ライフ・イズ・ミラクル
映画『ライフ・イズ・ミラクル』を観た。旧ユーゴスラビア出身の、エミール・クリトリッツァ監督の最新作だ。1992年ボスニア紛争真っ只中、ボスニア・ヘルツェゴビナの国境近くの村を舞台にした寓話的な映画だ。現実と非現実ぎりぎりの所で起きるドタバタ劇は、単なるコメディーに終わらない。実際に起きうる戦争の悲劇が常に見え隠れし、そんな状況の中、精一杯生きることを楽しむ人々の姿が力強い。
以前観た、同監督の『黒猫・白猫』と同様、独特の展開で先の読めないストーリーと、動物たちの豊かな演技力が重いストーリーを軽快に見せてくれる。でも、本当に凄いよ、動物たち(ロバ、熊、犬、猫、はと、アヒル、ねずみ、鷹...)の演技は!
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