オペレッタ狸御殿
鈴木清順監督の最新作、映画『オペレッタ狸御殿』を観た。チャン・ツィイーとオダギリジョーの競演でも話題になっているが、平幹二朗、薬師丸ひろ子、由紀さおりといった脇役も豪華だ。極め付きはデジタル出演の「美空ひばり」で、動きは限られていたが、ここまでデジタルで再現された登場人物ははじめて。顔はあまり似てなかったが、声が似ていて歌まで歌っていた。その声を担当するのが、テレビでもお馴染みの鈴木松美博士率いる『日本音響研究所』だ。
本編は、鈴木組ならではの豪華絢爛な絵作りで繰り広げられる。しかし、突飛な演出とシュールな展開に付いていくのが精一杯で、これを面白いと観るか否か分かれるところだ。でも、これが鈴木清純監督だからね。御年82歳の監督(スタッフも高齢者が多い)とは思えないダイナミックな作品に、カンヌ映画祭でも好評だったそうだ。確かに外人のほうが割り切って観てくれるので、楽しんでもらえたのかな。
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» 「オペレッタ狸御殿」私的に楽しむ [わたしの見た(モノ)]
鈴木清順監督の「オペレッタ狸御殿」観ました。
すごく楽しい気持ちで劇場を出ることが出来ました。
監督に感謝。
清順監督の作品は、小難しくて、敷居が高い気がしていたが、
それは間違いで、私の食わず嫌いでした。
早急に過去の作品を観ます。
“狸と人は恋に落ちてはなりませぬ。”
狸と人とのラブストーリーは、とにかく楽しい、賑やか。
見たことのないない映像世界。
監督の想像力の豊か... [続きを読む]
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