2012.04.07

『大友克洋GENGA展』内覧会

『大友克洋GENGA展』内覧会の抽選に当選して一足早く見てきました。

『AKIRA』全ページ2000枚を含む3000枚の原画は圧倒的です。デビュー作から最新作まで、ありとあらゆる作品が展示されています。

確認した作品だけでも、
『銃声』『親友』(1973)、『密漁の夜』『BOOGIE WOOGIE WALTZ』『目覚めよと呼ぶ声あり』(1974)、『スカッとスッキリ』(1975)、『アメリンゴ』『酒井さんちのユキエちゃん』『犯す』『ハイウェイスター』『CHUCK CHECK CHICKIN』『School-boy on good time』(1976)、『夢の蒼穹』『宇宙パトロール・シゲマ』『'ROUND ABOUT MIDNIGHT』『NOTHING WILL BE AS IT WAS』『WISKY-GO-GO』『星霜』『天網恢恢疎にして漏らさず』『さよならにっぽん』『MINER SWING』『GOOD WEATHER』(1977)、『SO WHAT』『つやのあとさき』『愛の街角2丁目3番地』『ヘンゼルとグレーテル』『大麻境』『任侠シネマクラブ』『カツ丼』『信長戦記』『Fire-ball』『Hair』『聖者が街にやってくる』『RUN』『饅頭こわい』『DON QUIJOTE』『SOUND OF SAND』『危ない! 生徒会長』(1979)、『童夢』『A荘殺人事件』『SOS! 大東京探検隊』『That's Amazing World』『サン・バーグズヒルの思い出』『ELECTRIC BIRD LAND』『気分はもう戦争』『APPLE PARADISE』『I・N・R・I』『VIRGIN SHADOW に一番乗り!』『彼女の想いで…』(1980)、『惑星TAKO年代記』『青い鳥』『猫はよく朝方に帰ってくる』『スイカメシア』『武器よさらば』(1981)、『SPEED』(1982)、『AKIRA』(1982-1990)、『上を向いて歩こう』(1985)、『BATMAN 「第三のマスク」』(1997)、『DJ TECHのMORNING ATTACK』(2012)など。映像関連ではNHK『YOU』オープニング、CANONのCM、『幻魔大戦』(1993)、『MEMORIES』(1995)、『スチームボーイ』(2004)など。それ以外にもポスターなど各種イラスト作品、特に趣味の自転車関連の『ビバ・イル・チクリッシモ!』のイラストなど。
大友克洋全作品を展示していると言っても過言ではありません。

今回は最新アニメ『火要慎(ひのようじん)』(約15分)も上映されました。絵巻物のような映像で漫画とは対極をなす映像はアナログとデジタルを融合させて作られたようです。炎の表現が秀逸でした。正直楽しめる作品ではありませんが、高度な技術的で作られていることは明白です。細かい点まで拘りを感じさせる大友さんらしい作品でした。

初めて原稿を見てビックリしたのは、画に無駄が全くない点です。今まで手塚治虫、石ノ森章太郎、藤子不二雄、赤塚不二夫、水島新二などの原稿を見たことがありますが、どれもホワイトや切り貼りなどが多いのが当たり前でした。しかし、大友さんの原稿はそれらがほとんどありません。これには本当に驚きました。初期の作品はまだ試行錯誤が見られますが、『気分はもう戦争』頃からは修正などが見られません。『AKIRA』に至っては印刷物と区別がつかないほどクオリティです。カラー原稿もリキテックスなど不透明水彩を重ね塗りしてると思っていたら、透明水彩でほとんど一気に描かれているようでした。時間がなくまだまだ見たりないです。

原稿は1枚1枚どれもがじっくり見る価値がある作品ばかりなので、とてもじゃないけど見切れません。今回の内覧会は1時間と短かったこともあり、みんな悲鳴を上げていました。僕も後何回か来なければならないようです。

写真は会場内に展示されていた『童夢』の壁(モデルは知らない人ですが(笑))
Gengaten_domu

2010.05.05

柴又パノラマ写真

iPhoneのパノラマ撮影アプリ『pano』を使った柴又の写真です。
面白かったので結構撮っちゃいました。
※クリックで拡大表示します。

■柴又駅前&寅さん像
Pano_ekimae

■参道
Pano_sando

■帝釈天
Pano_taishakuten

■山本亭
Pano_yamamototei_s

■江戸川土手
Pano_edogawa

■柴又おもちゃ博物館
Pano_omochahakubutsukan

■北野小学校(母校)
Pano_kitano

2010.01.02

2010

今年は喪中なので、新年のご挨拶は省略させていただきます。

昨年はブログを全く更新しませんでしたが、今年からゆっくり再開する予定です。

本年もよろしくお願いします。

2008.01.12

レニングラード国立バレエ「白鳥の湖」

東京国際フォーラムで行われた『レニングラード国立バレエ 「白鳥の湖」』を観た。
レニングラード国立バレエ「白鳥の湖」クラシックバレエを観るのははじめて。これまで特に興味がなかったが、会社の後輩に誘われてこのような本格的なバレエを観た。
最初の内は、映画や舞台のように台詞が全くないので戸惑ったが、次第に違和感がなくなってきた。気が付くと、ミュージカルを観ているように楽しめてとても面白かった。

