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2006年11月

2006.11.30

土岐麻子 presents 「ウイークエンドがやって来る!」

代官山UNITで行われた、『土岐麻子 presents 「ウイークエンドがやって来る!」』に参加した。
土岐麻子 presents 「ウイークエンドがやって来る!」12月6日発売のカバーアルバム『WEEKEND SHUFFLE』の、ちょっと早いリリースパーティ。レコード会社を変わって、初めてのCD発売、初めてのライブになる。僕も彼女のライブは久し振りの参加になるが、ソロになってからはジャズライブばかりだったので、Cymbalsラストライブ以来で彼女のポップスのライブが見れるのが特に嬉しい。

オープニングはQYPTHONEの中塚武がソロで登場。土岐麻子とはCymbalsがインディーズ時代から親交があり、彼のCDで土岐麻子がゲスト参加しているそうだ。今日はバンドメンバーと共に、30分ほど(正直ちょっと長かったけど)の賑やかなライブで盛り上がった。
30分ほどのセットチェンジの後、まずはサポートメンバーの奥田健介(g)、渡辺シュンスケ(kb)、伊賀航(b)、ASA-CHANG(dr,per)がステージに上がり、少しして、お待ちかねの土岐麻子が黒のノースリーブの上にグレーのブレザーを羽織って登場。Cymbals時代を思い出させるウェーブのかかったロングヘアーで、ちょっと大人っぽく(年相応?)しっとりしたいい雰囲気。今日のメンバーとはライブ本番まで3回しか顔合わせしていないとの事で、出だしがちょっと合わなかったのはご愛嬌。

J-POPSをカバーしたニューアルバム『WEEKEND SHUFFLE』から「君に、胸キュン。」(YMO)、「夢で逢えたら」(吉田美奈子)、「土曜日の恋人」(山下達郎)、POPSのソロアルバム『Debut』からは「ウィークエンドの手品」「ロマンチック」「夕暮れよ」「Takin' It Slow」が歌われた他、僕の大好きなラベルの「逝ける王女のためのパヴァーヌ」が原曲の『Love's Theme』収録の「(Waitin’For A)Happy Ending」も歌ってくれたのが嬉しい。久し振りにライブで聴くスウィートな歌声が心地良かった。
アンコールでは、中塚武を迎え彼のアルバムで歌った「Your Voice」を披露。アップテンポの楽しい曲だ。

ライブは楽しく良かったが、全部で10曲ちょっと正味1時間程度と短かったのが残念。来年1月25日には、再び同じ代官山UNITでライブが行われるので、続きはそちらに期待!

公式サイト

WEEKEND SHUFFLEWEEKEND SHUFFLE
土岐麻子

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2006.11.28

the Indigo presents 「FUTURE FOLK」レコ発ワンマンライブ

AOYAMA 月見ル君想フで行われた、『the Indigo presents 「FUTURE FOLK」レコ発ワンマンライブ』に参加した。
the Indigo presents 「FUTURE FOLK」レコ発ワンマンライブサポートの宮川剛(dr,prc)、工藤毅(bs)、知野芳彦(g)に加えて正富一成(sax)、中森泰弘(g)がゲストとして参加。
月見ル君想フは今年4月の種ともこのライブ以来二度目。ベルコモンズのある青山三丁目の交差点から外苑西通りを西麻布方面に暫く行き、南青山MANDALA(最近行ってないな・・・)を越えた辺り。
小さなビルの地下で入った所が20名ほどの2階席(ここは大抵関係者席)になっている。そこから階段を下りたところが100名ほど入る立ち見席とステージになっている。ステージには店の象徴とも言える満月をイメージした大きな丸いスクリーンがあり黄色のライトでライトアップされると満月そっくりでキレイ。田岡美樹も「このお月様の前で歌いたかった」と言っていた。決して広くはない会場なので、客席とステージがとても近くてアットホームな雰囲気が好きだ。

the Indigothe Indigoは、田岡美樹(vo,g)と市川裕一(g, kb)の二人(昔は三人だった)によるユニット。市川裕一はコンポーズ/アレンジも手掛けている。彼らの音楽を生で聴くのは初めてだが、メジャーデビュー頃から気になっていたバンドで、今回、念願かなって初参戦となった。

