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2006.07.30

ゲド戦記

映画『ゲド戦記』を観た。
ゲド戦記この夏話題の宮崎吾朗初監督のジブリアニメ。原作はアーシュラ・K・ル=グウィンの「ゲド戦記」シリーズだが、エンドロールには原案として宮崎駿の「シュナの旅」がクレジットされている。原作を読んでないし、「シュナの旅」も昔読んだだけなのでこれらの関係は不明。もしかすると、オリジナル色が強いかも。
ストーリーは省略するが、作品としては想定内だがイマイチだった。39歳の宮崎監督には少し荷が重かったようだ。
アレン、テルーそしてゲドの三人の主人公が、それぞれのドラマを展開する。誰が主役でもなく、群像劇でもないのでテーマとストーリーが噛み合っていない。しかし、「世界の均衡」という難しいテーマだっただけに、監督経験のない(建設コンサルタント、ジブリ美術館館長だったらしい)初監督としてはよく出来ていたと思う。今後に期待したい。
ところで、本作ではスタッフも随分刷新され若返ったようだ。スタジオジブリも1985年の設立以来、数々の優秀なアニメータを輩出してきたが、最近では「GONZO」や「STUDIO 4℃」など優秀なアニメーション・スタジオも増えてきた。スタジオジブリも、これからは若い宮崎監督とともにどのように変わっていくか今後を楽しみにしたい。

公式サイト

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コメント

あ~るさん、三度のおじゃまです。
>作品としては想定内だがイマイチだった
想定内とは言え残念でしたね。ふむ
個人的には想定外で意外に楽しめたかな!?
テーマが非常に重いので、それを表現するには
力量不足が否めないのは確かでしたが。
本作をステップとして新たなる「ジブリ」を創造してほしいものっすぅ♪

purple in satoさん、こんばんわ。
こちらもありがとうございます。
気が付けば、アニメが続いてますね。

結構、期待させるものがあっただけに、辛口の評価は否めないかと。でも、未来のジブリへのステップに違いないので、今後に期待です。

こんばんわ、あ~るさん。
監督はもともと畑違いのところにいた人だったんですか・・・全然知りませんでした。それを考えると、あの難しい話をよくあそこまでまとめたなーと思います。この作品だけで評価してしまうのはナンセンス、今後に期待したいと思います。
何気に評価の低いこの映画ですが、プロモーションが派手だったので、みんな過剰に期待してしまっていたのでは?なんて思ってます。ジブリだし、無理もないですけど・・・。

さばきちさん、こんばんわ。
確かにプロモーションが派手な上、(当たり前だけど)宮崎作品って言われるとつい勘違いしちゃいますね。
とりあえず今後に期待ですね。

こんばんは!TBありがとうございました!
テルーの唄には、感動しました!

猫姫様、こんばんわ。
テルーの唄は素敵でしたね。
宮崎吾朗監督の歌詞も良かったです。
あれだけは父親を超えてました。

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