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2006年1月

2006.01.31

サイキルパ

『サイキルパ』で[アルーマトンカリー]を食べた。
アルーマトンカリーこの[アルーマトンカリー]は今月二度目。大きめに切ったマトン、ジャガイモ、にんじんが入っていて食べ応えがある。見た目は、日本のカレーライスを思わせるが、味は本格的なインドカレー。この店の特徴のピリッとした辛さで美味しかった。

東京都葛飾区金町6-1-13 102
03-3609-9048
営業時間 11:00~22:00、水休
JR金町駅(南口)から水戸街道を左折、島村会館隣り
食べログ.com - サイキルパ

2006.01.29

博士の愛した数式

映画『博士の愛した数式』を観た。
博士の愛した数式元数学教授の博士(寺尾聰)は交通事故の後遺症で80分しか記憶がもたない。その彼の元に家政婦の杏子(深津絵里)が派遣される。博士と彼女と息子の愛称ルート(齋藤隆成)の交流をさわやかに描いている。
三度、寺尾聰を主演にした小泉堯史監督の最新作で、僕は『雨あがる』以来二作目。我々が日常生活に追われて忘れていた、日々見過ごしてしまう"時間"があることを思い出させてくれる。決して派手ではないが、侘びさびが感じられる素敵な日本映画だった。随所に描かれる、何気ない日本の風景の美しさも見逃せない。
深津絵里ファンとしては、彼女の真っ直ぐでほのぼのとした演技が気持ちよかった。

僕は、中学時代は数学は一番好きな科目だった。少ない定式を組み合わせて導き出す結論に、パズルのような面白さがあった。映画の中で博士が言っているように、完璧な証明には本当に美しさが感じられる。理想の追求が可能な、唯一の純粋学問ではないだろうか。
でも、高校数学では受験が中心であまり好きではなくなった。あの時、博士のような人に出会えたら、と思ってしまう。

公式サイト

並木藪蕎麦

久し振りに浅草の『並木藪蕎麦』に行った。
並木藪蕎麦天抜き
ざるそば
この店は、池波正太郎氏や杉浦日向子さんなどファンが多く、機械打ちの蕎麦だが個人的な思い入れもあり好きな蕎麦屋の一番に挙げる人も多い。
今日食べたのは[天抜き]と[せいろ]。寒い季節はお腹の中から温まる[天抜き]が美味しい。

東京都台東区雷門2-11-9
03-3841-1340
営業時間 11:00~19:30、木休
地下鉄浅草駅から徒歩3分
食べログ.com - 並木藪蕎麦
蕎麦遊楽 - 並木藪蕎麦

2006.01.28

プライドと偏見

映画『プライドと偏見』を観た。
プライドと偏見キーラ・ナイトレイ 主演のラブ・ストーリー。言われてみないと判らなかったが、原作になったジェーン・オースティンの小説『自負と偏見』は映画にもなった『ブリジット・ジョーンズの日記』の基になっているそうだ。
美しい映像で文芸作品風だが、意外と笑えるシーンもある軽めの映画。誤解と弁解そして理解を深め合うストーリーだが脚本がもう一つで説得力がないので、二人が惹かれあう気持ちが何となく納得できないのが残念。
主演のキーラ・ナイトレイ は『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』でブレイクしたが、僕は『ベッカムに恋して』の頃が好きだ。でも最近は『キング・アーサー』や『ドミノ』など体当たりの演技が続いていたので、久し振りに等身大の演技がよかった。次回作は、現代ドラマで更に彼女の魅力を発揮して欲しい。

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蓬莱屋

上野の『蓬莱屋』に開店時間に合わせて行った。
ヒレかつ定食開店5分前に入れてくれて一番客だったので、早速入り口右奥のカウンター席に着く。ここは小津監督も座っていと言われる席なのでちょっと得した気分。
食べるのはいつも[ヒレかつ定食]。メインのヒレかつは歯応えが合りながらジューシーで勿論旨かったが、今日ははじめてキャベツも完食してしまった!実は野菜嫌いで、とんかつでもキャベツを残していていつも申し訳なく思っていた。それで先日この店でちょっとだけ食べてみたら、結構食べられたので毎回少しずつ食べついに今日は完食できた。やっぱり残さずキレイに食べられるのは嬉しい。
『蓬莱屋』のキャベツは新鮮で癖がなく葉っぱくさくない上、ソースがフルーティで美味しいためだと思う。そのせいか、『とんき』や『煉瓦亭』などでも少しチャレンジしたがダメだった。僕にとって、『蓬莱屋』だけの特権になった。

東京都台東区上野3-28-5
03-3831-5783
営業時間 11:30~13:30,17:00~19:30、日祝11:30~13:30,16:00~19:00、水休
東京メトロ銀座線上野広小路駅より徒歩1分
食べログ.com - 蓬莱屋