定時を10分ほど過ぎた頃、まずサポートメンバーの三人が登場。続いて、the Indigoの市川裕一そしてボーカルの田岡美樹が登場した。挨拶もそこそこに、一曲目はアルバムと同じ「マスターミュージック」が演奏された。その勢いで一気に4曲ほどの演奏があって、会場も最初から大いに盛り上がった。

MCで一息入った後、最初のゲスト正富一成(sax)が登場。市川裕一とは10年以上の親交があるthe Indigoには欠かせないサポートメンバーとして、「やわらかなくちびる」や「いけないこといっぱい」などでサックスを響かせてくれた。
一旦、正富一成が退場して元のメンバーでアルバム収録曲の「君が笑う夜」「東京」「STAND BY」などが演奏された。田岡美樹が作詞・作曲の「東京」は、等身大の自分を歌った曲で生だととても印象的だった。
その後二人目のゲスト中森泰弘(g)が登場して、Livingston Taylor提供の「Never Lose Hope」を演奏。the indigoには珍しい英語詞だが、バラード調のメロディでしっとりと歌う田岡美樹のボーカルも趣があって良かった。

最新アルバム 「FUTURE FOLK」では、田岡美樹の書く前向きでストレートなメッセージを託した歌詞が印象的だが、アルバム曲では先頭の「マスターミュージック」とラストで歌われた「I ♡(LOVE) YOU」がお気に入り。ライブでも、同じような曲順だったのが嬉しい。「BLUE」「向日葵」「大切なもの」「LIMITER」など昔の曲も多く、ファンは大満足のだったに違いない。最初から最後までステージと一体になって拍手を送るファンが多くて、心が通じ合うようなライブだったのが印象的だった。

アンコールの最後にデビュー曲「BLUE」を歌ったが、途中で思わず涙ぐんだせいか歌詞に詰まってしまった。その後、市川裕一に発破をかけられリベンジで歌った「向日葵」がとても良かった。本当の最後に、再びサポートメンバー総出演で1stアルバムの「大切なもの」が歌われた。ハートフルなライブで大満足で終わった。

CDでは伸びやかに歌う田岡美樹のボーカルが魅力だが、ライブではMCや市川裕一との掛け合いも面白く、楽しいライブだった。徹夜明けで体調が悪かったため前半は立って歌を聞きながら少しウトウトしたが、後半は楽しくてすっかり目が覚め、あっという間に二時間半ほど経ってしまった。ちょっと無理してでも行って大正解だった。

公式サイト

FUTURE FOLKFUTURE FOLK
the Indigo

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2006.11.25

矢野顕子さとがえるコンサート2006

NHKホールで行われた『矢野顕子さとがえるコンサート2006』に参加した。
矢野顕子さとがえるコンサート2006今年は矢野顕子のデビュー30周年、さとがるコンサート10周年にあたる。会場は満員のファンで大賑わいだ。特に、このコンサートはリピータが多いようで、開演前には昨年のライブを思い出したように話しているのが聞こえる。
メンバーは"結成10周年を迎える最強トリオが帰ってくる!"として、矢野顕子(pf,vo)、アンソニー・ジャクソン(b)、クリフ・アーモンド(ds)。さとがえるコンサートでは3年ぶりのトリオに会場も盛大な拍手で迎えていた。僕も、このトリオの演奏は大好きで、特にアンソニー・ジャクソンの意外とひょうきんなキャラクタや、クリフ・アーモンドのシャープなドラムが楽しい。いつも笑顔の矢野顕子が、彼らと一緒だとそれ以上の笑顔を見せてくれるのも嬉しい。

演奏された曲は、「電話線」、「そこのアイロンに告ぐ」、「ラーメン食べたい」、「中央線」、「ひとつだけ」、「ごはんができたよ」そして「清ちゃん」など。「清ちゃん」は初披露で、「忌野清志郎さんのことを歌った曲です。」とだけ紹介したのが印象的だった。音楽の盟友であり、昨年このライブではアンコールに出演し、現在は喉頭癌で闘病生活を送る彼にエールを送る彼女に、観客が一緒になってエールを送るように聞き入っていた。演奏が終わると、みんなが拍手で応えていたのが印象的だった。

