製作された同名映画のリメイクだ。前作は昔テレビで何度も観て、結構好きな映画だ。それを、最新の映像技術を駆使してどのように描くか興味深かったが、映像的には期待以上のできで満足した。非常にリアルで迫力ある映像の数々で、特撮が全然違和感がないのは流石としか言いようがない。しかも、宇宙人のマシン(トライポッド)も、原作のイメージ通りで"格好良い"。ミニチュアがあれば是非欲しい。でも、宇宙人は最新の研究に基づいたデザインかもしれないが、どちらかと言えば前作の方が好きだ。
ストーリー的には意外と地味な展開で、ラストも原作通りだがあっけない。本当は、そこをスピルバーグ監督がどう盛り上げるか期待していたが、何の捻りもなかったのでちょっと物足りなかった。
主演のトム・クルーズは、はっきり言ってミス・キャストだと思う。この映画の主役はヒーローではなく、もっと身近な父親が必要だったのではないだろうか。それに対して、ダコタ・ファニングはまた素晴らしい演技力を見せていた。毎回、違う役柄を見事に演じ分ける。月並みだが"天才子役"だね。
ところでこの映画、9.11に触発されて出来たんじゃないかと思う。宇宙人をテロに見立てられるし、本編中でも宇宙人の攻撃をテロと間違えるセリフがあった。特に、中盤でトム・クルーズが家から出ると飛行機の残骸があるシーンなんて、どうしても9.11とオーバーラップする。また、息子が果敢にも宇宙人と戦おうとする辺り、如何にもアメリカ映画と思わざる得ない。ブッシュが観たら喜ぶんだろうなぁ。

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2005.06.25

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐

先々行上映で映画『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』を観た。シリーズ完結編で、アナキンがダース・ベイダーになるまでが描かれている。

正直、エピソード1、2がイマイチだったのであまり期待していなかった。しかし、エピソード3は最初から最後まで、全くと言えるほど無駄がない濃い映画だった。特に、イントロでは展開が早い早い。いつもの"巻紙"が終わると、いきなり宇宙戦で豪華なCGをたっぷり堪能でき、続いてライト・セーバー戦で前作からの展開が一気に加速する。前作までのおちゃらけシーンやお子様向けのキャラクターが殆どないのが嬉しい。ダークなストーリーを演出するため当然だろうが、エピソード4以外は遊びが過ぎたと思うのは僕だけじゃない筈。とにかく全編通して、これまでとは比べ物にならないほどドラマ性が高くなった。ただ、アナキンがダークサイドに落ちる瞬間は、納得できなかった。もう少しハッキリした演出でも良かったのでは。
CG[コンピュータ・グラフィックス]は、更に磨きをかけカット数も最大だ。しかし、画が綺麗過ぎてリアリティにかけるシーンも幾つかあり、CGを過信しすぎているように感じた。
ヨーダファンの期待も裏切らない、エピソード2以上の活躍だ。エピソード5では感じなかったが、やはりシリーズ最重要キャラクターだった。その他にも、シリーズ・ファンは、エピソード4に繋がる様々なエピソードを楽しむことが出来る。例えば、オープニングで出てくるスターファイターはX-WINGの原型を思わせるし、アナキンの衣装もダース・ベイダーの姿に繋がっている。(グリーバス将軍の咳が、ダース・ベイダーの呼吸器の原型とは気が付かなかったが)そして、ラストではパドメが双子を産みルークとレイアと名付け、アナキンがダース・ベイダーとして生まれ変わる。僕も含め、旧三部作(エピソード4,5,6)からのファンは、新三部作(エピソード1,2,3)の中で最も楽しめる作品に違いない。
ルーカス自身も言っているが、改めてエピソード1~6を順番に観ると、また違う面白さを味わえるだろう。

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大いなる休暇

映画『大いなる休暇』を観た。カナダの小さな島で工場誘致しようとするが、その条件が[島に定住する医師がいること]だったため、期間限定でやってきた医者を引きとめようと、ウソで塗り固めた大芝居が始まる...
キャッチコピーの「スローライフも楽じゃない」にうまく表現されている。登場人物の一人一人が生き生きとしていて、どのキャラクターも秀逸で、とても楽しい。映画館で、あんなに大勢の観客と一緒に、声を出して笑ったのは『笑いの大学』以来だ。観終わった後、幸せな気持ちになれる、そんな素敵な映画だった。

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2005.06.23

クローサー

映画『クローサー』を観た。全く理解不能の映画だった。こういうのを相性というのだろうか。ジュリア・ロバーツは何となく計算高そうで好きじゃない。クライヴ・オーウェンは、切れ過ぎでうるさい、いやな役だけど一番ハッピーな奴だ。ナタリー・ポートマンは頑張っているけど、やっぱり無理があった。ジュード・ロウ は『アルフィー』に期待。

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2005.06.19

リチャード・ニクソン暗殺を企てた男

ショーン・ペン主演の映画『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』を観た。役が役だけに個性的な演技で気合が入ってたが、ちょっと空回り気味。ラストに至る理由が良く分からなかったし、次第に狂気に駆られていったと云うより、最初からちょっと問題ある人にしか見えなかった。脚本が悪かったのかなぁ。それと、ショーン・ペンに負けない個性的な役者が出てないのも理由かも。ナオミ・ワッツは頑張っていたけどね。

