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2007年4月

2007.04.14

Chara UNION live house tour 2007

渋谷のSHIBUYA-AXで行われた『Chara UNION live house tour 2007』に参加した。
Chara UNION live house tour 2007Charaのライブは数年振り(前回は赤坂BLITZ)で2度目の参加。
ソニーミュージックからインディーズを経てユニバーサルシグマ・A&Mレコードに移籍し、4年振りのオリジナル・アルバム「UNION」発売を記念して行われた。ソロライブも数年振りだと思うが、会場には待ち焦がれた満員のファンで身動きが取れないほど。

開演時間を20分ほど過ぎてCharaの歌声だけが聞こえてきた。その後、メンバー、ダンサー2名に続いてCharaがステージに上がると大歓声で迎えられた。初めから会場は大盛り上がりで、Charaがマイクを差し出すと大合唱になるほど。まるでアルバムタイトル同じようにCharaとファンが融合した感じになっていた。ただ最初はあまり声が出ていなくて、後半はいい感じだったけどCharaってあんなに枯れた声だった?
前半は新曲を後半は懐かしい曲中心の演奏+ダブルアンコールで2時間強。ギターやピアノ弾き語りもあって結構充実したライブだった。個人的には、後半の定番曲「しましまのバンビ」「やさしい気持ち」辺りが盛り上がったかな。

Charaは1stアルバム「Sweet」から聴いてるけど、実はそんなに熱心なファンじゃなかった。でも、ファンと一緒の盛り上がった今回のライブは印象的でいい気持になれた。これからの活躍も楽しみ。

公式サイト

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2007.04.10

THE CONELIUS GROUP "SENSUOUS SYNCHRONIZED SHOW"

恵比寿リキッドルームで行われた『THE CONELIUS GROUP "SENSUOUS SYNCHRONIZED SHOW"』に参加した。
THE CONELIUS GROUPニューアルバム「Sensuous」発売記念のライブ。
CONELIUSのライブは初めてだが、フリッパーズギターファンとしては待望のライブだ。共演はLITTLE CREATURES 他2組と組み合わせも豪華。
前半はパスして3組目のLITTLE CREATURESから参加。
3人だけで紡ぎ出される無国籍な音楽は、いつもながらシンプルで奥が深い。先週のDouble Famous(LITTLE CREATURESの青柳拓次と栗原務が参加)の陽気さは押さえながらも、音楽と戯れるようなサウンドは見ていて楽しい。45分程度と短かったが、MCなしで休みなく充実したライブだった。

最後にお目当てのTHE CONELIUS GROUPが登場。
まずステージ全体に白いカーテンが下ろされ、そこにアルバムカラーの黄・白・赤・青がカラーバーのように交互に映し出され、その後ろで大掛かりなステージの準備が行われている。
やがて、イントロの音楽が流れカーテン越しに彼らのシルエットが投影され演奏が開始される。暫く演奏されたあと、おもむろにカーテンが落とされメンバーが登場すると会場から大歓声!

ステージ後方のスクリーンには各曲のPVが映し出されている。その映像に完全にシンクロした演奏がカッコイイ。スクリーン前には、柵のように置かれたネオン管が様々な色に点灯してステージを構成する。どれをとっても完全に計算されていて、ライブというより1本の映画やエンターテインメント作品を見たような気分だ。

先に見たLITTLE CREATURESも大好きだが、彼らとは全く対照的なその完成度に圧倒され思わず感動してしまった。是非またライブがあれば参加したい。

公式サイト

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2007.04.06

京橋屋カレー

京橋にある『京橋屋カレー』に行った。
京橋屋カレーここは2006年5月にオープンした比較的新しい店で、僕は最近知ってから数回行ったお気に入りのカレー屋だ。すでに何度か行っているので、まとめてレポートする。
場所は銀座一丁目と京橋の境界にある首都高添いで、狭い路地の途中にあるのでちょっと判り難い。
この場所は江戸から昭和初期まで300年続いた「京橋大根河岸」跡地だったそうだ。映画館のテアトル銀座の傍で、学生時代から何度も通る場所だけど全然知らなかった。この店ではそれをイメージして、カレーでは珍しく大根を使った看板メニューが考案されている。