矢野顕子はいつも満面の笑顔でピアノを演奏している。年齢を重ねるごとに素敵になっていく彼女を見て、ファンも同じように生きたいと感じているようだ。そんな生き方に、多くの人が彼女に元気を貰っているのがよく判るし、僕もそんな彼女が大好きだ。

そんな彼女の笑顔の秘密が一冊の本『えがおのつくりかた all about 矢野顕子』になった。こちらもおすすめ。

公式サイト

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矢野 顕子

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2006.11.21

Miyuki Hatakeyama 2006 LIVE "Fragile"

キリスト品川教会グローリア・チャペルで開催された畠山美由紀『Miyuki Hatakeyama 2006 LIVE "Fragile"』に参加した。今年は11/21,22と2日間だったので両日行ってきた。
キリスト品川教会グローリア・チャペル今年はオープニング・アクトとして、フラメンコ・ギターの沖仁(g)と元choro azulの林夕紀子(vo)が登場。沖仁は6月の畠山美由紀のライブ以来二度目、林夕紀子は約4年振りの二度目でソロでは初めて。
最初はギターの沖仁だけでオリジナル曲「グリママ」を演奏。祖母をイメージした曲だそうで、教会にギターが良く響いた。その後、林夕紀子が参加してTom Waits「Martha」、John Denver「Sunshine on My Shoulders」など4曲を披露。林夕紀子のソウルフルながらクリアな歌声が印象的だ。

その後、畠山美由紀が黒のシックなロングドレスに髪飾りで登場。サポートは、笹子重治(g)、BIC(per)、太田剣(sax)の三人。笹子重治は恒例、BICはBophanaのライブでお馴染みだが、太田剣は初めて。また、ギター、パーカッション、サックスという構成も初めてだったが聴いてみるととてもよかった。

最初にJoni Mitchell「Blue」「愛にメロディ」の二曲を披露。新婚だけに「愛にメロディ」がピッタリに思えたのはきっと僕だけじゃないはず。簡単な挨拶の後メンバー紹介をして、「The Shadow Of Your Smile」などを披露。今回は比較的真ん中寄りの席だったので、歌声が教会に響くのが良く分かり感動的だった。

今年はオープニング・アクトがあったのでゲストなしと思っていたら、なんとPort of Notesの小島大介(DSK)がゲストとして登場。これには、観客も大喝采。勿論、僕も久し振りにPort of Notesを生で聴くことが出来て感激。特に、二人だけで演奏した三曲目の「It's a Long Way」(CD「sign off from amadeus」収録)は、教会に歌声とギターが響き合いとても心地良かった。

アンコールでは、まず笹子重治のギターだけでジャニス・イアンの名曲「ジェシィ」をしっとりと歌いあげた。教会にピッタリで、この日一番印象に残った素敵な歌声だった。その後他のメンバーに加え再び小島大介も登場(二日目は沖仁と林夕紀子もコーラスで参加)して全員の演奏に加え、会場も手拍子で参加して盛り上がった。

更にダブルアンコールにも応えて、例年恒例となったアカペラを披露してくれた。今年はマイクを通して歌っていたのが少し残念だけど、歌声が教会一杯に響き渡って心地よかった。今年も大満足のライブであっという間に二時間半過ぎてしまった。

二日目もゲストや畠山美由紀のセットリストはほぼ同じ(終盤のカバー曲がちょっと違ったかも・・・)だったが、オープニングアクトは、最初の沖仁が「秋の日のスケッチ」を演奏するなど、大分千曲が違っていた。また、どこかで結婚報告があるかと思ったけど、特に触れなかった。本当は、のろけを聞いてみたかった。

ソロデビュー5周年、そしてこのライブも5回目(3回目は参加できなかったけど・・・)になるが、僕にとっても彼女の歌に出会ってからあっという間の5年だった。ちょっと気が早いが、来年はどんな年になるか判らないけど、また同じ頃同じ場所で彼女の歌を聴いていたい。