2006.01.25

ルソイ

目黒の北インド料理店『ルソイ』に行った。
ルソイこのお店は、ブロガーのTAMAOさんに教えてもらった目黒の北インド料理店だ。とんかつの『とんき』を横目に、権ノ助坂を下りた左手の陸橋横にある。決して広くはないが小綺麗な店内にはマダム、アベック、会社の同僚など、様々なお客さん達で賑わっていた。
今日食べたのは、[マトンカレー]、[ナン]、[タンドリーチキン](1P)、[ラッシー]、[チャイ]。全体的に辛目だが、インド料理としては癖のない味付けで食べ易い。
マトンカレーメインの[マトンカレー]は見た目がシチューのような濃い色合いだったが、口当たりは結構さっぱりしていて辛い。最初はそれ程気にならなかったが、食べ終わる頃には唇が少しヒリヒリする。『デリー』の[カシミールカレー]程ではないが、『アジャンタ』の[マトンカレー]より少し辛いかもしれない。味は結構さっぱりしていて、マトンも癖なく食べられる。
タンドリーチキン[タンドリーチキン]も[マトンカレー]ほどではないが、ちょっと辛目でシンプルな味付け。最近は『デリー』の[タンドリーチキン]がお気に入りなので、個人的にはもう少しジューシーな方がいいかな。

麹町の『アジャンタ』は南インド料理店として知られている。一般に、南の方が辛いと言われるので北インド料理としては結構辛いと思うが、インド人に言わせれば特に地方で決まった味はないらしい。『アジャンタ』と比較すると味に深みがない感じがするが、その分比較的癖がないので辛さが苦手じゃなければ誰にでも薦められるインド料理店だと思う。

東京都目黒区下目黒1-3-28 サンウッド目黒2F
03-5487-5602
営業時間 11:00~15:00,18:00~23:00、無休
JR・地下鉄目黒駅 徒歩3分
食べログ.com - ルソイ

2006.01.24

デリー 上野店

『デリー 上野店』で[カシミールカレー]を食べた。
カシミールカレー
東京都文京区湯島3-42-2
03-3831-7311
営業時間 11:50~21:30、無休
地下鉄湯島駅から徒歩3分
公式サイト
食べログ.com - デリー上野店

2006.01.23

デリー 銀座店

『デリー 銀座店』で1,2月限定の[カレードリア](ラサムスープ付)を食べた。
カレードリアドライカレーにチーズをたっぷりのせてキーマカレーがかかっている。カレーとチーズの相性がいいので、ちゃんとドリアになっている。
ベースのドライカレーが辛過ぎないので、キーマカレーのジューシーな美味しさが損なわれていないのが良い。むしろ、ラサムスープ(辛いミネストローネ)の方が辛いくらいだ。

中央区銀座6-3-11 西銀座ビル3F
03-3571-7895
営業時間 11:30~21:30、土日祝11:50~21:30、無休
東京メトロ銀座線銀座駅C2出口より徒歩3分
公式サイト
食べログ.com - デリー 銀座店

綴り字のシーズン

映画『綴り字のシーズン』を観た。
綴り字のシーズンリチャード・ギア 、ジュリエット・ビノシュ主演のヒューマンドラマ。
ナウマン家は、大学教授で宗教学者の父ソール(リチャード・ギア)、科学者の母ミリアム(ジュリエット・ビノシュ)、学業優秀な兄アーロン(マックス・ミンゲラ)と妹のイライザ(フローラ・クロス)で、理想的な家族と思われた。ある日、イライザが学校のスペリング・コンテストで優勝したことをきっかけに、家族の運命が変わっていく。

「スペリング・コンテスト」や「ユダヤ教」など日本人には馴染みのないテーマが描かれているので、少々判り難い場面が多かった。しかも、今日は疲れていたので、前半何度か寝てしまいストーリーが判らなくなってしまったのが残念。予想外の奇抜なストーリーに凝った映像で、個人的には結構面白そうだった。家族をテーマにしているが一種のファンタジーのように描かれ、ヒューマンドラマとしては物足りなさもあったが、ちゃんと観れればよかった。
あの家族はこれからどうなるんだろうか...

公式サイト

秘密のかけら

映画『秘密のかけら』を観た。
秘密のかけらアトム・エゴヤン監督の最新作。ケヴィン・ベーコンとコリン・ファース、アリソン・ローマンが主演するサスペンス映画。
1950年代に人気コンビのコリンズ(コリン・ファース)とモリス(ケヴィン・ベーコン)が人気絶頂で解散した。その背景には一人の若い女性の死があった。20年後、ジャーナリストのカレン(アリソン・ローマン)は、その謎に迫ろうとした。
アトム・エゴヤン監督の作品ははじめて。前作『アララトの聖母』は評判がよく、予告編では面白そうだったが、かなり期待はずれだった。

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2006.01.21

DVD/恐怖のメロディ

DVDで映画『恐怖のメロディ』(1971年)を観た。
恐怖のメロディ原題は『PLAY MISTY FOR ME』で、1971年公開のクリント・イーストウッド監督デビュー作。当時まだ名前すらなかったストーカーを扱い、ヒッチコックばりのサイコ・サスペンスに仕上がっている。
モントレイ半島で人気DJのデイブ(クリント・イーストウッド)に、毎晩ある若い女性から"MISTY"のリクエストがある。ある晩デイブがバーである女性と知り合うが、その女性が毎晩リクエストしてくるイブリン(ジェシカ・ウォルター)だった。
それ程期待せず観たが、想像していた以上に怖くて面白かった。特に、ストーカーのイブリンを演じたジェシカ・ウォルターの迫真の演技が凄まじかった。あぁなるとやっぱり女性は怖い...

