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2006.04.22

好きだ、

今日4本目、映画『好きだ、』を観た。
好きだ、17年の想いが詰まった「好きだ、」。でも、17年かかってもその気持ちが伝わることは羨ましい。
まだ幼さが残る当時17歳の宮崎あおいが等身大で演じるユウの不器用な恋愛に、性別が違うにも拘らず妙に共感してしまった。この辺りは、10代の過ごし方で意見が分かれるところじゃないかな。
宮崎あおい→永作博美が演じるユウはとっても自然でよかったが、瑛太→西島秀俊が演じるヨースケはかなり違和感があった。このキャスティングって、この映画最大の欠点だったかも。
石川寛監督は『tokyo.sora』でも全体的に青フィルターでちょっとザラついた映像が印象的だった。全編を通してちょっとくすんだスッキリしない青空に、独特の空気間を感じさせる。この映画では17歳の頃を青、34歳の頃を赤(茶)系統の色で表現していたが、空の感じはこの映画でも同じ印象だった。でも、「好きだ、」と伝えた後、17歳の頃に戻ったシーンでは晴れ晴れとした透き通るような青空を見せてくれた。個人的にはこれだけでもこの映画を観て良かった思う。

公式サイト

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コメント

あ~るさん、お久しぶりです。
私もユウの不器用さにはかなり共感しました。
私は今もかなり不器用ですが^^
最後の空、印象的ですよね。
色も含めて、なかなか好きな感じの映画でした。

Aprilさん、こんばんわ。
こちらこそご無沙汰しています。
予告編観てからずっと気になってたんですが、ようやく観てきました。
僕も未だに不器用なんで、年齢には関係なく共感していたかもしれません。(^_^;)
なんとなく心のどこかでひっかかる、そんな題材を見事に表現していた映画でしたね。
ではまた。

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» 「好きだ、」 このひとことに17年! [April april]
最近言ってないなあ~「好き」とか…。エイプリルです。 私、言う派なんです。っていうか言われたことないから??? [続きを読む]

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