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2005.06.18

バットマン ビギンズ

映画『バットマン ビギンズ』を観た。今作は『メメント』のクリストファー・ノーランが監督と脚本を勤めた。予告編などを観て大変期待していたが、期待以上の出来で満足。ヒーロー物はイメージが先行しているので、ダークヒーローを描くのは難しい。しかも、地味になりがちでハリウッド映画としては敬遠されるのでは。でも、『スパイダーマン』の成功で、バットマンの映画化も見直されたに違いない。
そのバットマンをクリストファー・ノーラン監督がどのように描くか興味深かったが、前半の人間ドラマの部分をじっくり描くことで独自の世界観を作ることに成功している。映像的にも『インソムニア』を思わせるカメラワークで、主人公ブルース・ウェインが修行に訪れるブータンが美しく映されている。全体的に流行のCGに頼らないことで、リアリティのある映画になった。後半のバットマンになってからも、ドラマ性が損なわれていない。
バットマンの映像表現もイメージ通りだった。アクションシーンではフラッシュバックのような細かいカット割りと微妙なライティングで、バットマンの姿をハッキリと見せない事でダークな部分を印象付けている。ちょっと違うが、リドリー・スコット監督の名作『ブレードランナー』を思わせるカッコいい映画になっていた。
主演のクリスチャン・ベイルは、余計なイメージがなくて役と一体になって良かった。ヒロインにはトム・クルーズと婚約したばかりのケイティ・ホームズ。何故か、アメコミ映画のヒロインって、あまり綺麗な女優がいないと思っているのはきっと僕だけじゃないはず。
脇役陣は豪華だ。執事のアルフレッド役に『サイダーハウス・ルール』のマイケル・ケイン 、バットマンの武器などを作った科学者フォックス役に『ミリオンダラー・ベイビー』のモーガン・フリーマン 、そしてなんと味方になる警察官ゴードン役に『レオン』のゲイリー・オールドマン(善良な警察官役なんて珍しい)が演じている。更に、『ブレードランナー』のレプリカント役だったルトガー・ハウアーまで出演している。我らが日本の渡辺謙も忘れてはならない。主人公ブルース・ウェインが修行する"影の軍団"の首領ラーズ・アル・グール役で前半の重要なキャラクターだが、正直なところイマイチ存在感がない。残念ながら、リーアム・ニーソン演じる部下のヘンリー・デュカードの引き立て役だった。
当然のように次回作を予感させるラストシーンだったが、どうなることだろうか...(次はジョーカー登場か!)

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2005.06.12

フォーガットン

映画『フォーガットン』を観た。スリラーと思って観ていたら、SF(Xファイル?)だった。こりゃ詐欺だ!人がビューンと飛んでくとこは、思わず笑いそうになったぞ。

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キングダム・オブ・ヘブン

リドリー・スコット監督最新作『キングダム・オブ・ヘブン』を観た。スペクタクルは映画の醍醐味だけど、それだけじゃ飽きてしまう。結局最後まで何が描きたかったか分からなかった。主演はオーランド・ブルームで、戦闘シーンが『ロード・オブ・ザ・リング』とかぶっていたのはお愛嬌。でも、オーランド・ブルームのファンは大満足の作品でしょう。エルサレムの問題は奥が深く、正直、宗教戦争は日本人には理解できない、ってのが本音かな。

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2005.06.11

ミリオンダラー・ベイビー

クリント・イーストウッド監督の映画『ミリオンダラー・ベイビー』を観た。クリント・イーストウッド 、ヒラリー・スワンク 、モーガン・フリーマンらの演技がすばらしく良かった。特に前半は、ドキュメンタリーを観ているに淡々と物語が進み、ヒラリー・スワンクとクリント・イーストウッドが本当のボクサーとトレーナーに見えてきた。後半は賛否両論あるように、僕もあまり好きなストーリーではない。だが『ミスティック・リバー』でもそうだったように、クリント・イーストウッド監督から「これが人生ってものだ」と言われているような気がした。それは主人公のマギーだけでなく、登場人物すべてに言える。"結果が悪かったからダメな人生"と言うのではなく、"自分で納得いく人生を送れたか"が大切だと言いたいのだろう。最近、個人的にいろいろ悩みが多く、この点に強く共感した。

ミリオンダラー・ベイビー - Wikipedia

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2005.06.05

アトランティス

DVDで映画『アトランティス』を観た。『レオン』、『 ジャンヌ・ダルク』のリュック・ベッソン監督による1991年の作品だ。海の生き物たちを音楽にのせて淡々と描いている。海中から見る海の青さが本当に美しい。マダライルカ、イソマグロ、アオウミガメ、アオマダラウミヘビ、トラフザメ、オニイトマキエイ、マナティなどが、優雅に、踊るように泳ぐ姿はまるで宇宙空間にいるようだ。寝る前にリラックスして観るのにぴったり。ほとんどセリフはないが、何故か日本語字幕を松任谷由実が担当している。

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2005.06.03

さよなら、さよならハリウッド

ウディ・アレンの最新作、映画『さよなら、さよならハリウッド』を観た。気軽に、笑いながら観れて、最後はほんのり幸せな気分になれる映画だ。でも、ハリウッド映画に対するアンチテーゼとフランス映画に対する皮肉も忘れていない、ウディ・アレン監督らしいシニカルな作品にもなっているのが嬉しい。

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ライフ・アクアティック

映画『ライフ・アクアティック』を観た。『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』のウェス・アンダーソン監督最新作だ。前作同様シュールな作品で、やっぱり良く分からない。面白いと言えば面白いし、意味が分からないと言えばそうともいえる。決して嫌いではないんだけどね。主演のビル・マーレイが、相変わらずいい味を出している。また、演技派のケイト・ブランシェットはいつもと違う女性らしい役柄だった。他にも個性派の役者が多数出演している、ユニークな作品だ。ジャガーザメがもっとリアルだと良かった。