裏口から狭い階段を上がると、カウンターと小さなテーブル席だけの10数席の店がある。カウンター内では30代くらいの物静かな店主一人でキリモミしている。(昼時はパート女性1人がヘルプがあった)店内は、明るい和風テイストのインテリアにBGMのハワイアンが印象的だ。有機野菜の素材にこだわったメニューは、ひと通り食べてみたくなるLOHASなカレー屋だ。

大根カレー看板メニュー京橋大根カレーは、輪切りの大根が入っているかと思ったが実際はキーマみたい。煮込んだ大根のルウにアクセントに小さくカットされた大根が入っている。辛口だが大根の味を活かした独特な風味がある。若干、大根の生臭さがあり癖があるので、好き嫌いが別れるかもしれない。

ツインカレーツインカレーは、自然素材たっぷりの野菜カレーとジューシーなキーマカレーを半々で味わえる店主お勧めのメニュー。キーマカレーのほど良い辛さが美味しかったが、野菜カレーは具材が大きい分ちょっと量が少かったかな。因みに、大根カレーとキーマカレーを合わせたちょっと辛目の裏ツインカレーもある。

辛口地鶏カレー辛口地鶏カレーは、メニューにはなく店内に張り紙があるだけ。キーマっぽいカレーはスパイシーな上、粗びきの香辛料が風味たっぷり。香辛料の香りが豊富で辛さも丁度良く、美味しかった。

スパイシーチキンカレー熟成スパイシーチキンカレー熟成は、1日限定5食の店主渾身の一品。伊達地鶏に有機野菜を、厳選されたスパイスで仕立てた旨味たっぷりのカレーだ。食後は濃厚な完熟トマトジュースで締めたい。

公式サイト

東京都中央区京橋3-4-3 千成ビル2階
03-5203-2810
営業時間 10:30~15:00、18:00~21:00、不定休
材料がなくなり次第閉店、通常は土日祝が昼のみ営業

エリオット・アーウィット写真展 "PERSONAL BEST PERSONAL CHOICE"

シャネル銀座ビル4FのCHANEL NEXUS HALLで開催された『エリオット・アーウィット写真展 "PERSONAL BEST PERSONAL CHOICE"』に行った。
エリオット・アーウィット写真展昨年発売の写真集「PERSONAL BEST」を元に、国内外の著名人51人が選出した写真で構成された写真展で、開催を記念してエリオット・アーウィット氏も来日した。
エリオット・アーウィット氏は大好きな写真家で、直前にライブで配られたフライヤーで開催を知り、日比谷シャンテシネで『パリ、ジュテーム』を観た後で行った。

この写真展は、2007/4/6から5/6まで開催され入場料は無料。しかも、51人の選出者のコメントが入った120頁もある豪華なプログラムが無料配布される。(さすがシャネル、太っ腹!)これだけでも立派な写真集として楽しめるので、貰いに行くだけでも損はない。殆ど宣伝されていないが、是非、多くの人に見て欲しい。

エリオット・アーウィットは1928年にロシア人の両親のもと、パリで生まれ、子供の頃アメリカに移住してニューヨークで写真家になった。その後、ロバート・キャパの推薦でマグナムに入り世界各地で写真家として活躍した。
主に、1950,60年代に撮られた写真は、世界中の人々の何気ない表情や仕草、そして光景を写し撮っている。最近では、主に犬を写した動物達が多い。しかし、どの写真にも共通するさり気ないメッセージは、世界中の多くの人々に愛されている。シャネル株式会社代表取締役社長のリシャール・コラス氏もその一人で、今回の写真展とコラボレーションが実現したようだ。

エリオット・アーウィット写真展この写真展では、その膨大な写真の中から100点ほどが展示されていただろうか。古くは1940年後半、新しいものでは2003年に日本で撮られた写真もあった。全てモノクロで、子供から老人まで多くの人が写されている。大抵はそこに居合わせた無名の人達だが、チェ・ゲバラやJ・F・ケネディなど有名人も数点ある。しかし、ポートレイトのような写真は一点もない。また、人が写っていなくても街の石畳などに人々の息遣いを感じさせる、期待通りに素敵な作品ばかりだった。

