ゴンチチの夏祭り
すみだトリフォニーホールで行われた、『ゴンチチの夏祭り』に行ってきた。CDは何枚も持っているが、生ゴンチチははじめて。
JR東日本 presents 地球一番快適音楽 2005 「ゴンチチの夏祭り」
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出演は、GONTITI(ゴンチチ)に、サポートメンバーの羽毛田丈史(Key & Piano)、一本茂樹(B)、楠均(Ds)、青柳誠(Key & Sax)、辻康介(Perc)、更にゲストミュージシャンとして、吉田美奈子、加藤和彦 with パトリック・ヌジェ、朝崎郁恵、高中正義、といった個性的な面々。客席も含め全体的に高齢、もとい、大人のコンサートだった。
ゴンザレス三上が明るい紫色、チチ松村が最近流行の浅葱色のスーツで、ギターは真っ赤。一歩間違えば、チン問屋に見えかねないが、この二人だとさまになるから不思議だ。初めての生ゴンチチだったが、ゴンザレス三上のとぼけたキャラが楽しい。二人とも大阪出身と言うことで、ボケツッコミがきちんと出来ている。(笑)
今日はゲストも多く、二人で数曲演奏した後、次から次へとゲストとの競演になった。まずは吉田美奈子の登場。彼女の歌はちゃんと聴いたことがなかったが、本格的で圧倒される。
次が、加藤和彦とパトリック・ヌジェ。加藤和彦はなんと三線を手に登場した。意外だったが、自宅では結構愛用しているそうだ。
途中、6弦と8弦のウクレレで数曲演奏されたが、どの曲もちょっともの悲しげなメロディーだ。特に、映画『誰も知らない』からのメドレー「約束~誰も知らない」は、映画のシーンも思い出して印象的だった。今日は、是枝監督も会場に来ていたそうだが、どんな気持ちで聴いていただろうか。
15分の休憩を挟んで、後半はいきなりゴンザレス三上のギターと辻康介のパーカッションだけによる熱い競演。実は、ゴンザレス三上は激しい演奏も好きで、ピックがギターに刺さる事件もあったとか。す、凄すぎ!
その後、奄美島歌の朝崎郁恵との数曲。以前、ゴンチチがプロデュースしたのが縁らしい。たまたま、最近、沖縄民謡を聴く機会があったが、それらとはまた違う独特の歌声だった。
そして、最後のゲストは高中正義登場。真っ白なスーツにサングラス姿でカッコいい、というか全然変わってない。ステージでは一言も話さず、ギターで語ってくれる。ゴンザレス三上もあまり話さないので、チチ松村が間で困っている姿が面白い。しかし演奏になると素晴らしい。特に、最初の『憧れのセーシェル諸島』は、インストルメンタルとしてもいつまでも聴いていたかった。今度、CDに収録してくれないだろうか。その後、一旦引っ込んだがゴンチチの演奏で、[サーフボードギター]を手に再び登場。[サーフボードギター]なんてはじめて見た。
ゴンチチが手掛けた、テレビドラマ『おとなの夏休み』のサントラ盤からも数曲演奏された。普段テレビドラマは殆ど見ないが、せっかくだからTシャツと一緒にCDを買って帰った。ジャケットがおしゃれな感じでとっても素敵だ。
全体的に短めの曲が多く、一曲終わるごとにチチ松村のMCがある。それはそれで楽しいが、本当は演奏中心でじっくり聴きたかった。今度は、バンド形式ではなく二人のギターだけのコンサートを期待したい。
休憩も入れて3時間近いコンサートで、終わると20時を回っていた。会場が錦糸町だったので、外に出ると「どーん、どーん」と『隅田川花火大会』の音が聞こえてくる。そこで、少しでも花火を見ようと浅草橋に出て、急いで浅草方面に行ったが、残念、ぎりぎりで見れなかった...(悲)
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