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2005.05.29

オペレッタ狸御殿

鈴木清順監督の最新作、映画『オペレッタ狸御殿』を観た。チャン・ツィイーとオダギリジョーの競演でも話題になっているが、平幹二朗、薬師丸ひろ子、由紀さおりといった脇役も豪華だ。極め付きはデジタル出演の「美空ひばり」で、動きは限られていたが、ここまでデジタルで再現された登場人物ははじめて。顔はあまり似てなかったが、声が似ていて歌まで歌っていた。その声を担当するのが、テレビでもお馴染みの鈴木松美博士率いる『日本音響研究所』だ。
本編は、鈴木組ならではの豪華絢爛な絵作りで繰り広げられる。しかし、突飛な演出とシュールな展開に付いていくのが精一杯で、これを面白いと観るか否か分かれるところだ。でも、これが鈴木清純監督だからね。御年82歳の監督(スタッフも高齢者が多い)とは思えないダイナミックな作品に、カンヌ映画祭でも好評だったそうだ。確かに外人のほうが割り切って観てくれるので、楽しんでもらえたのかな。

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2005.05.28

ザ・インタープリター

映画『ザ・インタープリター』を観た。シドニー・ポラック監督が、国連を舞台に民族紛争の影で画策される暗殺事件描いたサスペンス。国連職員で通訳を担当するシルビアを演じるニコール・キッドマンと、彼女を守るシークレット・サービスのトビンを演じるショーン・ペンが、渋い演技で緊張感を盛り上げていた。はじめて本物の国連内部でロケを敢行した意欲作になっている。舞台としては興味深いが、必ずしも生かしきれているとは言い難いのが残念。また、ニコール・キッドマン演じるシルビアの設定も、少し無理があったかもしれない。でも、最後まで展開の読めない物語で、全体的には予想以上に面白い映画で満足した。
因みに、ニコール・キッドマンは今まで観た彼女の映画で一番綺麗だった。また、競演のショーン・ペンも渋くてよかったが、キャサリン・キーナーなど脇役も個性的で存在感があってよかった。
結構、登場人物の人間関係やストーリーが複雑で、設定もあまり馴染みがないだけに、集中して観ないと分かり難い。疲れた身体(この日はフィールド・アスレチックをやった帰りだった)にはちょっと辛かった。

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2005.05.22

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語

ジム・キャリー主演の映画『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』を観た。最近はシリアスな役が多かったジム・キャリーだが、久し振りに個性的でハチャメチャな役を楽しんでいるようだ。脇役でメリル・ストリープやジュード・ロウも出演しているが、それぞれジム・キャリーに負けない個性的なキャラクター(特にメリル・ストリープは意外)を演じている。三人の子役も可愛くてユニークで好きだが、中でも噛み付き赤ん坊のサニーが面白い。あの強靭な歯で、もっと活躍して欲しかった。映像やシチュエーションなど各シーンは面白かったが、全編を通してみると中途半端な感じがする。予告編が面白く期待していたので、ちょっと残念だった。

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この神聖なお転婆娘

DVDでブリジット・バルドー主演の映画『この神聖なお転婆娘』を観た。『殿方御免遊ばせ』の前年に同じミシェル・ボワロン監督が作ったラブ・コメディで、本作でもまだ幼さの残るBBの魅力満載だ。
自動車を運転すれば事故を起こし、アイロンをかければ家を焼いてしまう、警官に罵声を浴びせて留置場に入れられる(しかも留置場で踊っている)、でも、すべて小悪魔的な魅力で許される。そればかりか、周りの皆が彼女のペースに巻き込まれていってしまう。幼い頃からバレエを習っていた彼女が、様々な場面で踊る姿を観るだけでも楽しくなってしまう。
この神聖なお転婆娘
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殿方ご免遊ばせ

DVDでブリジット・バルドー主演の映画『殿方ご免遊ばせ』を観た。フランス首相の娘の恋愛模様を軽快に描くラブコメディで、20代前半のブリジット・バルドーの魅力が存分に発揮されている。とにかく、コケティッシュとは彼女のためにあるような言葉で、悪戯っぽい眼差しと、どんな悪さをしても許される愛らしさ。最近のアイドルなんて、単なる一般人にしか見えない。彼女の他の作品も観たくなってきた。
因みに、今は『ブリジット・バルドー財団 (FONDATION BRIGITTE BARDOT)』を作って動物愛護活動に専念しているらしい。知らなかった。

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FONDATION BRIGITTE BARDOT pour la protection de l'animal sauvage et domestique

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勝手にしやがれ

DVDでジャン=リュック・ゴダール監督の『勝手にしやがれ』を観た。ゴダールの長編第一作であり、ヌーヴェルヴァーグを代表する傑作だ。ハリウッドと対極を成すフランス映画で、散文詩のようなセリフ、モノクロ映像に手ブレを気にしない手持ちカメラ、即興演出やジャンピング・カット編集など、素人作品のようだが誰にも真似が出来ない。(自分も昔8mm映画を作っていたので良く分かる)すでに様々な人に語りつくされた作品が、改めて観ても傑作としか言いようがない。
勝手にしやがれ
主演のジャン=ポール・ベルモンドの格好良さ、ジーン・セバーグの可愛さ、そして1950年代のパリの街並み(シトロエン2CVが普通に走っている)が何とも言えない。他のことをしながらBGV代わりに3回も続けて観てしまった。

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2005.05.21

グレン・グールド27歳の記憶

DVDで映画『グレン・グールド27歳の記憶』を観た。原題は『Glenn Gould : Off the Record/On the Record』(1959年/カナダ)でOff/Onそれぞれ30分弱、合計1時間にも満たない記録映画だ。しかし、20代のグレン・グールドを記録した貴重なフィルムであり、ファンにとっては必見の映像と言える。楽しそうに、そしてハミングしながらピアノを奏でるグールドの姿は、CDジャケットの無表情な写真からは想像ができない。また、映画の中では不完全ながらもレコード録音すらしていない演奏も多く、興味の尽きない映像だ。
Glenn Gould
32歳でコンサート活動から身を引きレコード録音に専念したので、実際に生演奏を聞いたことがある人は少ない。矢野顕子の友達で、グールドの生演奏を聞いた人がいるらしいが、本当に羨ましい。