このDVDは、2001年に映画公開30周年記念として製作され、特典としてイーストウッドや出演者が30年前を振り返ったインタビューが納められている。それを観ると、監督デビュー作だけあり"MISTY"の選曲も含めていろいろ拘りがあったことがわかる。サスペンスだけど結構ロマンティックな部分もあった作品だけに、邦題はイマイチだね。

東京は積雪9cm

東京の天気今日の東京は朝から一日中雪が降って寒かった。積雪量は9cmで東京にしては大雪。映画館に行こうと思ったが無理しなくて良かった。
←Google Toolbarの雪マークが結構カワイイ

2006.01.20

あ~るのお食事処

今年から『食べログ.com』『あ~るのお食事処』をはじめた。ほとんどブログの流用だけど、よろしければご覧下さい。
あ~るのお食事処
『食べログ.com』は、価格ドットコムが運営するユーザー参加型のレストランのクチコミサイトだ。レストランの口コミサイトとしては、アスクユー・ドット・コムの『東京レストランガイド』が有名だが、『食べログ.com』はデータベースとして使えそうだしGoogleマップと連携した地図表示が面白い。最近流行のWEB2.0になるんだろうか。
まだ、お店やレビューの登録数が少なくデータとしては『東京レストランガイド』に及ばないが、システムが日々成長しているのでちょっと注目したい。

食べログ.com - あ~るのお食事処

サイキルパ

『サイキルパ』で[チキンティッカマサラカリー]を食べた。
チキンティッカマサラカリー大きめに切ったチキンティッカと辛目のカレーが美味しいが、ザックリ切られた(大嫌いな)玉葱がいっぱいで、避けながら食べなければならなかったのが残念!
食べ終わる頃、急に次から次へとお客さんが来て満席になってしまった。カウンター中心で10席ほどしかない小さなお店だけど、満席になったのははじめて見た。地元では結構人気があるようだ。

東京都葛飾区金町6-1-13 102
03-3609-9048
営業時間 11:00~22:00、水休
JR金町駅(南口)から水戸街道を左折、島村会館隣り

2006.01.19

ポビーとディンガン

映画『ポビーとディンガン』を観た。
ポビーとディンガンケリーアンは架空の友達ポビーとディンガンを信じるが、ある日ポビーとディンガンがいなくなり心配するケリーアンは病気にかかる。その妹のため兄のアシュモルはポビーとディンガンを探しに行く。
同名のベストセラー小説を、『フルモンティ』のピーター・カッタネオ監督により映画化した。
小説のことは全く知らなかったので先入観なく観たが、ちょっとストーリーに入り込めなかった。でも、最後は展開が判っていながら、ちょっとウルウルした。やっぱり最後はみんないい人達なんだね。

公式サイト

エチオピア 恵比寿三越店

『エチオピア 恵比寿三越店』で[野菜チキンカリー]を食べた。
野菜チキンカリー[野菜カリー]と[チキンカリー]を合わせた[野菜チキンカリー](辛さ3倍)を食べた。野菜はナス、ピーマン、レンコン、まいたけ、オクラでたまたま苦手なのがなくて良かった。
ここのカレーはミント風味で、カレーなのに食後に口の中がスースーする。ちょっと不思議なカレーだ。
因みに店名の由来は、店主が「エチオピアのコーヒー豆モカ」が好きだったからで、カレーとは関係ないそうだ。

渋谷区恵比寿4-20-7 恵比寿ガーデンプレイス内 恵比寿三越B2F
03-5423-1111
営業時間 月~土 11:00~20:00、日祝 11:00~19:30、不定休
JR・日比谷線 恵比寿駅東口スカイウォークで5分
公式サイト

2006.01.18

銀之塔

東銀座の『銀之塔』で[ミックスシチュー]を食べた。
銀之塔1955年創業のシチューとグラタンの専門店。店名はパリの有名レストラン「トゥール・ダルジャン」の和訳が由来で、文化人の久保田万太郎氏が命名したそうだ。洋食のシチューやグラタンを和食にしたり、店名の由来がパリだったり、意外と国際派のお店だね。
付け出しいつも食べる[ミックスシチュー]は、ビーフ、牛タン、ジャガイモ、ニンジン、サヤエンドウ、玉葱(いつも残す)が入っていて、味噌風味の和風シチューが美味しい。
ミックスシチューでも、最近は牛タンが品薄でメニューから[牛タンシチュー]が消えていた。食べていて気が付かなかったけど、[ミックスシチュー]の牛タンも変更(多分生産地が変わったと思われる)されているらしい。

中央区銀座4-13-6
03-3541-6395
営業時間 11:30~21:00(L.O.20:30)、無休
東京メトロ日比谷線東銀座駅5番出口より徒歩1分
銀座ウォーカー - 銀之塔

2006.01.17

デリー 上野店

『デリー 上野店』で[タンドーリチキンセット(カシミールカレー)]を食べた。
カシミールカレー タンドーリチキン
隣の席では[カシミールカレー ベリーホット]を食べる人が...凄い!

