海を飛ぶ夢
映画「海を飛ぶ夢」を観た。"尊厳死"を正面から捕らえた実話に基づく作品。「アザーズ」でハリウッド監督としてデビューを果たしたアレハンドロ・アメナーバル監督が、本国スペインに戻って製作した最新作だ。この重いテーマをまだ32歳アメナーバル監督がどのように描くのか気になったが、主人公のラモン・サンペドロが窓から海に向かって飛翔する幻想的なシーンを交えながら、様々な形で関わる人達を淡々と最後まで描ききっている。信じられないのが、50代の主人公を30代前半のハバエル・バルデムが演じていることだ。特殊メークをしているとは言え、テーマがテーマだけに演じきるのは並大抵のことではないはず。考えさせられながらも、久々に心に残る感動作だ。シネマスコープサイズ(縦横比が1:2.35)のスクリーンに描かれる映像が美しい。是非、映画館で観てほしい作品だ。
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