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The Glenn Gould Foundation

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2005.05.14

Polaris/Live at 日比谷野外音楽堂2004/9/25

PolarisのライブDVD「Live at 日比谷野外音楽堂2004/9/25」を観た。日比谷野外音楽堂で行われたPolaris Tour 2004 ”cosmos” FINALのライブ映像を収録した初のライブDVDで、ノーカット2時間半を越える。メンバーのオオヤユウスケ(Vo/G)、柏原譲(Bs)、坂田学(Ds)に加え、サポートゲストとして原田郁子(クラムボン)宮田誠(コルコバード)が、スぺシャルゲストとして茂木欣一(東京スカパラダイスオーケストラ)永積タカシ(ハナレグミ)が参加している。

夕方、日が落ちる直前を見計らったようにして始まる。観客が手渡されたシャボン玉を一斉に吹いて、客先からステージの上空を舞ってとてもキレイだ。そんな中でPolarisの"ゆるい音楽"が演奏される。彼らほど夕暮れ時が似合うアーティストも少ないと思う。2曲も演奏するとすっかり日が落ちて、今度は照明がステージを彩っていく。中盤は、茂木欣一が参加して坂田学さらには宮田誠とのツイン~トリプルドラムで盛り上がる。坂田学と言えば、3月にPolarisを脱退してしまった。メンバーの中で一番好きだったので、大変残念だ。アンコールでは、プラネタリウムの中にいるようなステージで「コスモス」が歌われる。そして最後には、メンバーの3人だけで「星と願うなら」で終わる。Polarisのライブは何度か行ってるけど野音は会わないと思っていたが、全然そんな事なかった。いつも通り淡々とした音楽で、いつまでも続いて欲しいと思えるライブだった。

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「Live at 日比谷野外音楽堂 2004/09/25」特設ページ

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2005.05.11

ロスト・イン・トランスレーション

DVDで映画「ロスト・イン・トランスレーション」を観た。2003年度のアカデミー賞オリジナル脚本賞を受賞し、オール東京ロケで話題となった作品だ。主演のビル・マーレイがいい味を出しているし、スカーレット・ヨハンソンもかわいい。
本来は、ソフィア・コッポラ監督の個人的な映画だと思うが、新宿や渋谷の見慣れた街並みが出てくるでの、日本人のために作られた作品のような気がした。公開当時は舞台になった渋谷で観たので、映画館を出ると同じ街並みがあり不思議な感じだった。DVDを日本語でリラックスして観て、改めて「東京って面白い街だ」と思った。エンドロールで流れる「風をあつめて」がぴったりだ。

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2005.05.07

エレニの旅

ギリシャの巨匠テオ・アンゲロプロス監督の映画「エレニの旅」を観た。テオ・アンゲロプロス監督と言えば学生時代に見た「旅芸人の記録」が懐かしい。当時、ギリシャ映画も始めてだったが、4時間弱(232分)の長さに圧倒された。しかし、当時は酷く退屈な映画としてしか記憶になかった。本作も、3時間弱(170分)と長いが、飽きずに見ている自分に驚く。面白いとは言い切れないが、興味深い作品だった。歴史的背景を知っていると、もっと楽しめただろう。

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2005.05.06

永遠のハバナ

映画「永遠のハバナ」を観た。ドキュメンタリーともフィクションとも区別が付かず、セリフやナレーションなどを一切排除した不思議な映画だ。無名の登場人物たちの一日が、リアルに描かれている。あまりにも淡々と描かれるので、最初は退屈な映画だなと思ったが、次第に登場人物がリアルに感じられるようになって、次の展開を期待して観ている自分に気が付いた。最後に登場人物のプロフィールと夢が語られる。ささやかだが夢を持って生きる、ハバナの人々の生きる喜びに共感した。良い意味で、期待を裏切られた。

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コーヒー&シガレッツ

ジム・ジャームッシュ監督の映画「コーヒー&シガレッツ」を観た。この映画は、コーヒーとタバコをテーマに18年間に撮りためた11本の短編集でなっている。すべてモノクロ、1シーンだけで成っている不可思議だが、ジム・ジャームッシュ監督らしい作品だ。

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2005.05.05

海を飛ぶ夢

映画「海を飛ぶ夢」を観た。"尊厳死"を正面から捕らえた実話に基づく作品「アザーズ」でハリウッド監督としてデビューを果たしたアレハンドロ・アメナーバル監督が、本国スペインに戻って製作した最新作だ。この重いテーマをまだ32歳アメナーバル監督がどのように描くのか気になったが、主人公のラモン・サンペドロが窓から海に向かって飛翔する幻想的なシーンを交えながら、様々な形で関わる人達を淡々と最後まで描ききっている。信じられないのが、50代の主人公を30代前半のハバエル・バルデムが演じていることだ。特殊メークをしているとは言え、テーマがテーマだけに演じきるのは並大抵のことではないはず。考えさせられながらも、久々に心に残る感動作だ。シネマスコープサイズ(縦横比が1:2.35)のスクリーンに描かれる映像が美しい。是非、映画館で観てほしい作品だ。

原作本「海を飛ぶ夢」をAmazonで購入
オフィシャルサイト

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スチームボーイ/メモリアルボックス

DVDで映画「スチームボーイ」を観た。CGとは違うフルデジタル映像としてのコンピュータとアニメの融合(セルアニメと違い無数の色が使える、中間色が見事にアニメートされている、幾重にも重ねられた映像 等)は、DVDで繰り返してみると改めてその素晴らしさに気付かされる。(月刊ASCII記事参照
映画館で観た時は、子供向けの作品には思えなかったけど、改めてDVDで観ると「科学と心と夢」「親子」「科学技術と戦争」といったテーマをこれからの50年を担う子供達に伝えようとしていることが伝わってきた。上映初日に渡辺繁プロデューサーは続編(「スチームガール」?)を宣言していたので期待して待とう!

