ワーグナー歌劇「タンホイザー」
上野の東京文化会館大ホールで、『東京のオペラの森 2007』の小澤征爾指揮によるワーグナー歌劇「タンホイザー」(全3幕)を観た。
はじめて歌劇を生で、しかも世界の小澤征爾指揮でワーグナーを観るので半年前からとても楽しみにしていた公演だ。しかも、奮発してS席にした甲斐あって5列目だったのでオペラグラスなしで堪能できた。第2幕では出演者が客席から登場して目の前の客席内で歌う姿にちょっと感動。原語(ドイツ語)だったけど左右に電光掲示板の字幕もあって、事前に物語りを知らなくても十分楽しめた。
ワーグナーは、ルキノ・ヴィスコンティ監督の映画『ルードウィヒ神々の黄昏』を観てから興味ある作曲家で、数々の歌劇は映画音楽としても良く使われている。壮大なメロディーは聴いていてワクワクしてくる。CDでも聴いているが、やっぱり歌劇は生で観たい聴きたいと思っていたので、今回の公演は小澤征爾指揮と言うこともあって最高の組み合わせだった。
今回の演出は、現代を舞台にし主人公のタンホイザーも騎士(歌い手)から芸術家(画家)に置き換えられている。また、エキストラの多くが日本人だったのでクラシックの感じがしない。斬新な演出だと思うが、最初はもっと原作に忠実な方が良かった。ただ、最近のミュージカルと比較しても違和感なく楽しめたのは面白かった。でも、今度は是非、原作に忠実なワーグナーを観たい。
20+40分の休憩を含めた4時間30分は全然長くは感じなかったけど、さすがに最後の方はお尻がちょっと痛くなったな。
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コメント
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久々の復活、おめでとうございます。それも、いきなり4時間半のオペラとは。
私はワーグナーと言えば「地獄の黙示録」を思い浮かべてしまいますね。あのシーンをリピートしたいがためにLDプレーヤーを買ったんですよ。
投稿: mike | 2007.03.22 00:30
mikeさん、こんばんわ。
3ヶ月ぶりの更新にも拘らず、早速コメントいただきありがとうございます。
21日は、これがあったんで「Nosso Tomジョビン生誕80周年ライブ後夜祭」は泣く泣く断念しました。(ToT)
投稿: あ~る | 2007.03.22 22:48