特に、1950,60年代の写真がいい。例えば、1955年にフランスのプロバンスで撮影された、親子が自転車に二人乗りして街路樹を走っている写真は、正に映画の一コマのようで、映画『ニュー・シネマ・パラダイス』を彷彿とさせる。振り向いた子供の眼差しが何とも言えない。
何度か来日していて、1977年に京都で撮影された、おばさんと犬が背中を掻いている写真は、飼い主そっくりの犬の仕草がユーモアたっぷりだし、2003年に江ノ島で撮影された、サーファーと一緒にサーフボードに乗る犬の写真も愛嬌たっぷりだ。昔から犬など動物の写真も多いが、どれも人と同じような表情で見る物の心を和ませてくれる。

僕が彼の写真をはじめて見たのは、1988年に出たフェアーグラウンド・アトラクション唯一のアルバム『The First of a Million Kisses』のジャケットで使われた、車のミラー越しにキスをするカップルの写真。この年は、エリオット・アーウィットはじめての写真集『Personal Exposures』が出た年で、その表紙がこの写真だった。しかし、当時はそんなことは全く知らず単に"いい写真だなぁ"と思っていた。
数年後、他の本でこの写真が紹介され、そこではじめてエリオット・アーウィットという写真家の存在を知った。しかも、この写真は1955年に撮影されたもので、決してCDのために撮られたのではないことも判った。また、彼は普通の人々の何気ない表情を写した心温まる写真が多く、他にも素敵な作品が沢山あることも知った。

それから暫くは忘れていたが、1年半ほど前、偶然、amazon.comで写真集『Personal Exposures』を見つけて購入したり、ミラー越しにキスするカップルの写真を使ったポスターも手に入れて楽しんでいる。
しかし、こんな形で本物を目にすることができるなんてラッキーだった。写真集『PERSONAL BEST』も是非入手して楽しみたい。

最近は仕事でストレスが多く気持ちが落ち込むことが多かったが、直前で観た映画『パリ、ジュテーム』と同じように和んだ気持ちにさせてくれる写真たちに、更に心が癒されたので、本当にこの写真展に行けて良かった。

P.S.
写真集「PERSONAL BEST」(サイン入り)を表参道の嶋田書店で購入したけど、重くて持ち帰れなかったので郵送してもらった。

公式サイト
公式サイト - CHANEL NEXUS HALL

Personal ExposuresPersonal Exposures
Elliott Erwitt

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パリ、ジュテーム

映画『パリ、ジュテーム』を観た。
パリ、ジュテームパリを舞台にパリを愛する世界中の映画監督たちが撮った18編の珠玉の短編集。
ウィットに富んだパリっ子たちの日常を、天使になってパリの上空から覗き見たような作品だった。彼らの様々な歓び、悲しみ、出会い、別れ、愛の瞬間をちょっとだけ切り取ったようで、いつの間にか自分もパリの街角に立っているように思えてきた。決して「I love NY」や「東京、愛してる」では、こうしたニュアンスは出せないに違いない。観終わってからとても幸福な気持ちが溢れてくる、お気に入りの映画になった。

『アメリ』のプロデューサー、クローディー・オサールの呼びかけで集まった監督たちは、バラエティに富んだパリの表情を見事に描いている。それは、街角や家の中そして路上やカフェで過ごす人々の日常の一瞬一瞬にあった。
全てが良かったが、特に気に入ったのが、シルヴァン・ショメ監督の「エッフェル塔」、アルフォンソ・キュアロン監督の「モンソー公園」、フレデリック・オービュタン監督とジェラール・ドパデュー監督の「カルチェラタン」の三作品。

「エッフェル塔」は、マイム・アーティストを描いた、ちょっと『アメリ』を思わせる陽気な作品だ。孤独だったマイム・アーティストの男がふとしたキッカケで生涯の伴侶と出会って、二人の子供が学校に行くのを見送る。
彼らを見ていると世界は幸福しかないと思えてしまう。子供が見せる満面の笑顔が印象的だった。

「モンソー公園」は、ニック・ノルティ演じる初老の男と「スイミング・プール」のリュデュビーヌ・サニエ演じる若い娘のクレアが、謎の男"ギャスパール"の話をしながらモンソー公園まで歩く。ちょっと意味深な会話の意味は・・・。
話しながら歩く二人を、長回しのカメラで納めたほぼ1カットの作品だ。二人の会話のテンポが秀逸。オチに思わず笑みがこぼれてしまう。