Amazonで購入 / 通常版
オフィシャルサイト

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2005.05.03

お台場明石城

フジテレビのTV番組「お台場明石城」が興味深い。動く城として、テレビ史上初、テレビ欄のあらゆる時間帯を自由自在に動き回る攻撃型プログラムとなった。

オフィシャルサイト / ウィキペディア(Wikipedia)

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2005.05.02

阿修羅城の瞳

映画「阿修羅城の瞳」を観た。映画としては、イマイチの出来だった。きっと舞台向きの話なんだろう。漫画世代の脚本らしく(この辺が「劇団☆新感線」か?)、何の説明もなく突飛な技が繰り広げられる。結局、最後までストーリーに入り込めないまま終わってしまった。

オフィシャルサイト

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コンスタンティン

映画「コンスタンティン」を観た。アメコミ原作のオカルトSF映画。オカルトの恐怖感を残しつつ、独自のリアリティを持たせるストーリーで新鮮で面白かった。最初は、同じキアヌ・リーブス主演のマトリックスの二番煎じになってないかと思ったが、そんな危惧は必要ない。特に、作品全体の雰囲気を醸し出すプロダクション・デザインが素晴らしい。続編を思わせる終わり方で、今後が気になる作品だ。

オフィシャルサイト

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2005.05.01

コーラス

映画「コーラス」を観た。「WATARIDORI」のジャック・ペラン製作のフランス映画だ。寄宿舎を舞台に教師と生徒達が、歌を通して心を通い合わせるまでを描いている。21世紀の「チップス先生さようなら」か。予想通りのストーリーだが、素直に感動できる作品だ。

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2005.04.30

ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ

映画「ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ」を観た。ロバート・デ・ニーロ主演 、ダコタ・ファニング共演で多少期待していたが、良くあるサイコホラーで途中でオチが分かってしまった。脚本が今一で他の登場人物が中途半端、特に"隣人夫婦"はいい迷惑だ。

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2005.04.29

Shall we Dance?

映画「Shall we Dance?」を観た。オリジナルを観てないので比較はできないが、ベタベタのハリウッド映画にならずにいい感じで仕上がったようだ。決して派手ではないけど、気持ちを和ませてくれるいい映画だった。主演のリチャード・ギア、ジェニファー・ロペスが華やかに演じる一方、スーザン・サランドンが、さりげない演技でコメディとドラマのバランスを取っている。観わった後、ちょっとだけ幸せな気持ちになれた!年をとったら、リチャード・ギアみたいなシルバーヘアになりたい。

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2005.04.23

真夜中の弥次さん喜多さん

クドカンこと宮藤官九郎初監督の映画「真夜中の弥次さん喜多さん」を観た。しりあがり寿漫画が原作だけに、ぶっ飛んだストーリーであることは予想できたが、それ以上で正直着いて行けなかったところも...でも、漫画をよくあそこまで実写(CGが多いけど)にしたと思うと凄いことだ。長瀬智也 、中村七之助の体当たり演技に加え、意外なゲストも面白かった。でも、しりあがり寿が出ていたのは気が付かなかった。

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2005.04.17

微笑みに出逢う街角

ソフィア・ローレンの100作目の出演作になる、映画「微笑みに出逢う街角」を観た。エドアルド・ポンティ監督 は、ソフィア・ローレンの実の息子だそうだ。三人の女性(ソフィア・ローレン、ミラ・ソルヴィーノ 、デボラ・カーラ・アンガー )が交錯する中、それぞれが人生の転機を迎えて自分探しの旅に出るまでを描いた作品。強い印象はないが、良い作品だと思う。最後の最後まで抑えた表情が、最後の三人の笑顔を際立たせている。きっと、これが描きたかったんだろうなとは思うけど、ちょっと邦題が安易過ぎる。(原題は"Between Strangers")

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2005.04.16

ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月

映画「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」を観た。主演のレニー・ゼルウィガーが役作りのためまた体重を増やして体当たりで演じているが、ちょっと太り過ぎかも...正直言って、映画館で観る必要はなかった。

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2005.04.09

アビエイター

レオナルド・ディカプリオ製作・主演の映画「アビエイター」を観た。富豪ハワード・ヒューズの半生を描く伝記映画で、派手な映像がふんだんに盛り込まれているが、なんとなく物足りない。ハワード・ヒューズを人生を描きたいのか、航空機業界の内幕を描きたいのか、どちらともとれない中途半端な作品だ。アカデミー賞を逃した理由がなんとなく分かった気がする。因みに、ハワード・ヒューズは潔癖症で有名だったので、その晩年まで描いて欲しかった。

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2005.04.03

エターナル・サンシャイン

映画「エターナル・サンシャイン」を観た。ジム・キャリー 、ケイト・ウィンスレット主演の記憶除去手術を受けたカップルを描いたちょっと変わったラブ・ストーリー。それもその筈、脚本は「ヒューマンネイチュア」、「マルコヴィッチの穴」のチャーリー・カウフマンだ。でも、とってもハートフルでピュアな愛を描いた作品だ。期待以上に面白く、心に残る作品だった。ジム・キャリーが普通の男を演じているが、コメディー以外の作品では一番自然で良かった。脇役で、ロード・オブ・ザ・リングのフロド役のイライジャ・ウッドと、スパイダー万のヒロイン役のキルステン・ダンストが出ていたが、どちらも前作を意識させない好演だった。

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2005.04.02

世界で一番パパが好き!