東京都文京区湯島3-42-2
03-3831-7311
営業時間 11:50~21:30、無休
地下鉄湯島駅から徒歩3分
公式サイト

2006.01.16

デリー 銀座店

『デリー 銀座店』で1月のマンスリーカレーの[ポークビンダルカレー]を食べた。
ポークビンダルカレー酸味があってちょい辛でバラに肉とジャガイモが入っている。ゴア州の代表的なカレーらしい。酸っぱいのでどうかなって思ったけど、結構美味しかった。ただ、少し量が少ないので物足りなさが。食後はインドのミルクティー[チャイ]で締めた。
ところで、デリー銀座には毎月「デリーNEWS」が発行されている。チャイマンスリーカレーと共に毎月楽しみにしているが、この中で「(仮)スーパーカシミールカレー」計画が書かれている。「香り高いカシミールカレーを考えております」との事なので、いつ出るか未定だが楽しみなメニューだ。

中央区銀座6-3-11 西銀座ビル3F
03-3571-7895
営業時間 11:30~21:30、土日祝11:50~21:30、無休
東京メトロ銀座線銀座駅C2出口より徒歩3分
公式サイト

2006.01.15

天空の草原のナンサ

映画『天空の草原のナンサ』を観た。
天空の草原のナンサモンゴルの遊牧民の子供ナンサ(ナンサル・バットチュルーン)とその家族の物語。ある日ナンサは子犬を拾い「ツォーホル」と名付ける。
『らくだの涙』を撮った、まだ30代の女性監督ビャンバスレン・ダバーの最新作。
モンゴルの豊かな大草原で暮らす家族達の生活を、ドキュメンタリータッチで瑞々しく捉えている。特に、あどけないナンサと妹、幼い弟、そしてツォーホルのちょっとした仕草がとても可愛い。小さいながらもたくましく生きるナンサには感心してしまう。決してドラマティックな演出はないが、観ていて気持ちのいい映画だった。

060115ナンサとその家族は実在する遊牧民の家族で、ナンサの名前も本名のナンサルからきている。その為、家族の生活する姿が自然で、まるでドキュメンタリーを見ているようだ。遊牧民の暮らしも興味深いが、それ以上に家族の温かさがスクリーンを通して伝わってくるようだった。

モンゴルも次第に都会化しているようで、オープニングではナンサが街の小学校からバスで帰るところから始まっているし、ラストではパオを畳み移動する家族の横を、選挙広報車が通り過ぎる。好むと好まざると、時代は変遷している。
もしかすると、20年後にナンサが日本で働いているかもしれない。

公式サイト

ヨシカミ

ビーフシチューを食べたくて、浅草の『ヨシカミ』に行った。
ビーフシチューポタージュスープ今日食べたのはポタージュスープとデミグラスソースを使ったコクのあるいつものビーフシチュー。
この店は小さい頃に親に連れられて何度か来たが、いつも名物のビーフシチューだった。そのせいか、つい同じものばかり注文してしまうが別にビーフシチュー専門店じゃない。ハンバーグからサーロインステーキまである、立派な下町の洋食屋だ。いつ来ても大勢のお客さんで賑わっていて、楽しく食事が出来るのがいいね。

東京都台東区浅草1-41-4
03-3841-1802
営業時間 11:45~22:00、木休(祝日は営業)
地下鉄浅草駅から徒歩7分
公式サイト

2006.01.14

DVD/Ray/レイ

DVDで映画『Ray/レイ』を観た。
Ray/レイジェイミー・フォックスが2005年度のアカデミー賞主演男優賞を受賞した、レイ・チャールズの若き日を描いた伝記映画。音楽では成功を続けたが、私生活では女やヘロインに溺れていた波乱万丈の人生を描いている。
黒人差別や盲目であることを乗り越えて生き抜く強い意志はすごいと思うが、私生活や生き方などはあまり共感できない。家族(特に母親)や友達に恵まれたことが、最後は彼を支えていたに違いない。
ジェイミー・フォックスは本当に(本物は見たことないけど)レイ・チャールズそっくり。でも、ヘロイン中毒から更生するあたりからラストまでが、少し物足りなかった。

2006.01.12

色川

今年はじめての鰻、浅草の『色川』で[うな重(上)]を食べた。
うな重(上)本当は年末に『色川』に来たので、年明けは『初小川』にしようと思ったが満席だった。どうやら新年会をしていたようだ。
今日も常連さんを相手に、親父さんの口上も絶好調。文豪や下町のエピソードが次から次へと出てくる。隣で聞いているだけでも楽しい。
ただ、今日の鰻はもう少しホクホクしていた方が良かったかな。

