DVD/麗しのサブリナ
DVDで映画『麗しのサブリナ』(1954年)を観た。
『ローマの休日』で全世界の注目を集めたオードリー・ヘプバーンを主演に、『アパートの鍵を貸します』などの名匠ビリー・ワイルダー監督によるモノクロ作品。オードリー・ヘプバーン演じる雇われ運転手の娘のサブリナが、ハンフリー・ボガートとウィリアム・ホールデンが演じる大富豪の兄弟に恋するラブストーリー。最初はウィリアム・ホールデン演じるプレイボーイの弟デヴィッドに恋焦がれているが、次第にハンフリー・ボガート演じるビジネスマンの兄ライナスに惹かれていく。でも、かなりの年の差だけにちょっと納得いかないのが難点。
まだ初々しいさが残るオードリー・ヘプバーンが、キュートで魅力的な一本。この映画でもパーティなど華やかなシーンがあるが、そういったシーンでのオードリー・ヘプバーンは実に優雅でよく映える。最近はそういった魅力のある女優がいないのが残念だ。
ビリー・ワイルダー監督の洒脱の効いた演出も健在で、ライナスが嫌々サブリナをヨットに連れ出す準備をしているのに内心ウキウキして歌を口ずさむシーンは、「あのボガートが」と思うと笑える。衣装は当時まだ新進気鋭のデザイナーだったジバンシーが担当した。
因みに、1995年にはシドニー・ポラック監督がハリソン・フォード、ジュリア・オーモンド主演で『サブリナ』としてリメイクしているらしい。観てないので一度観てみたい。
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