「みゆき座(旧、日比谷スカラ座2)」で映画「世界で一番パパが好き!」を観た。ベン・アフレック主演の父娘をテーマにした心温まる映画だ。元婚約者のジェニファー・ロペスが死んだ妻役で出演している。7歳の娘役のラクエル・カストロが茶目っ気たっぷりで可愛かったが、ロード・オブ・ザ・リングでエルフ姫アルウェンを演じていたリヴ・タイラーがやっぱり素敵だ。

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2005.03.27

刑事コロンボ コンプリートDVD-BOX

DVD「刑事コロンボ コンプリートDVD-BOX」を買った。全45作がDVD22枚に入って限定価格25,000円(amazonで21,000円)でDVD1枚が1,000円弱とお買い得だ。勿論、まだ全部は見ていないが、昔(本放映当時は小学生だった)を思い出しながら数本を見た。今、改めて見ても面白い。特に、コロンボを演じるピーター・フォークのとぼけた姿は正にはまり役だ。「うちのカミサンがね...」、う~ん名台詞。

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2005.03.26

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 スペシャル・エクステンデッド・エディション

映画「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 スペシャル・エクステンデッド・エディション」を観た。これで、ロード・オブ・ザ・リングは通常版もスペシャル・エクステンデッド・エディションも全部映画館に行ったが、何度観ても見ごたえのある映像の連続だ。本作も、上映時間4時間を越える(250分)長編にも拘らず、最後まで飽きることがない。特に、ラストの大団円でアラゴルン達がフロドらホビット達に頭を垂れるシーンでは、思わず目頭が熱くなった。また、全編を通して描かれる、フロドとサムの友情にも感動した!

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2005.03.21

ロング・エンゲージメント

「アメリ」のオドレイ・トトゥ&ジャン=ピエール・ジュネ監督の最新作、映画「ロング・エンゲージメント」を観た。ジャン=ピエール・ジュネ監督独特の、ちょっと残酷なシーンも多いが最終的にはハッピーエンドの作品。大人の御伽噺と言ったところだろうか。いつもの黄色味の映像も美しい。でもリアルな戦争シーンで暫くは馴染めなかった。2時間を越える長編だが、意外と飽きずに観れる。ただ、「アメリ」のような楽しい作品を期待したら裏切られるので注意しよう。

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2005.03.19

プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング

今日は映画「プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング」を観た。前作に続いて、主人公のミアの文字通りのシンデレラ・ストーリー。今回は彼女が「ジェノヴィア」(仮想の国)の女王になるまでを描いているが、最初から最後まで「ジェノヴィア」を舞台にしているので、結構何でもありの設定だ。主演のアン・ハサウェイもかわいかったけど、今回の主役はやっぱりジュリー・アンドリュースだね。

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2005.03.13

オペラ座の怪人

映画「オペラ座の怪人」を観た。映画館でミュージカルを観たのは久し振りだ。ミュージカルは嫌いじゃないし、セットもCGも豪華で見ごたえのある映像だった。シリアスなドラマのミュージカルは、感情移入し難いので中盤過ぎまで違和感があったが、終盤は結構面白かった。でも、全体としてはストーリーが単純で、映画向きではなかったのでは。ヒロインのエミー・ロッサムがかわいくて、思わずパンフレットまで買ってしまった。

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2005.03.05

アレキサンダー

映画「アレキサンダー」を観た。オリヴァー・ストーン監督の最新作にして3時間近い超大作である。スケールの大きな大作だが、大作が必ずしも面白いとは限らなかった。関係ないが、コリン・ファレルを見ると鼻の穴の大きさが気になって仕方がない。

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2005.02.27

ボーン・スブレマシー

映画「ボーン・スブレマシー」を観た。この作品は2年前に公開された「ボーン・アイデンティティー」の続編で、記憶喪失の元CIAトップ・エージェントであるジェイソン・ボーンと、彼を追うCIA元上司を描いた作品だ。無口なジェイソン・ボーン役のマット・デイモンが、身体を張って迫力あるアクションを演じている。スピーディーな展開とアクションで、地味ながら結構好きな作品だ。さらに、インド、ベルリン、モスクワ、ニューヨークと世界を駆け巡るストーリーも魅力的だ。

↓東宝系の映画館で売っているホットドックが美味しい。
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2005.02.25

サスペクト・ゼロ

映画「サスペクト・ゼロ」を観てきた。結構面白いストーリだと思うが...実は疲れていて半分ほど寝てしまった。残念。

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2005.02.12

ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方

映画「ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方」を観てきた。ピーター・セラーズの人生を完全映画化した作品。しかし、スターのピーター・セラーズを描きたいのか、人間としてのピーター・セラーズを描きたいのか分からない、中途半端な映画になっていた。結構作りは凝っていて、主演のジェフリー・ラッシュもピーター・セラーズに成り切った熱演だけに、ちょっと残念だ。
シャーリーズ・セロンもキレイだったけど、ソフィア・ローレン役のソニア・アキーノは本物よりキレイだった。

因みに、ココリコ田中が出演したショートフィルムは良く出来てたし面白かった。

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2005.02.06

ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 スペシャル・エクステンデッド・エディション

DVDで「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 スペシャル・エクステンデッド・エディション 」を観た。やっぱり他のディレークターズカットエディションと一味も二味も違う。比較にならないほど見応えがあるし、ストーリー上重要なエピソードが山ほど追加(50分追加されて250分ある)されている、と言うか、こんなにカットされていたなんて。ファンでなくても、ロード・オブ・ザ・リングはスペシャル・エクステンデッド・エディションで観るべし。

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2005.02.05

ハウルの動く城

遅ればせながら映画「ハウルの動く城」を観てきた。前評判通り、いつもの宮崎映画とは確かに違う。うまく言えないけど、なんか少女漫画っぽいかな。それほど期待しないで行ったので、それなりに楽しめたけど、声優陣が有名人ばかりなので、本人のイメージが気になって映画に入り込めなかった。

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2005.02.04

イブラヒムおじさんとコーランの花たち

映画「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」を、最終日の最終回に観て来た。"少年と老人の心温まる感動作品"かと思ったら、宗教(イスラム教)を扱った映画だった。決して派手なドラマはないけど、"なるほどこういった考え方があるんだなぁ"と、しみじみと考えさせられる作品だ。期待していたほどではなかったけど、良い作品だと思う。