台東区雷門2-6-11
03-3844-1187
営業時間 11:00~13:30 17:00~売切、日祭休
地下鉄浅草駅から徒歩4分

DVD/キング・コング(1933年版)

DVDで映画『キング・コング』(1933年)を観た。
キング・コング2005年版『キング・コング』のオリジナル映画。ストーリーは非常に単純で余計なエピソードはない。”悲鳴の女王”フェイ・レイが、とにかくよく叫ぶ。
見せ場は、ウィリス・オブライエンによる特撮の数々。人形によるコマ撮りとリアプロジェクションによる合成で、基本的に単純な手法だが、アングルや見せ方を工夫して臨場感を出しているのが見事。
この映画を観ると、2005年版の『キング・コング』がストーリーなどオリジナルに忠実に作られているのがよく判る。でも、あの巨大虫は出てこなかったけどね。あれはPJの趣味でしょ。

2006.01.11

無条件バトン

nuigurumiさんから、無条件バトンが回ってきました。

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竹葉亭 銀座店

『竹葉亭 銀座店』で、[鯛茶漬け]を食べた。
鯛茶漬けアツアツのご飯で、鯛を全部食べてしまいそうになるがグッと我慢する。
まずは茶碗に少なめにご飯を盛って、その上にタレにつけてある鯛を適量のせる。そして鯛には直接かからないように周りから熱いほうじ茶を注ぐ。その後、自分で擂ったゴマかけて、最後にワサビを足して完成だ。
タレに漬け込んだ鯛がとても旨い。この店では鰻よりお勧めの一品だ。今日も寒かったけど、お茶漬けでお腹の中から温まった。

フルーツサンド帰りには『銀座千疋屋』で[フルーツサンド]を買って帰った。作り置きがなかったので、10分待って作ってもらった。こちらも久し振り。
勿論とても美味しかった。

東京都中央区銀座5-8-3
03-3571-0677
営業時間 11:30~14:30,16:30~20:00、年末年始休
地下鉄銀座線銀座駅A5 徒歩1分
公式サイト

2006.01.10

サイキルパ

『サイキルパ』で[アルーマトンカリー]を食べた。
アルーマトンカリー今日はじめて食べた[アルーマトンカリー]は、マトン、ジャガイモ、人参が入った具沢山のカレーで、ちょい辛でなかなか美味しかった。
今年はじめての『サイキルパ』。お店に入るなり、インド人(?)の奥さんに日本語で「あけましておめでとうございます」と挨拶された。日本語はペラペラの人で、いつも気さくに挨拶してくれるのが嬉しい。

東京都葛飾区金町6-1-13 102
03-3609-9048
営業時間 11:00~22:00、水休
JR金町駅(南口)から水戸街道を左折、島村会館隣り

2006.01.09

DVD/雨に唄えば

DVDで映画『雨に唄えば』(1952年)を観た。
雨に唄えば1950年代のMGMミュージカル映画全盛の頃の名作。サイレント映画からトーキーに変わる1920年代終わりのハリウッドは大騒動に。
テレビなどで部分的にしかなかったのではじめてちゃんと観た。ジーン・ケリーが雨の中歌い踊る有名なシーンは好きだが、バレエ・ナンバーはちょっと合わない。個人的には、共演のドナルド・オコナーが良かった。
50年以上前に製作されたとは思えないほど、映画の完成度は素晴らしい。シーン・ケリーやドナルド・オコナーの歌や踊りだけでなく、舞台セットと小道具や照明などを工夫したスタッフの息の合った仕事が演出を盛り上げている。最近の特撮やCG中心の映画にない魅力が満載だった。

2006.01.08

DVD/ローマの休日

DVDで映画『ローマの休日』(1953年)を観た。
ローマの休日オードリー・ヘプバーンの代表作にしてハリウッド・デビュー作となり、本作でアカデミー賞主演女優賞も受賞した。ウィリアム・ワイラー監督の演出も洒脱で、彼女の魅力を存分に引き出している。
ヨーロッパ旅行中のアン王女(オードリー・ヘプバーン)が、宮殿を一人で抜け出してローマの街に飛び出し、偶然知り合った新聞記者ブラドリー(グレゴリー・ペック)とお互いに身分を隠したまま一日を過ごすことになる。身分違いの恋をせつなく描いたロマンティック・ラブ・コメディーの最高傑作。
ローマの休日スペイン広場でアイスクリームを食べるシーン、ベスパの二人乗り、真実の口など、ローマの観光地を舞台に数々のロマンティックな名場面が生まれた。真実の口でブラドリーが手を引っ込めてアン王女を脅かすシーンは、グレゴリー・ペックが監督と相談してアドリブで行いオードリー・ヘプバーンが本当に驚いたエピソードは有名。ロケーションが素晴らしいが、物語とキャラクターの魅力を楽しんでもらうため敢えてモノクロ映画にしたそうだ。

オープニングの舞踏会のシーンで、アン王女が靴を脱いでしまうエピソードだけで、オードリー・ヘプバーンのキュートな魅力に引き込まれてしまった。どのシーンをとっても、彼女の可愛くて自由奔放な魅力がつまっている、僕にとって永遠のベスト・ムービーだ。