台詞がなくダンスだけで表現さるが、舞台セットも本格的で大体のストーリーしか知らなくても何となくイメージできる。後半は台詞がない分、想像力を働かせて観る楽しささえ感じられた。また、有名な曲でメロディはよく知っている音楽も、舞台と一緒だと場面場面の意味がよく分かり一層面白い。本格的な楽団の生演奏も素晴らしかった。

普段は映画やテレビなどがかりで、あまり想像力を働かせることがなくなっている事に改めて気づかされた。

公式サイト

2008.01.01

謹賀新年

080101kinga_shinxnen
新年あけましておめでとうございます。
今年はちゃんとブログを復活させたいと思います。(ちょっと弱気・・・)
今年もよろしくお願いします。

2006.05.04

ヴィム&ドナータ ヴェンダース 写真展~尾道への旅

表参道ヒルズで開催中の『ヴィム&ドナータ ヴェンダース 写真展~尾道への旅』へ行った。
表参道ヒルズ映画監督のヴィム・ヴェンダースが夫人のドナータと共に、敬愛する小津安二郎の代表作『東京物語』の舞台である尾道を訪ねる物語を写真に納めている。実際には、2005年10月26日から11月2日にかけて京都~鞆の浦~尾道~直島が撮影されている。入り口では写真にヴィム・ヴェンダースがナレーションをつけたプロモーションビデオが流されているロード・ムービーの監督らしい演出だ。

中に入るとまず、ドナータの写真が展示されている。彼女の写真はすべて30cm四方ほどの小さなモノクローム写真で、ライカで撮影された微妙な濃淡が現代に残る古い日本を映し出している。日本人の我々が見ても、非常に懐かしい風景だ。人物を中心とした写真だと聞いていたが、はっきりと分かるように人物が写されているわけではない。むしろ、その人が生活する空間を写し取っているようだ。一点一点は特に主張していないが、全体を通して日本への敬愛が感じられた。

ヴィム&ドナータ ヴェンダース 写真展その奥に、ヴィムの大きなカラー写真が展示されている。小さなものでも1m四方で大きなものは縦1.5mx横4m以上ある。映画監督らしく横長の巨大な写真はシネマスコープを思わせる一編の映画のようだった。ドナータとは違って、人物は一切写されていない。(一部風景としての人物はあったが)静止した風景だけが切り取られている。特に微妙な色彩が素晴らしく、構図そのものが主張しているというより全体としてその先にある物語を感じさせる写真だった。映画と違い写真は個人作業になるが、彼自身が素晴らしい映像作家であることを改めて感じさせてくれた。

出口近くのコーナーでは、この撮影旅行を納めた6分ほどのビデオムービーが上映されていた。彼自身が撮影した映像にナレーションを加えて、小津安二郎への敬愛の念を込めながら訪れた尾道への旅は、正に彼が捜し求めていた『東京物語』だったに違いない。勿論、そこには50数年を経た全く違う街があり、小津安二郎が見たそれとは全く違ってしまったが、残されたお寺や鉄道に映画に残る当時の面影を垣間見たようだ。しかし、それ以上に小津の愛した日本そのものを感じ取ることができただろうか。ヴィムはそれを言葉で語ることはなかったが、展示されている写真にその答えがあるのだろう。

開催期間が9日間と短期間で、会場も決して広くはなかったが有意義な内容でよかった。

公式サイト

2006.04.01

浅草で桜

今日から4月。今年はいい具合に桜が咲いたので、ブログでも多くの人たちが花見に行っているようだ。
桜
『前川』では桜がなかったので、吾妻橋たもとまで戻って公園の桜を見てから池袋へ映画を観に行った。

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2006.02.26

色バトン

purple in satoさんから頂戴した「色バトン」です。

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2006.01.21

東京は積雪9cm

東京の天気今日の東京は朝から一日中雪が降って寒かった。積雪量は9cmで東京にしては大雪。映画館に行こうと思ったが無理しなくて良かった。
←Google Toolbarの雪マークが結構カワイイ

2006.01.11

無条件バトン

nuigurumiさんから、無条件バトンが回ってきました。

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