種ともこ 「ウタイツガレルウタ」~デビュー20周年記念マンスリーライブ~ Vol.4
AOYAMA「月見ル君想フ」で行われた、『種ともこ 「ウタイツガレルウタ」~デビュー20周年記念マンスリーライブ~ Vol.4』に行った。
彼女のライブは昨年11月の新宿FACE以来。このデビュー20周年記念のマンスリーライブに参加するのははじめて。会場の「月見ル君想フ」は、狭いながらもちょっとしゃれた作りで1階席はアーティストを身近に感じられ2階からも眺められ、オールスタンディングで180席程度。開演20分ほど前に付いたが、同世代のファンが多数来場してすでに満席。ステージバックには月をイメージした丸いスクリーンがあって、そこに彼女の若かりし頃のPVが映し出されていた。当時の種ともこが元気に歌い踊っていて、今見るとちょっと嬉し恥ずかしい。
サポートはドラム&パーカッションの楠均、ギター&コーラスの戸田和雅子の二人。このマンスリーライブではレギュラー(楠均は3月お休みだった)らしく、4回目を迎えて息の合った演奏とMC(戸田和雅子はボケ役?)を見せてくれた。また、今日のゲストの遊佐未森はデビューした頃の友人だそうだ。そう言われれば、二人は同世代なんだなと改めて思った。
今回はリクエスト中心の選曲だったので懐かしい曲ばかり。特に「光合成・アフリカ」は、当時の渋谷公会堂ライブを思い出してとても懐かしかった。でも、さすがにその頃よく歌っていた元気系の曲は少なかった。
種ともこが弾くキーボード上には3つの砂時計があって、20周年という時間を象徴すると共に"しゃべり過ぎない"という自戒の念も込めているらしい。ライブ中も度々ひっくり返して、会場の笑いを取っていた。淡々としながらも、この辺りの演出は彼女の持ち味で、時を感じさせない変わらぬキャラクターが嬉しい。
中盤ではゲストの遊佐未森を迎え、彼女の曲「ミント」「僕の森」「クロ」など4曲を演奏。種とこもはピアニカを手にコーラスに回り"責任のない立場"で演奏を楽しんでいた。遊佐未森の生歌は初めて、透明感のある声でとても良かった。
アンコールでは再び遊佐未森を迎えて彼女のリクエストで「Pumps Race Song」を4人で、最期に「現在の種ともこの歌を聞いてください」とコメントして、昨年末に出た「カナリア」で締めた。懐かしくも楽しいライブだった。
最近のコメント