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2005.01.25

ネオ・ファンタジア

映画「ネオ・ファンタジア」を観てきました。24年前の日本初公開の時は、池袋の文芸座ル・ピリエだったけど、今回の東京都写真美術館の方が広い。この作品、ボレロが印象的で良く覚えていたけど、改めて観ると他のパートも良くできていた。特に、実写部分が思った以上に凝っていて、面白い。全体的(併映の短編も)に、風刺が効いていて良くできたイタリア・アニメーションだ。
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2005.01.22

シルヴィア

グウィネス・パルトロー主演の映画「シルヴィア」を観た。どうも詩人を主人公にした映画って、重いテーマになってしまうのかな。彼女の心理はまったく分からないけど、悩みながら解決できない苦しさは、ちょっと理解できる。

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2005.01.15

マイ・ボディガード

丸の内ピカデリー2で「マイ・ボディガード」を観てきた。心温まる感動作かと思ったら、復讐劇だった。ちょっと残酷なシーン(15禁でR指定)もあったけど、2時間以上の作品を最後まで飽きずに面白く観ることができた。主演のデンゼル・ワシントンだけでなく、ダコタ・ファニングやクリストファー・ウォーケンなど名子役、名優もしっかり脇を固めている良作品だ。ただ、「レオン」とは全然違う映画だと思う。

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2005.01.03

Mr.インクレディブル

今年最初の映画として、ピクサー映画の最新作「Mr.インクレディブル」を観た。スパー・ヒーロー対マッド・サイエンティストの戦いだけでなく、家族愛が描かれた期待を裏切らないエンターティンメント映画だ。

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2004.12.30

犬猫

井口奈己監督の映画「犬猫」を観た。なんとなくの日常を描いた、ゆるーい映画。こんな映画を撮れる人が羨ましい。
8mm映画のリメイクだけに、自主制作映画っぽさが残っている。僕も学生時代に8mm映画を作っていたので、なんとなく懐かしい。そのせいでちょっと気になっていた映画だったけど、突然思い立って見に行った。
主演の榎本加奈子と藤田陽子がいい味を出してる。やっぱり榎本加奈子が猫で藤田陽子が犬だろうか?

榎本加奈子は一時期のガリガリにイメージと比べるとふっくらして、眼鏡をかけて素顔をあまり見せないけどやっぱりかわいい。藤田陽子は素か演技か分からないけど、こんな女の子が身近にいたらいいなぁと思わせてくれる。

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2004.12.23

レディ・ジョーカー

映画「レディ・ジョーカー」を観た。役者も良かったし、監督の平山秀幸も「OUT」が面白かったので結構期待していたけど、ちょっと... メッセージ性もあり考えさせられる映画だったのに、何が言いたいか分からなかったのが残念。

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笑の大学

映画「笑の大学」をようやく観た。笑いあり涙ありで、期待以上に面白かった。映画館であんなに声を出して笑ったのは本当に珍しい。劇場公開は明日までだけど、機会があれば、是非、舞台版も観てみたい。

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2004.12.05

スカイキャプテン

映画「スカイキャプテン」を観た。
最初は画の面白さだけかと思ったけど、最後まで飽きずに楽しめた。日本人にとっては漫画やアニメでよくあるストーリだと思うけど、ストーリー展開や画がよく作り込んでたのが良かった。
アンジェリーナ・ジョリーは敵役かと思ったけど、味方だったのが以外。(アイパッチしてたら普通は敵役だろ!)

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2004.10.03

映画/CODE46

サマンサ・モートン、ティム・ロビンス主演の近未来を舞台にしたラブ・ストーリー。
運命の筈の恋が管理社会の規律によって阻まれる、特異な設定ながらロマンティックな物語になっていた。上海をはじめアジア各地を使ったロケハンが秀逸で、近未来という設定も無理なく表現していた。J・L・ゴダールの"アルファヴィル"を思わせる設定だったが、全然違った。(当たり前か...)

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2004.09.25

映画/世界でいちばん不運で幸せな私

Cap ou pas cap ? (のる?のらない?)
アメリを思わせるフランス映画。ロマンティックで、映像的にも素敵な作品だと思う。でも、結局ラストがどうなったのか、良く分からなかった。

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2004.09.23

映画/華氏911

ようやくマイケル・ムーアの話題作を観てきた。
ハッキリ言って面白いとは思えなかった。でも、"病んでいるアメリカ"の現状は、十分に伝わった。映画館よりDVDで、日本語で、リラックスして観た方がいいかもしれない。

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2004.09.21

映画/誰も知らない

主演の柳楽優弥が2004年度カンヌ国際映画祭主演男優賞に輝いた話題作。
是枝監督の作品は大体見ているけど、この作品が一番完成度が高い。何も語らず、決して説明しない、淡々とした映像が紡ぎ出すドラマ。悲しい出来事も、嬉しい出来事も、彼らの日常の一部になってしまっている。観終わった後、暫く何も話したくなくなる。是非、劇場で観て欲しい作品だ。

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2004.09.19

映画/ヴィレッジ

「シックス・センス」のM・ナイト・シャマラン監督の新作映画。
意外性はあったけど、「なるほどね」っていう程度で驚きはなかった。やっぱり「シックス・センス」を超えられないのかなぁ。

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映画/バイオハザードII アポカリプス

バイオハザードの続編。
ゲームの代表的なキャラクターのジルやネメシスも出て、前作より楽しめた。でも、基本的にミラ・ジョヴォヴィッチを格好良く描く為の映画だ。

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映画/アイ,ロボット

アイザック・アシモフの同名小説を原案に用いたSF映画。
アシモフのテイストを感じさせる、推理小説っぽいのが良かった。2035年にロボットがあそこまで進化するとは思えないけど、長生きすれば見れるかも。

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2004.09.13

映画/ヴァン・ヘルシング

話題の映画"ヴァン・ヘルシング"を観た。
ヒュー・ジャックマンやケイト・ベッキンセールはがんばってるけど、怪物達のデザインが漫画チックでオリジナルの怪物達には足元にも及ばない。そのせいかCGも結構浮いていた。最近の特撮は凄いと思うけど、この作品では今一だった。パート2を予感させるラストだけど、どうだろう...