DVD特典「ローマの名所めぐり」のナレーションは池田昌子さんで、まるでオードリー・ヘプバーンが案内しているようで素敵。

DVD公式サイト

DVD/暗くなるまで待って

DVDで映画『暗くなるまで待って』(1967年)を観た。
暗くなるまで待って盲目のヒロインをオードリー・ヘプバーンが演じ、『ダイヤルMを廻せ!』のフレデリック・ノットの原作を元に、『007/ロシアより愛をこめて』など007シリーズを手掛けたテレンス・ヤングが監督したサスペンス・スリラーの傑作。音楽はヘンリー・マンシーニで、製作は当時オードリー・ヘプバーンの夫だったメル・ファーラー。
盲目の主婦スージー(オードリー・ヘプバーン)の夫が預かってきた人形にはヘロインが隠されていて、それを狙うロート(アラン・アーキン)、マイク(リチャード・クレンナ)、カルリーノ(ジャック・ウェストン)に狙われる事になる。
いつものオードリー・ヘプバーンの映画とは違い、地味なファッションで、舞台も殆どアパートメントの一室だけ。歌も踊りもないが、彼女の演技力が評価された一作。また、殺人者ロートを演じるアラン・アーキンの鬼気迫る演技も注目だ。ラストのオードリー・ヘプバーンへ襲い掛かるシーンは、最後までハラハラドキドキした。

2006.01.07

DVD/シャレード

DVDで映画『シャレード』(1963年)を観た。
シャレードオードリー・ヘプバーンと『北北西に進路を取れ』のケイリー・グラント共演、スタンリー・ドーネン監督によるミステリー・コメディの傑作。
離婚直前に夫が殺害されたレジーナ(オードリー・ヘプバーン)の前に見知らぬ三人の男(ウォルター・マッソー、ジェームズ・コバーン、ジョージ・ケネディ)が現れ、夫が横領した25万ドルを渡せと迫る。レジーナは、スキー場で知り合ったピーター(ケイリー・グラント)に助けを求めるが...。
ヘンリー・マンシーニの名曲にのせて二転三転する展開が最後までワクワクさせる。ケイリー・グラントは本当に渋くてカッコいいし、ハッピー・エンドのラストも嬉しい。
『シャレード』(原題 charade)の意味を知らなかったが、辞書で調べると「偽装」や「ジェスチャーゲーム」とあり意訳すると「謎解きゲーム」になるそうだ。そう言われるとなんとなく納得。

DVD/おしゃれ泥棒

DVDで映画『おしゃれ泥棒』(1966年)を観た。
おしゃれ泥棒『ローマの休日』の名匠ウィリアム・ワイラー監督が、再びオードリー・ヘプバーンを主演に撮ったロマンティック・コメディ。共演は『アラビアのロレンス』のピーター・オトゥール。
贋作画家の娘ニコル(オードリー・ヘプバーン)が、泥棒と勘違いしたシモン(ピーター・オトゥール)と組んで、父が美術館に出品した彫刻が鑑定で贋作とバレル前に盗もうとする。
オードリー・ヘプバーンの衣装はジバンシー、アクセサリーがカルティエで、衣装チェンジも多く見た目にもおしゃれな作品。『スター・ウォーズ』シリーズのジョン・ウィリアムズの音楽も素敵だった。
しかも、オードリー・ヘプバーンの魅力を知り尽くしたウィリアム・ワイラー監督だけに、軽妙なセリフ回しとテンポの良い演出で、彼女のチャーミングさを再確認できる。ピーター・オトゥールの味のあるとぼけたキャラクタも、作品全体を引き立て本当に面白くおしゃれな映画だ。最近、こういった洒落っ気のある映画がなくなっちゃったよね。
原題は『HOW TO STEAL A MILLION』(100万ドルを盗む方法)だが、邦題の方がピッタリ。

DVD/パリで一緒に

DVDで映画『パリで一緒に』(1963年)を観た。
パリで一緒にオードリー・ヘプバーンと『麗しのサブリナ』でも共演したウィリアム・ホールデンによるラブ・コメディ。脚本家ベンスン(ウィリアム・ホールデン)と彼が雇ったタイピストのガブリエル(オードリー・ヘプバーン)が、創作活動を通して恋に落ちていく。脚本の内容と現実が交錯する荒唐無稽のストーリー。マレーネ・ディートリッヒが本人としてカメオ出演し、フランク・シナトラが架空の映画のテーマソングを歌っている。
設定はとても面白いが、荒唐無稽過ぎて一本の映画として楽しめない。オードリー・ヘプバーンは魅力的でキャストも豪華だが、この内容じゃ逆効果だ。

2006.01.06

煉瓦亭

久し振りに『煉瓦亭』で[コンソメスープ]と[ポークカツレツ]を食べた。
ポークカツレツここで[ポークカツレツ]を食べるのは久し振り。厚めで食べ応えのある肉に、パン粉をつけたサクサクの衣が美味しい。
これは、フランス料理を改良して、天ぷらの手法を加えて改良したとのこと。そう言われると、確かに天ぷらを思わせる衣だ。
コンソメスープそれと、前にも書いたが[コンソメスープ]は透き通るように綺麗で美味しい。でも、パスタが2本だけ入っているのが、前から不思議に思っている。何故だろう?