公式サイト

■不完全なセットリスト(一日目)
※二度行ったのに不明点が多くて・・・誰か教えて!
・Blue(Joni Mitchell)
・愛にメロディ
・クレマチスよ
・The Shadow Of Your Smile(いそしぎ)
・あなたの街へ
・砂と空とブローチ(沢田穣治)
・Sabia(Antonio Carlos Jobim)
・Sympathy for the Devil(The Rolling Stones)
・One More Bourbon(Port of Notes)<+小島大介>
・僕の見た昨日(Port of Notes)<+小島大介>
・It's a Long Way(Port of Notes)<小島大介>
・輝く月が照らす夜
・Diving into your mind
・雨の街を(荒井由実)
・ロマンスをもう一度
・津軽のふるさと(美空ひばり)
・Cai Dentro[サンバに夢中](Elis Regina)
・雨は憶えているでしょう
<アンコール>
・Jesse(Janis Ian)<笹子重治>
・???Lover Come Back To Me
・???Going for the Gold<アカペラ>

2006.11.18

REAL LIVE SPECIAL

SHIBUYA-AXで行われた、JASRAC文化事業の無料ライブ『REAL LIVE SPECIAL』に参加した。
REAL LIVE SPECIAL社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)のイベントは初参加。いつもはBOXXで行われているが、今日はJASRAC創立記念日なのでスペシャルとしてSHIBUYA-AXで開催された。SHIBUYA-AXは何度も来ているが、JASRACが主催すると何となく文化祭のようなノリだった・・・。
出演順に、オープニングアクト Ms.Lily、伊藤サチコ、星村麻衣、広沢タダシ、ナナムジカ、モダーン今夜の6組が出演した。お目当てのモダーン今夜以外は、名前程度しか知らないのでどんな音楽を聞かせてくれるか楽しみにしていた。

オープニングアクトのMs.Lily(ミス リリィ)は現役高校2年生4人のバンドで、本当に文化祭を見ているようで初々しかった。「流星」1曲だけの演奏だったが、高校生とは思えない堂々とした演奏だった。

一番手は、伊藤サチコが登場。ピアノ弾き語りで日々感じたことを歌い、MCでも自分の気持ちをストレートに伝えるピュアなスタイルが新鮮だった。
■公式サイト
http://ito-sachiko.com/

二番手は、星村麻衣/singer-songwriter・pianistが登場。想像よりも力強い歌声で、メッセージ性の高い歌詞も印象的だ。MCでは音楽が溢れるように沸いて出て眠れなくなることもあるそうだ。今度、CDでキチンと聴いてみたい。
■公式サイト
http://www.hoshimuramai.net/

三番手は、広沢タダシが登場。今日唯一の男性ボーカリストで、力強いボーカルが良かった。ユーモアもあり身近な出来事を綴った前向きな歌詞もいいし、「夢色バス」「さよならの仕方が分からない」など印象的なタイトルも面白い。
■公式サイト
http://www.hirosawatadashi.com/

四番手は、ナナムジカが登場。高校、大学とクラシック音楽を学んできた西島梢(vo)、松藤由里(pf)の二人による女性ユニットで、いかにもクラシック音楽出身と思わせる西島梢のボーカルが印象的だ。ポップとは違った音楽で個人的な好みではなかったが、あのボーカルを生かした曲に出会えると面白いと思う。
■公式サイト
http://www.nanamusica.jp/

最後にモダーン今夜が、ステージ一杯に総勢10名のフルメンバーで登場。永山マキはいつものオレンジ色のドレスに裸足。演奏された曲は演奏順に「名犬ジョディー」「おやつのじかん」「ららら(?)」「愛のリズム」「レジーナ」の5曲で、管楽器の賑やかな演奏が楽しいライブだった。そろそろ新曲やアルバムまたはソロライブも期待したいところだ。
■公式サイト
http://www.modern-conya.com/

2006.11.17

DECCA第3弾CDリリース記念 村治佳織ギター・リサイタル “ライア & ソネット”

