オリバー・ツイスト
映画『オリバー・ツイスト』を観た。
『戦場のピアニスト』のロマン・ポランスキー監督による、チャールズ・ディケンズ原作小説の映画化。
孤児オリバー・ツイスト(バーニー・クラーク)は救貧院を追放され、やがてロンドンで泥棒団のドジャーに助けられる。
人の運を描いたような映画だと思った。ヨーロッパ人におけるディケンズに対する思いは、特別だと思う。『クリスマス・キャロル』程度しか知らないが、どうも僕にはぴんと来ない。映像美は見事だったし、社会風刺であることは感じるが、風刺作品は時代背景が違うと狙いがボケてしまうので、一種のファンタジーにしか映らなかった。ラストも気持ち良いものではなかった。
ロマン・ポランスキー監督は、この映画を通して何を訴えたかったのだろうか。
« 単騎、千里を走る。 | トップページ | 康竜 銀座店 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- リアルツイッター試写会イベント「RAILWAYS(レイルウェイズ)」(2010.05.19)
- シャーロック・ホームズ(2010.03.15)
- ニューヨーク,アイラブユー(2010.03.08)
- かいじゅうたちのいるところ(2010.01.22)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: オリバー・ツイスト:
» ★「オリバー・ツイスト」 [ひらりん的映画ブログ]
本日二本目の映画・・・
おすぎがCMやってるのでちょっと怪しいが・・・
何度も予告編見ているので、大丈夫かと・・・ [続きを読む]
» 映画のご紹介(93) オリバー・ツイスト [ヒューマン=ブラック・ボックス]
ヒューマン=ブラック・ボックス -映画のご紹介(93) オリバー・ツイスト-
人間って、そんなに気高く
生きられるのだろうか。
オリバー・ツイスト!
この映画は、ディケンズの名作「オリバー・ツイスト」を映....... [続きを読む]
» 『オリバー・ツイスト』 [京の昼寝〜♪]
涙のあと、幸せはやってくる。
■監督 ロマン・ポランスキー■脚本 ロナルド・ハーウッド■キャスト ベン・キングスレー、バーニー・クラーク、ハリー・イーデン、ジェイミー・フォアマン□オフィシャルサイト 『オリバー・ツイスト』
19世紀のイギリス。 救貧院に連れて来られた、オリバー・ツイスト(バーニー・クラーク)は、粗末な食事に腹をすかせた孤児を代表し�... [続きを読む]
最初オリバーは不幸というよりも、不運だったんですよね。不幸=不運だとは限らないけれど、とにかくついてない。でも最終的には幸運を掴んだわけですが・・・。
その幸運もなんかよくわからない間に、棚ぼた的に訪れたという感じで、なんだかなあと思いました。
監督の伝えたかったことが、私にもわかりません。
投稿: さばきち | 2006.02.06 18:51
さばきちさん、こんばんわ。
TB&コメントありがとうございます。
とくに最後が納得できませんでした。
おすぎはどこに感動したんでしょうね。(^_^;)
投稿: あ~る | 2006.02.07 00:26
こんにちは、jamsession123goです。
ブログへコメントありがとうございました。
jamsession123goもちょっと「?」な映画でした。
jamsession123goはディケンズはあまり相性が良くありません。
二都物語も最初で投げ出した口です、
あまりにもヨーロッパ的な感覚ってよくわからないときがありますね。
投稿: jamsession123go | 2006.02.11 14:24
jamsession123goさん、こんばんわ。
コメントありがとうございます。
『二都物語』は名前しか知りません...(^_^;)
歴史的背景を知れば、また違って見えるんでしょうか。
僕には、楽しむことが難しい作品でした。
ヨーロッパって凄く良いと思う面と、理解できない面がありますね。
投稿: あ~る | 2006.02.12 02:42