笑う大天使(ミカエル)
映画『笑う大天使(ミカエル)』を観た。
少女漫画家 川原泉の同名コミックを映画化した青春コメディ。主演は若手女優として僕も注目している『スウィングガールズ』や『亀は意外と速く泳ぐ』の上野樹里、『8月のクリスマス』や『ハチミツとクローバー』に出演し注目される関めぐみに加え、『ハチミツとクローバー』で関めぐみとも共演している若手注目株の伊勢谷友介が出演となかなか豪華なキャスティングだ。
しかも川原泉は好きな漫画家で大きな期待を持っていた。(『空の食欲魔人』や『カレーの王子さま』とか傑作!)原作コミックは発表当時一度読んだだけなのでよく覚えてないけど、"お嬢様"を演じる"関西弁の元貧乏少女"の主人公が、コミックのようなデフォルメなしにどう表現するのかがポイント。少女漫画とギャグ漫画を行ったり来たりする、あの独特な川原泉ワールドをどうやって実写にするのか(出来るのか)、観る前から興味津々だった。
しかし、しかし、しか~し、残念ながらあのコミックの雰囲気を出すのはやっぱり無理だった。
このコミックを実写で映画化するだけでも、チャレンジャーと言える。突飛な話だけにベタなVFXを多用して頑張っていたけど、それが裏目に出て『最終兵器彼女』を上回る悲惨な作品になってしまったように思う。いっそラストは伊勢谷友介がキャッ○ャーンに変身して戦えばいいのに。(ちょっと投げやり...)あと、ダミアン(犬)のCGはあれでいいの?
« トランスアメリカ | トップページ | 男はソレを我慢できない »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- リアルツイッター試写会イベント「RAILWAYS(レイルウェイズ)」(2010.05.19)
- シャーロック・ホームズ(2010.03.15)
- ニューヨーク,アイラブユー(2010.03.08)
- かいじゅうたちのいるところ(2010.01.22)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 笑う大天使(ミカエル):
» [ 笑う大天使(ミカエル) ]コメディエンヌ、上野樹里 [アロハ坊主の日がな一日]
[ 笑う大天使(ミカエル) ]@渋谷で鑑賞
フツウの女子高生がひょんなことからハイソなお嬢様学園
に入学!まさにそこは別世界。ゆったりまったりと流れる
時間の中で、彼女はとてつものない力を身につける。
川原泉のコミック「 笑う大天使(ミカエル)」の映画化。
突然母を亡くし、生き別れになっていた大金持ちの兄再会
しこの超お嬢様学園「聖ミカエル学園」に転校してきた司城
史緒。この主人公を上野樹里が熱演。本作は彼女の秀でた
コメディエンヌぶりが堪能できる一作である。
... [続きを読む]
こんにちは、jamsession123goです。
この映画は、予告編で観て、B級ぽいところがちょっと気に入ってます。
公開されたら観に行こうと思っているのですが。
あ〜るさんの感想は、今一、っていうとコロナのでしょうか。
投稿: jamsession123go | 2006.08.18 19:35
jamsession123goさん、こんにちは。
予告編は観てなかったんで、あまり考えずに観たんですが、個人的にはイマイチです。
ちょっと期待してたんで、あまり期待しなければB級映画として楽しめる...かも。(^_^;)
ご覧になったら、是非感想をお願いします。
P.S.原作本も買ってきたんで、読み比べてみようと思います。(^o^)丿
投稿: あ~る | 2006.08.20 14:32