アルフィー

ジュード・ロウ主演の映画『アルフィー』を観た。
全然知らなかったけど、この映画、マイケル・ケイン主演の1966年同名作品のリメイク映画だった。マイケル・ケイン主演ってのが意外だが、40年近く前なんで。当時は、ロンドンを舞台にしているが、リメイク版では同じ英国人の設定だが舞台は（世界中の美女が集まる）マンハッタンに移している。

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《WOMAN STYLE シネマレビュー by あ～る》

予告編では、ジュード・ロウ演じるおちゃらけプレイボーイの青年"アルフィー"の恋愛ドラマとしか見えないけど、実際には悲しいプレイボーイの恋愛エピソードだった。ちょっと期待している映画と違って、観終わった後、あまり幸せな気持ちに慣れなかったことが残念だ。
こう書くと、どうしてもジュード・ロウ出演の『クローサー』と比較してしまう。はっきり言って、またダメ男を演じている。と言うか、これほど"かっこ良いダメ男"の似合う役者はいないって感じ。でも、『クローサー』と比べればずっとまし。アルフィーは、今は彼女に去られ、友達を失い、独りぼっちになってしまったが、これからの未来に希望を抱かせる感じがした。そういった意味では、青年アルフィーが大人の男に成長する姿を描いた映画と言える。
実生活では、ジュード・ロウと共演のシエナ・ミラーが2004年クリスマスに婚約を発表したのが唯一の救いかな。勝手ながら、ジュード・ロウには実生活で幸せになって欲しいと思った。
競演のスーザン･サランドンが『Shall we Dance?』に続いて、大人のいい女を演じている。決して美人とか思わないけど、セクシーで大人の雰囲気でアルフィーに迫っているところを観ていると、とれも60歳近くとは思えない。
1960年代風のジュード・ロウが乗るスクーターやファッションも、作品のテーストをかもし出している。また、ミック･ジャガーの歌う主題歌『オールド・ハビッツ・ダイ・ハード』も印象的だ。