「カルチェラタン」は、別居生活の長い初老の夫婦ベンとジーナが正式離婚の手続きのため数年ぶりに学生の街カルチェラタンのレストランで出会う。二人にはそれぞれ付き合っている相手がいるが、まだお互いに気持ちは残っているよう。しかし、ベンと若い愛人には妊娠3ヶ月の子供が出来て正式離婚する必要が出来た。
二人の複雑な気持ちが見え隠れする、大人の会話を楽しませてくれる一編。ジェラール・ドパデュー演じるレストランのオーナーのさり気ない一言がパリっ子の粋を感じさせる。

その他の作品も印象的で、書きだせばキリがない。ただ、一編一編はささやかな作品なので、それだけを観たら大した作品ではないように思えるだろう。そういった意味で、この映画は全編でパリ全体に光を当てて様々な表情を写し撮っていると言うべき作品だ。
それにしても、パリはどうしてこれほど映画になる素敵な街だろう。しかも、全編を見ていると、"パリは大人の男女が暮らす街"なんだと感じさせる。観光で写される街やファッションの街ではなく、東京の下町と同じ親しみ易い風景が至る所にあって、そこではパリっ子達が愛し合い活き活きと暮らしていた。DVDが出たらさり気なく流しておきたい、パリの風景のような映画だった。

公式サイト

2007.04.04

Baba Zula×Double Famous “クロッシング・ザ・ブリッジ"公開記念ライブ

渋谷CLUB QUATTROで行われた『Baba Zula×Double Famous “クロッシング・ザ・ブリッジ"公開記念ライブ』に参加した。
Baba Zula×Double Famous映画『クロッシング・ザ・ブリッジ』の日本公開を記念して、この映画に出演しているBaba Zulaがトルコはイスタンブールから来日した。しかも、大好きな東京発、無国籍音楽のエスペラント楽団=Double Famousと一夜限りの共演とあっては参加せずにはいられない。更に今回はベリーダンサーのNourahとタカダアキコが参加してステージに華を添えた。

定時にまずDouble Famousが登場。今回は1名病欠で8名編成だが1年ぶりにカーヤも参加。アップテンポの曲が多くて最初から盛り上がる。いつもながら本当に楽しいステージを見せてくれた。途中からはベリーダンサーの二人も登場し、狭いステージを縫うように踊り回って盛り上げる。特に青柳拓次の後ろに隠れた"プチ千手観音"は会場からも大歓声。45分と短いながらも充実したステージだった。次回も楽しみだ。

セットチェンジ後、Baba Zulaが登場。ムラット・エルテル(ギターとサズ)とレヴェント・アクマン(パーカッションと音響効果)の二人からなるジャムバンドだそうだが、今日は他に1名参加して3名編成。トルコのバンドは初めてだがオリエンタルムード漂うロックとでも言えばいいのだろうか、ユニークなステージは音楽と言うよりパフォーマンスを見ている感じ。ステージ上には先ほどの二人のベリーダンサーが華麗な踊りで盛り上げる。ステージだけでなく客席にも入って踊り回れば、ムラット・エルテルも一緒になって走り回る有様。バックのスクリーンにはPCの即興ペイントアートが映されるが、これが即興とは思えないほどステージとリンクした絵が次から次へと描かれて凄い。とても面白いステージだった。
映画『クロッシング・ザ・ブリッジ』も観に行かなくちゃ。

公式サイト - クロッシング・ザ・ブリッジ
公式サイト - Baba Zula
公式サイト - Double Famous

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2007.04.02

マデリン・ペルー "Half the perfect world tour"

渋谷CLUB QUATTROで行われた『マデリン・ペルー "Half the perfect world tour"』に参加した。
マデリン・ペルー昨年10月に出た2ndアルバム『Half the perfect world』を記念する初来日ライブ。"懐かしくて新しい"と評されるノスタルジックなメロディと歌声が魅力的。でもジャケットの印象とは違って陽気で饒舌なパフォーマンスで笑い声の絶えない楽しいステージだった。

会場はあまり混んでなかったが、ジャズファンや外国人、音楽業界者など(ピーター・バラカン氏もいた)が多くて玄人好みなのかな。でも、僕のような素人が聴いても歌声やメロディーには癒されるし、今日のステージもとても楽しく満足した。これからも沢山の音楽を届けて欲しい。

UNIVERSAL MUSIC公式サイト

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