東京都中央区銀座3-5-16 煉瓦亭ビルB1~3F
03-3561-3882
営業時間 11:15~14:15,16:40~20:30(土祝~20:00)、日休
地下鉄銀座駅から徒歩3分
ウォーカープラス - 煉瓦亭

2006.01.05

デリー 上野店

今年最初の『デリー』で[カシミールカレー]食べ始め。
デリー 上野店タンドーリチキンセット最近お気に入りの、[タンドーリチキンセット](カシミールカレー、ラッシー)を食べた。年末年始だけで5回は食べている。セットのソース(カレー)大盛も随分食べ慣れてきたので、ライスとのバランスもバッチリ。それに、この辛さも随分気にならなくなってきた。
今日はとても寒かったので、ホットなカレーでお腹の中から温まって帰った。今年の目標[ホットカシミール]もあと一歩。今年のデリーには、デフォルト・カシミールでお世話になりそうだ。

東京都文京区湯島3-42-2
03-3831-7311
営業時間 11:50~21:30、無休
地下鉄湯島駅から徒歩3分
公式サイト

2006.01.04

DVD/戦争と平和

DVDで映画『戦争と平和』(1956年)を観た。
戦争と平和ロシアの文豪トルストイの代表的長編小説をオードリー・ヘプバーン、ヘンリー・フォンダ、メル・ファーラーが共演した、3時間を越える長編大作。当時、オードリー・ヘプバーンとメル・ファーラーが結婚していて夫婦での出演も話題だった。
19世紀にあったナポレオンのロシア遠征、アウステルリッツの戦いなどを背景に、伯爵令嬢ナターシャ(オードリー・ヘプバーン)とピエール(ヘンリー・フォンダ)、ピエールの親友アンドレイ(メル・フェラー)などが戦争と運命に翻弄されていく人々を描いた群像映画だ。
原作は読んでないので比較は出来ないが、長編小説なのでかなりコンパクトに纏めた感じがする。戦争を背景にしながら、力強く生きるナターシャが印象的だった。当時としては戦争の悲惨さを十分に描けたと思うが、舞台のような演出に古臭さを感じてしまう。
デジタル・リマスター版に見慣れてしまったせいもあるが、DVDの映像が全体的に暗いのが残念だ。

DVD/パリの恋人

DVDで映画『パリの恋人』(1957年)を観た。
パリの恋人オードリー・ヘプバーンとフレッド・アステアが共演、『雨に唄えば』のスタンリー・ドーネン監督によるパリを舞台にしたミュージカル。
ファッション雑誌の専属カメラマンのディック(フレッド・アステア)が、本屋の店員ジョー(オードリー・ヘプバーン)の「おかしな顔(ファニー・フェイス)」を気に入って、彼女をモデルに写真撮影とショーのため花の都パリへ...。
本屋の店員からモデルに転身する、オードリー・ヘプバーンらしいシンデレラ・ストーリー。フレッド・アステアに負けじと、オードリー・ヘプバーンが歌に踊りに活躍する。
原題になっている『Funny Face』はこの作品から生まれた。衣装はイディス・ヘッドとユベール・ジバンシーが共同制作し、オープニングからラストまで、まるでファッションショーを見ているようだった。作曲は『ラプソディ・イン・ブルー』のジョージ・ガーシュウィンも担当しているが、個人的には印象的な名曲がなかった。

2006.01.03

キング・コング

今年正月映画一番の話題作、映画『キング・コング』を観た。
キング・コングピーター・ジャクソン監督らしく『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ同様、3時間の上映時間が気にならないテンポの良さで一級のエンターテインメント作品に仕上がっていた。ただ、ラスト30分はかなり泣けるとの噂だったが、残念ながらそれほどではなかった。
前半の髑髏島(スカル・アイランド)で起きるスペクタクルシーンで、次から次へと畳み掛ける演出は本当に息を呑むようで飽きさせることがないが、少々懲り過ぎだったんじゃないだろうか。コングとアン(ナオミ・ワッツ)の愛情関係を描くならもう少し抑えて、NYへ戻ってからのシーンをじっくり描いた方が良かった気がする。また、アンとジャック(エイドリアン・ブロディ)のロマンスも中途半端で、テーマが曖昧になってしまったようだ。単なるエンターテインメントなら良いが、この辺のバランスが難しいところだ。
ラストでカール(ジャック・ブラック)が「飛行機がコングを殺したんじゃない。美女が野獣を殺したんだ」と言ったが、本当のメッセージ「人間のエゴによって殺された」は誰もが理解できたに違いない。