初台の東京オペラシティコンサートホールで開催された、『DECCA第3弾CDリリース記念 村治佳織ギター・リサイタル “ライア & ソネット”』に行った。
村治佳織国際的に活躍するクラシックギター奏者の村治佳織の最新アルバムは、コーラス・グループ「THE SIXTEEN」とのコラボレーション作品。リリースコンサートの今日は、日本のコーラス・グループ「Vox humana」との競演で行われた。
彼女の爽やかなギターと合唱のハーモニーはCDでも十分良かったが、生音だと更に素敵だった。目を瞑って聴いていると、あまりにも気持ちよくて思わず眠ってしまいそうになる。きっと、α波が一杯出ているんだろう。僕の好きな「パッヘルベルのカノン」では、合唱に寄り添うように演奏されるギターが特に印象的だ。また、ギターソロでは定番の「アルハンブラの想い出」が演奏されたが、緩やかな調べに思わず引き込まれてしまった。最後は、アルバムと同じ歌劇「イーゴリ公」から「ダッタン人の踊り」が演奏された。透き通るようなコーラスが印象的で、ギターの響きがアンサンブルに溶け込んでいた。

アンコールでは再びコーラス競演で「パッヘルベルのカノン」他1曲が演奏された上、最後はiTunes Storeのアルバム購入でしか聴くことが出来ない「禁じられた遊び」がギターソロで演奏された。映画のテーマ曲として昔から知られる名曲で久し振り聴いたが、生ギターの響きに思わず感動した。来年も精力的な活動が続くようなので、今度はソロ・コンサートでもまた聴きに来たい。

競演のコーラス・グループ「Vox humana」は、パンフレットによると東京芸術大学声楽科の有志が指揮者の西川竜太の呼びかけで集まった男女6名ずつ総勢13名のグループで今年結成11年目になる。一人1パートによる声楽アンサンブルで、一人一人が非常に美しい声を聴かせてくれた。過去にはスティーヴ・ライヒ「砂漠の音楽(室内楽版)」にも参加したようだが、確かに彼らのアンサンブルにはぴったりな気がする。スティーヴ・ライヒの音楽を生で聴いたことはないので、めったに声楽を生で聴くことはないが機会があれば是非聴いてみたい。

会場の東京オペラシティコンサートホールは初めてだったが、ピラミッド状で五階分ほど吹き抜けになった天井が美しい立派なホールだ。かなり後ろの席だったにも拘わらず、細やかなギターの調べがしっかりと響き渡りとてもよかった。

公式サイト

2006.11.16

KDDI DESIGNING STUDIO LIVE RECOMMEND SOFFet/wyolica

LIQUIDROOMで行われたSOFFetとwyolicaのツーマンライブ、『KDDI DESIGNING STUDIO LIVE RECOMMEND』に参加した。
SOFFet/wyolicawyolicaはメジャーデビュー以来10回目近く今年だけで3度目。SOFFetは2年前のSHIBUYA-AXワンマン以来2度目。今日はwyolicaは勿論SOFFetも好きなので、意外な組み合わせで楽しみにしていたライブだ。
19時ちょうどには、まずオープニングアクトのオトナモードが登場。初めて聴いたがボーカルの伸びやかな声が魅力的。20代前半の若いバンドなのでこれからが楽しみ。
■公式サイト
http://www.otonamode.com/

その後、お目当てのwyolicaが登場。”Folky Soul Night”と同じでso-toのアコースティックギターとパーカッションの大儀見元が参加。曲は(1,2曲目は忘れた)「Mercy Me」「さあいこう」「キスの温度」「(新曲)星」「風をあつめて」「愛をうたえ」「ありがとう」の9曲。客席(のHANAさん)から「azumiちゃん結婚おめでとう」の声援に照れて応えるazumiが可愛かった。でも、自分の事をあまり"おばさん"なんて言わないでね。演奏はアコースティックサウンドに加え、全体的にゆったりした曲ばかりで和んだライブで満足。12月のduoも楽しみだ。
■公式サイト
http://www.wyolica.net/

次に今年結成10周年を迎えたSOFFetが登場。最近はあまり注目してなかったが、SMAPに楽曲提供してるし、明日は「笑っていいとも」「Mステ」に出演するなど積極的に活動しているようだ。前半は、お得意のポップなヒップホップ中心でステージを飛び回りながらの熱唱に、会場も最初っからテンションが上りっぱなしで盛り上がった。中盤からはバンドメンバーのサポートを得ながら、ギターやキーボードを手にバラード調の新曲を2曲披露。ちょっと意外な曲だったが、ストレートな歌詞が印象的でとても良かった。最後は、アンサンブルも加えて総勢10名で、発売したばかりの「Life」を披露。なかなか豪華なライブだった。
■公式サイト
http://www.soffet.jp/