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2004.09.04

映画/マインド・ゲーム

ロビン西のコミック「MIND GAME」を映画化。
シュールでエネルギッシュだった原作とはまったく別物と言える作品になっていた。アニメならではの映像表現は期待以上で「こんな表現もあるんだ」って思えるシーンの連続で新鮮。でも、映画としては期待してた程面白くなかったのが残念。

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2004.08.26

映画/ドリーマーズ

ベルナルド・ベルトルッチ監督の最新作。
1968年5月革命前のフランスを舞台に、三人の若者を描いた刺激的な映画。
オープニングタイトルもおしゃれで、60年代のフランスらしい演出が光っている。
作品中で引用された"勝手にしやがれ"がまた観たくなった。

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映画/天国の青い蝶

脳腫瘍の少年が"奇跡の青い蝶"を求めて密林に行って奇跡が起こる。
実話に基づいていることが信じられない本当に奇跡的な話だ。
映画としてもシンプルなストーリーだが、なぜか心に残る。
コスタリカの密林とそこに住む動植物や昆虫たちが美しい。

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2004.08.23

映画/ぼくセザール10歳半1m39cm

リシャール・ベリ監督によるフランス映画。
素朴な感じのフランス映画かと思っていたけど、"EUROPE Corp."製作と分かった時点でハリウッド的の予感がしたけど案の定...期待せず、先入観なく観ればそれなりに楽しい映画だと思う。
アンナ・カリーナが出演していたが、あまりの代わり映えに全然分からなかった。
サラ役で出ているリシャール・ベリ監督の娘のジョゼフィーヌ・ベリがとっても可愛い。

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2004.08.14

映画/リディック

ヴィン・ディーゼル主演のSF映画。
前作の"XXX(トリプル。エックス)"以来の新作だったが、もう一つ面白くなかった。
ヴィン・ディーゼルがもっとドギツイ悪者っぽい役に徹したほうが良かったと思う。
画的にはCGが未知の惑星がリアルに描かれていて、同じスタッフで寺沢武一の漫画「コブラ」の実写版を作ったら面白いのでは。

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2004.08.13

映画/スチームボーイ

大友克洋監督が企画から完成まで10年かけた新作アニメ。
宮崎アニメを思わせる冒険活劇映画だが、期待の方が大き過ぎた。
映像的にはアナログ・アニメの傑作といわれた"アキラ"に対して、本作では違和感のないデジタル処理が随所に盛り込まれたデジタル・アニメとしての完成度の高さを見せ付けられた。
学生時代からの自他とも認める大友克洋ファンとしては、新作が観れるだけでも嬉しい。スチームボーイ2も期待しています。

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2004.08.12

映画/機関車先生

坂口憲二の初主演映画、機関車先生を観た。
戦後の瀬戸内海の小島を舞台にした"さりげない"感動作。
口のきけない先生と子供たちの交流を温かく真直ぐに描いている。
意外性はないが、ラストシーンでは素直に涙が溢れてくる。
瀬戸内の景色が本当に美しい、是非一度行ってみたい。

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2004.08.11

映画/サンダーバード

映画「サンダーバード」を観た。
子供向けの内容なので往年のファンには受けが悪いが、それなりに楽しめる。
レディ・ぺネロープもいつも通りピンク一色で、本作ではチャーリーズエンジェル並にアクションもこなすスーパーレディになっていた。
ピンクの6輪ロールスロイスも健在だ。

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2004.08.10

映画/キング・アーサー

ジェリー・ブラッカイマー製作の映画「キング・アーサー」を観た。
伝説「アーサー王と円卓の騎士」を描く歴史アドベンチャー大作、の筈だった。
でも、物語りも面白くなかったしキャラクターの描き方も中途半端だった。
「ロード・オブ・ザ・リング」と比較すると戦闘シーンも大したことなかった。
この映画、とにかく脚本が一番問題だと思う。

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2004.08.06

DVD/ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 コレクターズ・エディション

ロード・オブ・ザ・リング三部作のラストを飾る「王の帰還」のDVD。
ついに出た「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 コレクターズ・エディション」。
正直言って映画館の迫力には遠く及ばないけど、DVDは何度も見れるのでこの作品の細かい作りこみを楽しめるのが良い。
ラストシーンでは、ちょっと目頭が熱くなった。

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2004.07.29

映画/エデンより彼方に

「エデンより彼方に」を観て来ました。
期待したより、面白くありませんでした。
良くできているけど、後味がどうもね???

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2004.07.20

映画/ターミネータ3

『ターミネータ3』観ました。
はっきり言って、前作を大きく下回るできです。
あまりオススメできません。

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2004.07.14

映画/ヤァヤァシスターズの聖なる秘密

映画『ヤァヤァシスターズの聖なる秘密』を観て来ました。
とても面白かった。

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2004.01.25

ミスティック・リバー

昨日、クリント・イーストウッド監督の「ミスティック。リバー」を観た。
重いテーマだが、最後まで緊張感が途切れることなく描ききっている点がすばらしい。
主演のショーン・ペンが「ギター弾きの恋」や「I am Sam アイ・アム・サム」とは全く違ったキャラクターを演じきっている。
ラストがハリウッド的ではないように思いちょっと納得し難いが、運命というテーマとしてはこれが正解なのかも知れない。

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2004.01.02

あ~るの日記

とりあえず作ってみました。
続くかどうかは解りません。^^;

今日は、映画を2本を観ました。
・バッドボーズ2バッド
・全ては愛のために

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