公式サイト

アジャンタ 麹町本店

今年の初カレーは、例年通り『アジャンタ 麹町本店』で食べた。
アジャンタ年末年始は毎年ここでカレーを食べに来ている。この麹町本店は24時間365日営業なので、この時期でも間違いなく営業している。昔は大晦日に友達と一緒にカレーを食べながら年越しをしていたが、最近は流石にそこまで元気がない。でも、年末年始には必ずカレーを食べに来ることだけは続けている。
今日はいつもの[マトンカレー]、[ナン]、[ラッシー]に加え[チャイ]も飲んだ。実はこの店結構味にムラがあって、カレーの辛さやナンの味で当たりハズレがあるが、今日は結構当たりかな。

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DVD/麗しのサブリナ

DVDで映画『麗しのサブリナ』(1954年)を観た。
麗しのサブリナ『ローマの休日』で全世界の注目を集めたオードリー・ヘプバーンを主演に、『アパートの鍵を貸します』などの名匠ビリー・ワイルダー監督によるモノクロ作品。オードリー・ヘプバーン演じる雇われ運転手の娘のサブリナが、ハンフリー・ボガートとウィリアム・ホールデンが演じる大富豪の兄弟に恋するラブストーリー。最初はウィリアム・ホールデン演じるプレイボーイの弟デヴィッドに恋焦がれているが、次第にハンフリー・ボガート演じるビジネスマンの兄ライナスに惹かれていく。でも、かなりの年の差だけにちょっと納得いかないのが難点。
まだ初々しいさが残るオードリー・ヘプバーンが、キュートで魅力的な一本。この映画でもパーティなど華やかなシーンがあるが、そういったシーンでのオードリー・ヘプバーンは実に優雅でよく映える。最近はそういった魅力のある女優がいないのが残念だ。
ビリー・ワイルダー監督の洒脱の効いた演出も健在で、ライナスが嫌々サブリナをヨットに連れ出す準備をしているのに内心ウキウキして歌を口ずさむシーンは、「あのボガートが」と思うと笑える。衣装は当時まだ新進気鋭のデザイナーだったジバンシーが担当した。
因みに、1995年にはシドニー・ポラック監督がハリソン・フォード、ジュリア・オーモンド主演で『サブリナ』としてリメイクしているらしい。観てないので一度観てみたい。

2006.01.02

DVD/マイ・フェア・レディ

DVDで映画『マイ・フェア・レディ』(1964年)を観た。
マイ・フェア・レディ昨日に続いて、オードリー・ヘプバーン主演作で、ブロードウェイの傑作ミュージカルをハリウッドで映画化した傑作。
オードリー・ヘプバーンが演じる貧しい街娘イライザが、通りかかったヘンリー・ヒギンズ教授から正しい発声と行儀を学びレディになるシンデレラ・ストーリー。僕の好きな作品の一つで、学生時代から映画館やテレビで何度も観ている。名曲の数々も素晴らしく、特にヘップバーンが踊りながらベッドに入るとき歌う「踊り明かそう」が大好きだ。
実は、オードリー・ヘプバーンの歌は吹き替えで、歌うシーンになるとソプラノの美声になる。しかし、決してストーリーを損なうことなく、オードリー・ヘプバーンの代表作には違いない。

2006.01.01

SAYURI

今年の劇場一本目として、映画『SAYURI』を観た。
SAYURIハリウッドが芸者の世界を描いたことで話題の作品。想像以上に良く出来ていたが、日本人が見ると素人目に見てもおかしな設定も多かった。(エキストラの中には着物を右前に着ているシーンもあったらしい...)
さゆり(チャン・ツィイー)が、会長(渡辺謙)にあそこまで魅かれ、尽くそうとする理由も理解できなかったので、どのキャラクタにも感情移入できなかった。ただ、日本を描いたハリウッド作品としては頑張っていたと思う。(日本人のハリウッド"風"映画よりは良かった)
チャン・ツィイーは体当たりで演じていたが、いじめ役のミシェル・ヨーや桃井かおりの迫力が印象的。また、約半分の少女時代のさゆり(千代)を演じた大後寿々花(おおごすずか)に注目。可愛いし演技も頑張っていた。今後が楽しみな若手女優に違いない。

公式サイト

DVD/ティファニーで朝食を

今年一本目、DVDで映画『ティファニーで朝食を』(1961年)を観た。
ティファニーで朝食をいわずと知れた、オードリー・ヘプバーン主演の名作。ティファニーのショー・ウィンドウを見ながら、朝食のクロワッサンを食べるオープニングのシーンが有名だ。主演のオードリー・ヘプバーンが自由気ままなホリーを演じて、小悪魔的な魅力を振りまいている。彼女が窓際で『ムーン・リバー』を歌うシーンがとても素敵だった。

2005年ベスト

お遅ればせながら、2005年の映画、ライブのベストセレクション。但し、順位はつけ難いので五十音順にした。
昨年は観た映画は80本、ライブは49本に行った。(CDやDVDは殆どブログに書いてないので除く)

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2006年 謹賀新年、賀正!

新年明けましておめでとうございます。
今年は昨年以上に平和で良い年にしたいですね。
本年もよろしくお願いいたします!

柴又帝釈天

                      2006年元旦   あ~る

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