最後のアンコールでは、SOFFet×wyolicaとスペシャルユニットにサポートメンバーも加え総勢9名で、SOFFetの「Music Is My Love」を会場も一緒になり盛り上がった。気が付いたら3時間半近くたって疲れたけど、とても楽しいライブだった。

2006.11.14

HAPPY BIRTHDAY

CD『HAPPY BIRTHDAY』を買った。
HAPPY BIRTHDAY
みんなが知っている「HAPPY BIRTHDAY TO YOU」を、Double Famous、naomi&goro、ペペ・カリフォルニア、エマーソン北村、HAKASE-Sun、中島ノブユキの6組のアーティストがカバーしたミニアルバム。ラテン、ボサノバ、レゲエ、ディスコなど各々の持ち味を出しながらも、何れもアコースティックな響きがあって温かく心地良い。

2006.11.09

Joao Gilberto JAPAN TOUR 2006 THE BOSSA NOVA ~最後の奇跡~

東京国際フォーラムで行われた『Joao Gilberto JAPAN TOUR 2006 THE BOSSA NOVA ~最後の奇跡~』に参加した。
Joao Gilberto JAPAN TOUR 2006ボサノバの神様ジョアン・ジルベルトの2年ぶり3度目の来日コンサート。
毎回参加しているが、やっぱり神様の来日は毎回ワクワクする。
いつものように1時間以上開演時間が遅れたが、毎回のことなので会場もドヨメキより爆笑。中には拍手までする始末。でも、誰もが待ちわびている気持ちが窺える。
やがて照明が落ちて、ジョアン・ジルベルトが登場した。1時間半ほど休むことなく演奏し続ける。アンコールd芽生拍手がやまない。今年は、感動して”無言”の時間はなかったが、ファンの気持ちに応えるようにアンコールを重ねてくれたのが嬉しい。最後は伝家の宝刀「イパネマの娘」で終えた。
帰宅する観客は誰しも満足そうな表情だったのが印象的な、素晴らしいコンサートだった。

公式サイト - ユニバーサルミュージック

2006.11.06

小曽根真&塩谷哲 "DUET" 伝説のピアノ・デュオ・コンサート

葛飾シンフォニーヒルズモーツァルトホールで行われた『小曽根真&塩谷哲 "DUET" 伝説のピアノ・デュオ・コンサート』に参加した。
小曽根真&塩谷哲昨年に引き続き二人のピアニストによる夢の共演が再び行われた。前回は見逃したので今回は是非参加したかった。
特に小曽根真は前からライブで聴きたかった、念願叶っての初参戦だ。
二人の連弾と言うより、それぞれがソロのパートを持ってのコラボレーション。向かい合わせのピアノからは、ジャズを中心にサルサなど自由な音楽が紡ぎだされる。小曽根真が共演のいきさつやオリジナル曲を作ったエピソードなどを披露しながら、楽しいライブであっという間に2時間以上が過ぎてしまった。
毎年実現して欲しい、素敵なライブだった。

開館時間一杯までアンコールをやった上、終演後のサイン会では二人ともファンの質問に丁寧に受け答えするなどとてもファンを大事にしている。僕も、2枚のCDにサインを貰って大満足で帰った。

公式サイト - 小曽根真
公式サイト - 塩谷哲


2006.11.02

フルカワミキ 1st Live Tour ~TOUR Mirrors '06~

恵比寿リキッドルームで行われた『フルカワミキ 1st Live Tour ~TOUR Mirrors '06~』に参加した。
フルカワミキ7月に発売された1stアルバム「Mirrors」の少し遅い発売記念の初ソロツアー。彼女のソロライブは4月のSHIBUYA-AX以来2度目で、今回のリキッドではステージだけでなく会場の一部も使った大掛かりなセットの中で行われた。ただ、少し遅れたのでステージが良く見えなかったのが残念。
前回のライブはCD発売前だったので曲の説明をしながらだったが、今回はスーパーカーのラストライブのようにMC一切なし。でも、アンコールでは堰を切ったように話していたけど。

公式サイト

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